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  • オーディオケーブルだけでスマホのライブ配信はできますか? -Q&A DJスクール-

    オーディオケーブルだけでスマホのライブ配信はできますか? -Q&A DJスクール-

    最近、DJ関係ないご相談メールがいろいろ来るんですが、久しぶりにちゃんとした相談がきました。当ブログでは過去にいくつかDJのライブ配信、YouTube配信についての記事もまとめてますが(例:iPhoneやiPadでDJのライブ配信をするために必要な機材を教えてください)、今回は「スマホで配信したい」というご相談。特に簡易なケーブルで配信できないか?という質問だったので、丁寧に答えてみたいと思います。

    Q:私はパイオニア製のCDJ一体型(ミキサー込み)を所有しており、音源はPCではなくCDで行っております。当該機種はオーディオインターフェイスが内蔵されており、PC内のレコボ等も操作できる機種なのですが、それを踏まえて質問があります。
    ライブ配信をiPhoneで行う場合(音源はCD)、別途インターフェイスが必要なのか、インターフェイスが内蔵されているので、RCAケーブル(ライトニング変換できる物)をマスターから直にiPhoneに繋げば、音が配信内で出るのかがわかりません。

    つまり、今回のご相談内容は「オーディオインターフェース内臓のDJコントローラー(CDJ型)を使っているが、RCAケーブルをそのままiPhoneに接続してライブ配信することはできますか?」という内容ですね。回答としては、

    A:結論から書くとiPhoneに対応したオーディオインターフェースを購入したほうが良いです。Lightning→イヤホン・ヘッドフォンの変換アダプタにCDJからの出力(RCA)を入力するのは難しいのではないかなと思います。

    という内容になります。その理由について解説してみます。

    スマホとCDJ(DJコントローラー)を接続したいというご相談

    なんとなくできそうな気はするが・・・

    ご相談いただいた方のイメージとしてはCDJからRCA端子が出ているので、そこからステレオミニジャックに変換するケーブルを介して、iPhoneのヘッドフォンアダプタ経由で入力すれば、CDJの音声をiPhoneに入力してライブ配信ができるのではないか?という話かと思います。

    接続イメージとしては、左のようなイメージかと思います。変換ケーブル自体は一般的に売られているものなので、パッと見た感じ接続はできそうなので、その他の機材は必要無いのかな?とも思うのは無理ありません。

    AppleのLightningアダプターに接続する端子って3.5mmジャックなので、ステレオミニジャックも挿せるし、いけそうですよね。ただ後述する問題でおそらく上記の接続はできません。

    考えるポイントはCDJ側ではなく入力されるiPhone側

    端子自体は挿し込むことができるのに、何故音声入力できないか?というこのご相談、先ほどの図を再掲しながら説明してみます。

    CDJからの出力はあくまでステレオ、iPhoneは?

    改めて確認すると、CDJからの出力はRCA端子で出力されており、これが3.5mmのステレオミニジャックにまとめられています。つまりステレオミニジャックからステレオ出力されています。ここまでは当たり前の話。

    一方でiPhone側を整理してみます。iPhoneの変換アダプタは何をやるためのものかというと、マイク付きイヤホンを繋げるためのもの。つまり、Appleの変換アダプタは、出力が「イヤホンのためのステレオ」で、入力が「マイクのためのモノラル」になっているはず。

    つまり、CDJからステレオで出力しても入力側のアダプタがステレオ入力に対応していないので、入力と出力がマッチしていないのでは?というのが結論です。

    実験していないので何ともいえないのですが、ステレオ入力できるという話あったら是非教えてください。

    iPhone対応のオーディオインターフェース

    結論を書くと、やはりオーディオインターフェースを介してでないと、CDJやDJコントローラーからの出力はiPhoneなどスマートフォンには入力できなさそう。

    というわけで最後にiPhoneに対応したオーディオインターフェースを紹介しておきます。

    今後パソコンを購入する予定がある方は、iPhoneに特化したものよりも将来的にMacやパソコンと接続できるようなオーディオインターフェースを選んだほうが良いです。

    TASCAM USBオーディオインターフェース US-2X2HR
    TASCAM

    またiPhoneでライブ配信するのはかなりバッテリーを消耗するので、長時間配信したい方は充電できるようなアダプタのご用意もお忘れなく。

    iPhoneはOSアップデートも頻繁なので、稀にオーディオインターフェースのシステムが追いついていないケースがあります。お持ちのOSバージョンと、入手しようと思う機材の対応状況のチェックをお忘れなく!良いDJライフを!

