前回の記事は、「やっぱTraktorすごい」みたいなNative Instrumentsの回し者みたいな記事になってしまいましたが、ちょっと補足。

 

このTraktorっていうソフトウェアはDJのためのツールなわけなんだけども、一言でいうと「PC上にある音源を、手元のレコードプレーヤーで操作することができる」っていうツールなわけです。

PCは音源のアーカイブ能力には優れているんだけど、実際にDJがプレイしようとすると、どうしても“ボタン”では操作しずらい。DJがレコードを使うとき、単純に最初から再生するっていうのは珍しく、再生しながらテンポをあげていったり、手で押さえてストップをかけたりするのだけど、そういう作業はボタンで行うよりも“手”でやったほうが早い。そこでTraktorが採用したのが、既存のレコードプレイヤーに専用のレコードを置けば、手元でPC上の音源を操作できるっていうインターフェース。

こういう、デジタルをアナログの領域に変換するっていう行程を踏んだことは、実は革命的なことなんですよね。Steve JobsがiPhoneのプレゼンテーションを行ったとき、強調していた「“指”これは人類最強のインターフェースなのです」というのと同じで、すべてデジタル(ハードウェア)が解決するのではない、使い勝手をより良いものにするためにデジタルという技術があるんだっていう思想。それがとても上手い具合にハマっているんだよなあと感心します。

 

で、事例なんですが、そういう上手な“組み合わせ方”に遊び心を取り入れたメール送信ツールがあるみたい。これは使ってみたい。

 

 

パチンコ型ショートメッセージ送信機“SMSlingshot”

 

メッセージを伝えるためのパチンコ「SMS Slingshot」は柄の部分に入力するボタンとディスプレイが付いていて、アナログでペンキを打ち込んだ時のようなエフェクトでメッセージが展開されるよう。 パチンコにはレーザーポインターがついていて、位置情報を認識しながら、プロジェクターと連動してペンキのエフェクトを壁に映し出しているみたい。

 

こういうの、メッセージを集めるキャンペーンでも使えそうですよね。ネット広告(←純広告という意味)もイイけど、それ以上にデジタルの良さをきちんと踏まえてつくったキャンペーンやイベントも事例がない分、アドバンテージにはなるように思います。特に名古屋のようなローカル色が強い地域では。