Yahoo!内に、LatLongLabという地図や位置情報をもとにしてコンテンツを開発する部門があるのですが、そのなかに「うごけ!道案内」っていう、しこたま面白い道案内ツールがあります。

 

「うごけ!道案内」自体は動画で道順を説明するというシステムなのだけど、この仕組みを流用して、RPGをつくった天才がいて(笑)、その公開している道案内「あたし勇者。」というページがものすごく面白いです。記事内に組み込んだので、お時間ある方はやってみては?ちなみに僕はクリアしました(笑)。

 

 

コンテンツ自体の面白さもすごいのだけど、うごけ!道案内が面白いは、“地図”を媒介にしてコンテンツが現実世界とリンクしてるっていうところにあるんじゃないかと思います。現実とどこかでリンクするようなある種のルールのもとで、“魔王”とか“勇者”みたいな(笑)ものすごく非現実なコンセプトが乗っかると、コンテンツとしてはとてつもない強度が生まれるのかもしれません。

 

僕の好きな小説家の一人、前田司郎が「グレート生活アドベンチャー」という面白い小説を書いているのですが、こういう件で始まります。

 

僕は東京で生まれた。

いま、魔王のいる洞窟に入ろうとしているところ。

 

主人公は実際にはゲームをやっているのだけど、(小説内ではあるにしろ)現実とゲームっていう仮想的な場所が、繋ぎ目無しにつながっていくことは、小説そのものと現実の関係を暗に示しているようにも思えます。小説そのものは、出だしから爆笑必至なのですが「あたし勇者。」と合わせてオススメです。