  • スマホでライブ配信をするための最低限必要な機材と仕様を教えてください -Q&A DJスクール-

    スマホでライブ配信をするための最低限必要な機材と仕様を教えてください -Q&A DJスクール-

    DJ業界では空前のライブ配信ブームが巻き起こっていて毎晩楽しみなんですけど、必要な機材の在庫もかなり少なくなっているようです。ちょっと前にiPhoneやiPadでDJのライブ配信をするために必要な機材を教えてくださいという記事をまとめてみたんですが、記事を読んだDJの方から、最低限の機材でいいから必要な仕様を教えてくださいというご相談が来たので、対応策を考えてみたいと思います。

    Q:スマートフォンにて、DJ配信をしたいと考えているのですが、今配信ブームで、記事にあげていただいている商品がどこも欠品で手に入らない状況となっております。そこで、特別な機能は必要ないので、どのような機能が付いていて、どういう仕様であれば、配信できるかを教えて頂きたいです。

    ただ、実は以前書いた内容と回答は一緒で、この相談の回答としては

    A:スマホでの配信であれば、スマホに対応したオーディオインターフェースがあればライブ配信できます

    になります。でもせっかくなので、ちょっと突っ込んだ話を。

    スマートフォンに対応したオーディオインターフェースとは?

    オーディオインターフェースというのは音声信号をデジタル信号へ変換する機材であることは以前にも書きました。図を再掲するとこんな感じ。

    このオーディオインターフェースはライブ配信には必須です。スマホを使うときはPC or Macと書いているところの代わりにスマートフォンを接続するわけですが(DJコントローラーやミキサーのBOOTH OUTやMASTER OUTから出力)、そのためには「オーディオインターフェースはiPhoneなどのスマートフォンでも動くように設計されていること」が必要になります。一番手っ取り早いのは、スマホのためにつくられたオーディオインターフェースを探すことですね。

    ただしこれらの機材はAmazonはもちろん、サウンドハウスでも売り切れ・・・。というわけで「本来はパソコン向けのオーディオインターフェースだけど、スマホにも対応してるよ」というモデルを探すことになります。

    TASCAMはiOSとの接続方法をまとめて公開しています

    「iPhone対応」みたいな記載を一つひとつ探していくのも良いですが、TASCAMさんはウェブサイトでiOS製品と接続できるモデル一覧と、接続イメージを丁寧にまとめています。これは神対応。

    上記画像を確認すると安価なオーディオインターフェース以外でも、高級モデルは案外対応してるみたいですね。いまオーディオインターフェースを探しているひとはコロナ禍で初めてライブ配信に興味をもった方が多いせいか、上位モデルは結構売れ残っています。

    あとDR-40Xってオーディオインターフェースではなくて、携帯用マイク(PCMレコーダー)なんですが、内臓しているオーディオインターフェースを活用することもできるというのは良い発見。つまり、DJ機材の出力からDR-40Xの外部入力端子にケーブルを繋いで、マイク自体はオフにしてUSBオーディオインターフェースとして使うという方法ですね。

    他ブランドの在庫はほぼ無し・・・

    もちろんTASCAMさん以外にも「PRESONUS」「STEINBERG」「ZOOM」といったブランドのオーディオインターフェースはiOS対応を謳っているようですが、価格帯としては安価な部類に属するため軒並み売り切れ状態の模様。

    緊急事態宣言自体は解除される見込みではあるけど、クラブなどの密閉した空間はまだまだ規制される可能性もあるので、品薄状況はけっこう先まで続きそう。どうしてもライブ配信にチャレンジしたい!という方は上位モデルのオーディオインターフェースを思い切って買うのもオススメ。ただ、今回紹介した商品のほとんどは本来パソコンで使うものなので、いっそのことウェブカメラを購入してパソコンでライブ配信にチャレンジしてみても良いのかもしれません。

    ライブ配信関連の記事としては基本的な基礎知識はこちら → ネットでDJ配信!DJのライブ配信に必要な豆知識と手順 を。パソコンでライブ配信する際のソフトウェアの使い方はこちらを参照してみてください → DJのライブ配信に!OBS Studioの使い方・設定など

