今しがた、「Eli,Eli,Lema Sabachthani?」を観終えました。とりあえず宮崎あおいがかわいかったです。

“Eli,Eli,Lema Sabachthani?”は「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」という意味。

 

名古屋でのシルバーウィークは、別段特別な話題があるわけでもなく、会社に行ったりミーティングに出かけたりすることを除けば、友達に会ったり映画を観てみたりしている程度です。

“読書”というと趣味っぽいので、「趣味は?」と訊かれたら「読書だねえ」と答えるようにしているのだけど、一昨日“実は映画鑑賞も趣味だった”ということが齢23にして初めて判明しました。さておき、土曜日から観たもの一覧。

「きょうのできごと」は原作の小説を書いている柴崎友香が好きなので、というのもあるのですが、映画になるとなお良いなあと思っていて、思い出すたびに引き出しから引っ張り出して観ています。そこまで有名ではないんだけど、邦画ではダントツで好きかもしれません。

「幸せはシャンソニア劇場から」は、日曜日の夕方から同期と名演小劇場というミニシアターで観たのですが、久しぶりに単館系の映画館で映画っぽい映画観て良かったなあと思える作品でした。観終わった後、テンションが上がってDVDを借りたというわけ。

「ニューシネマパラダイス」は小学生の頃から知っている映画ですが、何度観てもいいなあと思います。今まで多数の映画好きと接触を図ってきましたが、「ニューシネマパラダイスが好き」っていうひとは割に年齢層が高く、若年層に皆無なのが残念です。とてもいい話だと思うんだけどなあ。途中で何回か泣かされそうになります。
ちなみに借りたDVDはノーカット完全版で、主人公の恋愛部分が多くなってたように感じました。パッケージも恋人との接吻シーンになってます。オードリーの春日みたいな髪形ですけど、イケメンです。

恋愛映画は原則ひとりでは観ないというモットーを掲げているのですが、山田詠美の「風味絶佳」を読んでいなかったっていうところもあり、DVDで観てしまいました。

ちなみに同じく第41回谷崎潤一郎賞を受賞した、町田康の「告白」も読んでます。いい恋愛映画は、観終わったあとの虚脱感がハンパないので、ひとりで観ないようにしている、というのが本音かもしれません。

あと借りたのがスタンリー・キューブリックの2作品。特に「フルメタル・ジャケット」は初めて観たのですが、(自分が写真を撮るので)画面構成や何やら、今まで観てきた戦争映画のなかで一番良かった。

“戦争”を「プライベートライアン」のように、兵士同士の絆を軸にして描くか、「硫黄島からの手紙」のように悲惨な体験談として描くか。それは作品を制作するひとの自由なのだけれど、キューブリックのように“システム”として戦争を描いてみせるというのは、なかなか他人が真似できることでもないなあと観終わって(といってもさっき観終わったのだけど)思います。あえて挙げるとすれば、小島信夫という小説家の墓碑銘という小説が、近い(説明するとややこしいので、興味あったら読んでみて下さい。小説自体はとても面白いです)。

キューブリックが“完璧主義者”と呼ばれているのは、何テイクも撮り直すからでなくて、撮り方そのものに執着するからなのかな。

映画好きは是非ご一報いただきたく候。何かまた観に行きたいなあ。

 

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