常々思っているのですが、ネット上の広告キャンペーンで重要なのは、ずばり“遊びゴコロ”だと思う。
そんなネットユーザーの遊びゴコロが炸裂するイベントが、「エイプリルフール」です。インターネットを使いこなすユーザーはリテラシーが高く「冗談を冗談として消化できる」のでこういうイベント性が成り立つのかもしれませんね。
エイプリルフールアワード2010
さて今年のエイプリルフールですが、最強のエイプリルフールネタを決める決定戦エイプリルフールアワード2010というサイトがあるのですが、上位にランクインしたコンテンツは、やっぱりものすごく面白い。少しご紹介します。
1位を飾ったのは、円谷プロの「円谷ッター」。遠い惑星でもミニブログは流行中のようで、“円谷なかのひと”が翻訳して公開していました。翻訳すんの大変だったろうなあ、怪獣とか鳴き声違うし(笑)。現在はオーバーキャパシティ(笑)とのことで、当たり前ですが一部コンテンツを残し、停止中です。
円谷ッター
あと、これはGoogleのサービス利用中に発見したのですが、「Google日本語検索入力チームからの新しいご提案」というページには、新しいU.I.(ユーザーインターフェース=使い勝手のこと)を備えたキーボードが販売予約受付中です。
ドラムか(笑)!エンターキーでか(笑)!なお、試打の予約画面までつくってます。このノリの良さが素敵。
広告キャンペーン然り、面白いコンテンツはやっぱエッジが効いてる。角がないような丸くまとまったコンテンツって、玉石混合のネット上では注目を稼ぐことはできないんですよね。そのためには、「クライアントのサービス」の本質的な部分を見つめてみて、それを広告アイデアで飛躍させる。そういうプロセスが重要だなと再認識した、エイプリルフールなのでした。
【ついしん】Googleの新しいキーボードは顔文字対応です。