  • iPhoneやiPadでDJのライブ配信をするために必要な機材を教えてください -Q&A DJスクール-

    iPhoneやiPadでDJのライブ配信をするために必要な機材を教えてください -Q&A DJスクール-

    YouTubeライブ関連の質問をもう一つ。そこそこのCPUパワーやグラフィックボードを積んでいるパソコンやMacであれば、以前紹介したようなYouTubeでライブ配信するために必要なセットアップで対応可能かと思いますが、今回はそうでないケース。iPhoneやiPadで済ませたいという方向けの質問に回答しておきます。

    Q:YouTubeでライブ配信を考えています。ただし手持ちのパソコンはDJソフトで使っているのでiPhoneやiPadでライブ配信する方法を教えていただけないでしょうか?

    A:DJ機材のMasterOutからiPhoneやiPadへ入力するために、オーディオインターフェースが必要です。が、肝心のiPhoneやiPadがライブ配信中にバッテリー切れを起こす可能性が高いので、充電しながら配信できるセッティングがオススメです。

    ライブ配信の仕組みを知って、必要な機材を準備しよう

    DJミックスをライブ配信しようと思うと、DJコントローラーやDJミキサーからのアウトプットをパソコンに入力した後、YouTubeライブなどの配信サービスへ入力する必要があります。図にするとこんな感じ。音声信号をデジタル信号に変換するためには、図の通りオーディオインターフェースが必要です。

    ただ、この方式の前提として、DJソフトを動かしているパソコンでライブ配信するには、スペック的に高い能力が求められます。ライブ配信って動画を送出するのにかなり負荷がかかるので、DJソフトを動かしているパソコンとは別のパソコンを使うケースも多いのはそんな理由からです。ただしライブ配信するためだけに別途パソコンを購入するのは、予算的に無理・・・。というわけで、iPhoneやiPadでライブ配信をすることができる機材を紹介してみます。

    iPhoneやiPadに対応しているオーディオインターフェース

    iPhoneとかiPadに対応しているオーディオインターフェースって結構いっぱいあるんですが、そんなに高級なオーディオインターフェースを購入する必要はありません。最近だとiPhoneで使うことを前提として設計されたオーディオインターフェースも多いですね。

    iRigやRolandのGOシリーズはシンプルタイプのオーディオインターフェースのシリーズ。ステレオ1系統のみの入力ですが、DJのライブ配信であればマスターから音声を引っ張ってくるだけなので、上記のものでも全然大丈夫です。その他にも、パソコンで使うことを前提としているオーディオインターフェースでiOSに対応しているものもあります。代表的なのはTASCAMのUSシリーズ。

    シンプルにいくならiRigで十分ですが、ボタンで操作でポン出ししたかったりするとGO:LIVECASTのほうが便利だし、後々楽器やマイクもつないでいろんな収録を試したいならTASCAMシリーズを選んでみるのも良いかなと思います。

    追記:最近ライブ配信が盛り上がりすぎてオーディオインターフェースの在庫が品薄気味だそうです。現状入手しやすいモデルを別途まとめてみたので、こちらの記事もどうぞ → スマホでライブ配信をするための最低限必要な機材と仕様を教えてください

    注意点①:特定のモデルに特化した機材には注意

    基本的にはiPhone対応!とか書いているオーディオインターフェースを選んでおけば特に問題ないのですが、これは避けたほうが良いかもという機材も。そのポイントは「特定のモデルに特化したつくられたオーディオインターフェース」です。一般的にオーディオインターフェースは、USB接続になることが多いので、iPhoneなんかのLightningケーブルさえあれば接続可能ではあるのですが、BehringerのiSTUDIOのように「特定世代のiPadとぴったり寸法が合うようにつくられている」というオーディオインターフェースも存在します。

    これ自体の使い勝手は、つまみがちゃんとあったりしてかなり便利ではあるんですが、iPadを買い換えたときなんかには、サイズ合わねえじゃん・・・となるので面倒。なので、汎用性の高いものを選ぶべし、という観点からすると避けたほうが無難かも。

    注意点②:長時間のライブ配信には給電タイプのアダプタが必須!!!

