「とりあえず、ホームページをつくりましょう」

とは言っても、既存の広告媒体と同様「つまり何を伝えたいのか」という目標設定がとても大切なわけで。プロモーションサイトであれば商品やサービスのコンセプトを的確に伝えることが大事だし、ECサイト(オンラインショッピング用のサイトのこと)であれば「いかにスムーズに買ってもらえるか」っていう購入フローの最適化を常に考えることが大切。

“コンセプト”の伝え方を考える、というのはただ文章に書き起こしてサイトに掲載すればいいわけではなくて、文章はもちろんデザインとかひっくるめた全ての見せ方そのものをデザインするってことなんだけど、意外とその部分をおざなりしたままのサイトは多いなあと思います。特にネット広告は、左脳だけで考えてはダメだと思うんです。

最近見つけた良い例が、大和ハウス工業が販売する小型風力発電機、『風流鯨』のサイト。

 

 

商品解説の合間に流れるトラジションムービーが手書きアニメ風になっているのですが、それは子供向けにそうしているのではなくて、“ひとや環境にやさしい”というコンセプトを明確に打ち出すためのしたたかな作戦になっている、というわけ。とても良いサイトなので、風力発電を直接的に導入検討中のユーザーだけでなく、一般ユーザーからみても企業ブランディングの効果は十分にあると思います。

ECサイトでもブランディングは大事で、個人的に好きなのが、カタログ通販を前身として大きくなったFelissimoのドル箱ライン「haco.」。haco.内にもいくつかのラインが用意されていて、その一つひとつがコンセプチュアルでいて的を得たデザインなので好きです。

 

 

学生の頃(といっても昔のことではない)、フェリシモのカタログをつくっていた方と話をする機会がありました。フェリシモはちゃんとしたブランド理念があってこだわりがある分とても大変だけど、それはとても幸せなことだ、と語っていたのが印象的でした。

僕もそうだと思います。企業や働くひとにとっても、それを好きなるファンにとっても。