以前の記事(さよなら季節感)で、「夏にフェルトのハットが流行るのは、流行とかファッションに対する即時的な欲求のせいだ」と書いたのですが、最近関連した記事で面白いものを見つけました。電通系のMediaShakersが発表しているM1F1総研より。
・「デザイン男子VS スペック男子」from M1F1総研
デザイン男子は商品に対して一目ぼれしやすく、スペック男子は比較的ウェブサイトなどで情報収集することを好む、とのことです。それぞれの攻略法まで書いてあるのでリンクを張っておきます。
・ニュース詳細(PDFファイル 153KB)
・トピックレポート詳細(PDFファイル 358KB)
調査結果でそれぞれの傾向値が一桁ポイントの差なのですが、それが大きいか小さいのかという客観的なデータまではありませんでした。でも消費傾向をつかめただけでも、この発見は大きいと思います。
いま「なぜ安くしても売れないのか」(by The Boston Consulting Group)という本を読んでいるのですが、消費の二極化、つまり“ちょっと贅沢したい”と“ここは我慢して消費を控える”というのを体現しているのがこういう現象なのかもしれません。だとしたら、小売業界のセオリーは変わってくるはずだし、売上が伸びるポテンシャルはまだまだあるってことでもある。