    あとは給電について。ライブ配信って動画を常時接続で送信し続けるので、かなりバッテリーを食います。なので、充電しながら配信することを前提にセットアップを考えたほうが良いですね。TASCAMの機材なんかだと、Appleの純正品を推奨しています。

    このカメラアダプタをiPhoneやiPadと接続して、オーディオインターフェースとはUSB接続で対応→充電はUSB Type-Cの充電ケーブルを別途用意すれば、配信途中でバッテリー切れになって、配信が落ちる心配もありません。

    この辺は結構沼なので、個人的には汎用性の高いTASCAMシリーズなんかがオススメではありますね。買ってみたよーとか、配信してみたのでチャンネル見てください!という方は是非ご連絡ください。

  • 2chのDJコントローラーでも4デッキ同時に鳴らすことはできますか? -Q&A DJスクール-

    2chのDJコントローラーでも4デッキ同時に鳴らすことはできますか? -Q&A DJスクール-

    久々にメールをいただいたんですが、メールノーチェックにつきお返事が遅れてしまいました・・・。本当にごめんなさい。メール自体は返信しましたが、良い相談だったので抜粋して紹介してみたいと思います。

    Q:RolandのDJ-505の購入を検討しています。DJ-505は2ch型のDJコントローラーですが、4デッキ同時に音を鳴らすことはできますか?その方法や音の調整はどのように行うのでしょうか?

    A:左右のデッキセクション部分にある「DECK3」「DECK4」ボタンで切り替えます。デッキを切り替えると再生中の音源は鳴り続け、同時に4つのデッキを鳴らすことも可能です。チャンネルフェーダーやEQツマミはコントロール中のデッキに対応します。

    DJ-505はRolandのリズムマシン付きDJコントローラー

    RolandというメーカーはリズムマシンのTR-808なんかが有名で、最近ではリズムマシン付きのDJコントローラー「AIRA」が人気。当ブログでも過去に「Roland発DJコントローラー DJ-808/DJ-505/DJ-202 に注目する理由」という記事を書きました。

    これ実機触ってみたことあるけど、超楽しいんですよね。

    https://www.youtube.com/watch?v=AzIVZC8adKM

    動画で見ると分かりますが、リズムマシンが付いてるとその場でループを作成して流せるので、楽曲が流れていないくてもその場を凌いだり、なんてことが可能になります。また既存の楽曲のキックとハイハットのリズムを変えて、ちょっとしたリミックス気分なんてパフォーマンスも可能です。

    2ch型のDJコントローラーだけど4デッキ操作可能

    DJ-505は左右にジョグダイヤルが配置された一般的なデザインを踏襲しています。左右のデザインはちょうど同じCDJコントローラーを2台並べたような感じですね。そして4デッキ操作するためのボタンは左右のデッキコントローラー、ジョグの右下に赤いボタンで配置されています。これが「DECK3」「DECK 4」ボタン。その名の通り、DECK3ボタンを押すとDECK1からDECK3へ、DECK4ボタンを押すとDECK2からDECK4へと操作対象のデッキが変更されます。

    DJプレイ中の手順として解説すると、左側のデッキでDECK1を再生している最中にDECK3ボタンを押すと、左側のボタン類はDECK3のコントロール用に変更されます。このときDECK1は再生したままの状態。この状態でEQツマミやチャンネルフェーダーを操作すると、DECK3のEQやチャンネルボリュームが変化します。そしてDECK1は変化しません。

    さらにDECK3ボタンを再度押すと、各種ボタンのコントロール対象はDECK1に戻ります。このときEQやチャンネルボリュームはDECK変更前のパラメータが設定されています(DECK3を操作するために動かした状態だけど、DECK1は変更されていない)。この状態でEQなんかをいじると、パラメータが上書きされると、まあざっくり書くとこんな感じになります。

    2chDJコントローラーで4デッキ操作は実用的か?

    ご相談にはメールで補足しているのですが、「2chのDJコントローラーで4デッキを操作すること」というのはちょっと考えておく必要はあるのかなというのが僕の考え。デッキ裏で鳴っている音は気軽に操作できないので、キックやシンプルなベースラインなど、いじらない前提の音を鳴らす前提で使ったほうが良いのかなと。より高度に4デッキを使いこなすのであれば、やはり4chのDJコントローラーを選んだほうが良いと思いますね。DJ-505には上位モデルとしてDJ-808なんかもあるので、そちらを買ったほうがオススメです。

