クライミングジムに行こうと思って外に出てみたら、通りが金色だった。

 

 

近所の大通りはすべてイチョウの木なので、秋になると銀杏がそれはもう空爆のように落ちてきて、道じゅうに散乱する。オフィス街の朝は出社する人たちが通りをたくさん歩いていて、落ちた銀杏を絶対に踏むまいと気をつけながら歩くのが秋の風物詩だ。

茶碗蒸しに入った銀杏は好きだけど、強烈な匂いのする生の銀杏は「見るだけで手がかぶれそうだなあ」なんて思いながらも、それでも毎年通りが金色になるのは綺麗だから、1年に1度ぐらい我慢する価値はあるのかもしれない。

iPhoneで「Autumn」と検索すれば48分間も秋の音楽を見つけられるのに、なかなかピッタリな気分の曲は見当たらないもんだ。

 

 

ジャズのスタンダード「Autumn Leaves」はポップで明るい曲調だけど、アメリカ盤の元ネタ(元はフランス)は意外と悲しい歌詞で、イチョウの金色にはあんまり合わない。

 

The falling leaves drift by my window
The falling leaves of red and gold
I see your lips the summer kisses
The sunburned hands I used to hold

Since you went away the days grow long
And soon I’ll hear old winter’s song
But I miss you most of all my darling
When autumn leaves start to fall

Since you went away the days grow long
And soon I’ll hear old winter’s song
But I miss you most of all my darling
When autumn leaves start to fall

I miss you most of all my darling
When autumn leaves start to fall

 

金色の季節には豪華な音楽のほうが似合うと思うなあ。

 

 

中学の頃登下校で通っていた地元の道は、秋になると紅葉や銀杏の落ち葉でカラフルになってゆく様子がとても綺麗だったけど、今の僕のようにスマートフォンを持っていたら、きっとInstagramにアップしてるんだろうなと思う。