キタっ!という話ではありませんが、ドラマの「モテキ」ってここ最近いちばん面白かったプロットだと僕は思っています。

 

 

 この前、DOMMUNEで川勝正幸の追悼イベントをやっていたのですが、ゲストへのインタビューが終わった後、以前に川勝氏がゲスト参加していた「モテキは3度やってくる TV TOKYO × DOMMUNE!!!」を再放送として流してました。

 

#参考「モテキ(wikipedia)

 

 「モテキは3回来る」というのがテーマで、ゲスト毎に3回観ようぜ(しかも第一話だけ)っていう面白い試みでしたが、「童貞。をプロデュース」の松江哲明監督や野波麻帆なんかも一緒に出てきて、すごく面白かった。なんでもそうですが、制作者の意図なんかクソだ、というひともいるけれどつくったひとの試みを明らかにしていくっていうのはとても面白いものだと思うよ。

 

 

 なかでもすごく面白かったのは、僕ははじめて知ったのですが、このドラマ全編一眼レフカメラで撮影してるんだと!そもそも予算がないところから出発していた企画らしく、じゃあ一眼レフで撮ろうぜ、壊れたら買えばいいわけだし。という感じだったらしい。

 このドラマ、僕もリアルタイムでテレビ東京で観てたけど、ライブ感というか、このひとの懐に入る感じのフレームがとても新しいなあと思ってて、「LUMIXで撮りましたからね」という大根さんの発言に、なんかすごく納得した。ちなみに使ったカメラは、Panasonic LUMIX  DMC-GH1。レンズはプロ仕様らしい。民生機を使うってことは例えばプロ用のカメラについてるようなタイムコードがないとか、音声を別撮りしなくちゃいけないとかテストができないとかいろいろあると思うけど、それでもなおDIY精神で貫いた大根さんすごいなあ、と。映画でもそれに倣って、ライブシーンなんかはLUMIXで撮ったみたい(GH2)。制作プロダクションのノートが素晴らしい(下記)。

使ったカメラは、たぶんこちら。

 

・映画「モテキ」におけるPanasonic DMC−GH2の運用(UP SIDE)

・第2回:ドラマ「モテキ」撮影秘話!(ビデオシステムと機材)

 

映画版はこっちかな。

 

 時間さえあれば、カメラ片手にドラマだってつくれるし(凝ればテレビ放送にも耐え得るレベルも)、すごい時代だなあと思ったりするけど、監督の大根さんが更にすごいのは「プロからやる」ということをやってのけた部分なわけで、アマチュアよりももっとアグレッシブな感じがしてとても好感がモテます。調べてみたけど、カメラの精度を限界まで上げていくっていうのは機材関係者の間では割とポピュラーらしく、いろんな記事が上がっててそれもまた面白かった。

 

・Lumix GH2 をハックして 66Mbitで撮影してみた(raitank blog)

 

 社内でよくコンテンツ制作の話はあるのだけれども、僕個人の意見として書くと、その裏側って普通のひとが想像だにしないような考え抜かれたプロットだとか職人技、特殊な機材というのもあって、アイデアを出したときにどこまで想像しきれるかっていうのは結構たいせつな気がするんだけれども、何だか記事の趣旨が「民生機でもドラマって撮れるぜイエーイ」みたいな感じになって少し悩んでるのが今。