    RolandのDJ -505はチュートリアル動画が豊富

    RolandのDJ-505ってYouTube動画がかなり豊富にあるんですが、使い方がよく分からないときはこちらを参考にしてみるのも良いかもです。DJコントローラーには普通リズムマシンなんて付いてないので、パフォーマンスの参考にもなりますね。

    前に書いた記事から時間が経って、フラッグシップのDJ-808より書いやすいDJ-707というモデルもリリースされていますね。こちらはリズムマシンは付いてませんが、SERATO DJ勢には使いやすそう。

    それではまた、これに懲りずにお便り大歓迎です。お便りはこちらから

  • 1台目のDJコントローラーは何万円台のものがオススメですか? -Q&A DJスクール-

    1台目のDJコントローラーは何万円台のものがオススメですか? -Q&A DJスクール-

    Q:DJになりたいと思い、DJコントローラーの購入を考えています。初めてのDJ機材としては何万円台のDJコントローラーがオススメですか?

    A:クラブデビューを考えるなら10万円~15万円台。趣味としてまずは始めてみるレベルなら3万~5万以内ぐらいで考えると良いです。

    DJにとって最初の1台はかなり重要

    DJ機材を買ってDJをはじめよう!と考えているひとにとって、最初のハードルはDJ機材のラインナップの幅広さ。安いものだと2万円以内のDJコントローラーもあるし、高級モデルだとフルセットで100万はゆうに超えるお買い物。ときには分割払いでDJ機材を購入することも一般的なのが音楽業界の特徴です。

    最初の1台というのは、そのひとの後の音楽人生を大きく左右することもあるので、やっぱり買う側としては慎重にならざるを得ない気持ちは分かります。ただしその割にアドバイスが非常に難しいのがこの質問。今からDJになろう!と考えているひとが、どれぐらいの気持ちなのか。つまり、ちょっとした趣味としてお部屋DJできれば良いのか、ゆくゆくはクラブイベントでもDJをやりたいのか、それとも最低限の機材で雰囲気だけ楽しめれば良いのか、そういったそれぞれのシチュエーションに合わせて、オススメすべきDJコントローラーの価格帯は明確に違います。

    クラブ仕様を意識するか、しないかで価格帯を分けよう

    最も簡単な選び方としては、「イベントでDJをしたいか」というポイントを決めるというところですね。2~3ヶ月練習をしてクラブやカフェでイベントDJをやってみたい!(もしくは)やってみたくなるだろう、という方は、現場に設置してあるDJ機材を意識した選び方をしておくと良いです。

    例えばクラブのDJブースに設置してあるDJミキサーは、最近の定番だとDJM-900NEXUS2なんですが、これに搭載されているエフェクターを現場で使うことを想定すると、自ずとミキサー部分が高機能なDJコントローラーを選んほうが無難ではあります。この選び方でいうと、ここ1年で最も評価されているのはPioneer DJのDDJ-1000。ミキサー部が前述のものと割と似通った作りになっていて、現場でいざ勝負!となったときでも無理なく対応することができます。

    DDJ-1000はミドルクラスでは最も優秀なDJコントローラーですが、そこまで高級なものはちょっと・・・という方や、ちょっと良いやつが欲しいけどもっと安いものを選びたい!という方には、同じくPioneer DJのDDJ-400や、Native Instruments社のTRAKTOR KONTROL S4(もしくはS2)といったモデルがオススメ。

    これらのモデルは中価格帯とはいえ機能的には非常に完成度が高いので、慣れてきたタイミングで上位ランクのDJ機材へ移行するのも良いかもしれません。そういう意味では、最初は2万を切るような簡易なDJコントローラーもオススメ。現在最安値で、価格と完成度のコスパが高いモデルとしては、DDJ-200なんかが最有力候補ですね。ただしスピーカーに繋げなかったりといろいろ不都合なところはあるので、雰囲気を楽しみたい方向け。

    DJスクールでいろんな機材に触ってみてからでも遅くない

    とはいえ、DJをやったこともないのに数万円のDJコントローラをいきなり購入するというのはかなり心理的なハードルも高い・・・。そういう方にはDJスクールで一旦練習がてらにDJ機材をいろいろ触ってみる、というのもオススメです。

    スクールなので、当たり前ですがプロのDJ先生がいて、通い続ければ一人前になるまで懇切丁寧にDJテクニックを教えてくれます。個人的には、DJ機材をいきなり買うのが不安・・・というひとには、とりあえずDJスクールに入学してみてから考えてみたら?という風に僕はアドバイスしています。

  • DJは稼げますか?ギャラ相場の平均は? -Q&A DJスクール-

    DJは稼げますか?ギャラ相場の平均は? -Q&A DJスクール-

    Q:DJになりたいと思っているのですが、クラブイベントに出演するとギャラはもらえるのでしょうか?DJは稼げる職業でしょうか?

