だいぶ前のリリースなのだけれども、TechnicsのSL1200が復活したんだそうだ。

 

 

大して予定は無いのだけれども、引っ越しに備えて自宅の機材をちゃんと持ち出せるように、業者が使ってるような機材ケースをちょこちょこ探していて、Technics(Panasonic)のニュースを見つけた。

 

・日本が誇る世界的名機が完全復活!テクニクス「SL-1200G」がいよいよ発売!

 

SL-1200というのはDJ御用達のターンテーブル(レコードプレーヤー)として世界的に有名で、大抵安いターンテーブルを買ってしまったビギナーDJが「オレもいつかは!」と憧れる機材として知られている。由緒あるクラブであれば、必ず置いてあるといっても過言では無い世界的な名機だ。

 

Technics SL-1200シリーズは、パナソニック(旧・松下電器産業)が製造し、同社の高級音響機器用ブランド「Technics」で販売しているレコードプレーヤーのシリーズ。2010年に一度販売終了したが、2016年に復活している。2010年の一時販売終了までの累計販売台数は全世界で約350万台。- – – Technics SL-1200(Wikipedia)

 

ちなみに僕が持っているのは一度生産終了になる直前の最後のモデル(SL-1200 MK6)。

 

 

もともと数万円は下らないSL-1200だけど、復活したブランドサイトを見るとメーカー小売価格が33万円と驚愕のお値段だった。

レコードプレーヤー、特にターンテーブルと呼ばれるような代物は精密機械である一方、現場では粗雑に扱われるので、日本製のこういう頑丈なものづくりから生まれたプロダクトは愛される。ただやっぱり高級路線でしか復活できないのだなあ、という哀しみも感じる。

かっこいいんだけどね。

 

 

ちなみに、日本国内のアナログレコードの売り上げは、2010年を境に徐々に伸びを取り戻してる。下の図は日本レコード協会の生産実績だ。中古のレコード屋で出回っているものを加えると、市場規模は大きくなりつつある。

 

 

いまや聴くだけの音楽なんてダウンロードすればいいわけだし、なんなら買わなくてもYouTubeでミュージックビデオは観れてしまう時代だ。

そうなるとCDよりもライブだし、CDはCDである必要はなくって、もっとインテリアやリスニングという、行為自体を趣味化させるようなモノが必要なんだろう。そういう意味でアナログレコードのほうがふさわしい理由はなんとなく分かる気がする。

レコードには生産数量やリリース時期に応じたレアリティがあるし、なんたってあの黒い円盤が回ってるとこなんて、ちょっとエロさすら感じるものね。

 

・生産実績 過去10年間 オーディオレコード アナログディスク

・Hi-Fi オーディオ – Technics

 

ハイエンドな家電製品、特に音楽やゲームのような機械は、これからもっと身体的なプロダクトになっていくんだろうな、とニュースを読みながら思った。