    A:稼げるようになるまでは大変ですが、アルバイト程度の金額を稼ぐことは簡単です。

    有名になれば一晩100万も夢じゃない?!

    中田ヤスタカレベルになれば、DJで生活も夢ではない!

    有名DJともなれば一晩で50万円以上稼ぐことも可能です。超有名で売れっ子のDJなんかだと、パーティーをハシゴして稼ぐDJもいます。ただし、そんなことが可能なのは一握りのトップDJのみ。レベル感でいうと、大手のレコード会社からプロデュースした楽曲がリリースされていて、というレベルの大物DJですね。

    一般的には1~5万円程度

    個人商店でDJをやっている方であれば、普通は1万~3万円程度なので、平均的な相場でいうと実際はこのぐらいの価格帯。ただ5万円とかもらえるのは、それである程度のオーディエンス(というかファンに近いのかもね)の集客が見込める場合に限りといったとところでしょうか。

    なぜギャラが発生するのか理解すれば稼げる

    お金をもらってDJができるようになりたい、というのは音楽好きなら誰もが考える夢ですが、上のような話をすると現実は結構厳しいな・・・と思うひとは多いです。ただ、視点を変えればDJを職業として稼ぐ手段にすることもできます。

    DJの売り込み場所の最前線はSNS!

    パーティーのオーガナイザーやクラブの運営からギャラをもらう、ということはイベントやクラブが儲かっているから。つまりエントランス料金やバーカウンターでのドリンク販売が潤うからです。なので、パーティーの運営側は、必然的にある程度集客が見込めるDJを呼びたいと考えますよね。なので、クラブに出演する前に、あらかじめ有名になっておくことのほうが実は重要だったりします。最近ではSoundcloudやYouTube、いろんなSNSで名前を売れる良い時代になりました。こういうツールは積極的に使うことで、パーティーに出演する際の告知も効果的になります。

    他の領域で稼ぐことも

    DJそのものでお金を稼ぐことが難しい場合は、他の方法で副業的に稼ぐということもあります。例えばミックスCD。昔のDJはよくミックスDJをつくって1000円ぐらいで手売りしていました。僕の先輩DJなんかはクラブで名前を売りながら、ミックステープ(当時はCDよりテープのほうが制作が簡単だった)をレコードショップで販売して、莫大な利益をあげていたひともいました。ミックスCDを売ったりするのは一般的ですが、その他にもTシャツなどのファッショングッズを作っているひとも結構いましたね。

    ノルマ制のイベントには手を出さないほうが良いかも・・・

    昔のライブハウスのように、集客をノルマ制にしているイベントもたまーにあったりしますが、僕はこういうのをオススメしません。ノルマ制とは、出演者がチケットを肩代わりして、自分でチケットを売ってくることで自分の利益も稼ぐことができる仕組みです。ただ、こういう仕組みは友人関係を崩壊させるきっかけにもなるので、たとえ数千円であったとしてもちゃんとギャラを払ってもらえるイベントに出演したほうが得策だと思いますね。

    DJスクールからクラブへのサポート体制を利用するのも手

    先日DJスクールの神山さんから伺った話だと、特に東京のクラブではきちんとDJへギャラを払う文化が浸透しつつあるそうです。不安な方は一度DJスクールなどに通ってみて、DJスクールがサポートしているパーティーへ出演しながら名前を売っていくなどの方法もありです。DJスクールがサポートしているパーティーでは、周囲の先輩DJがプロで活躍している方ばかりなので、クラブのなかでも安心できるし、先生経由で他のDJやパーティーのオーガナイザーと繋がっていくことで、次のお仕事をゲットできるかもしれません。

  • ターンテーブルは購入すべきですか? -Q&A DJスクール-

    ターンテーブルは購入すべきですか? -Q&A DJスクール-

    Q:DJになるためにターンテーブルを買う必要はありますか?

    A:レコードを使うつもりが無いのなら、不要です。DJコントローラーだけで十分

    機能面だけで言えばDJコントローラーのみで十分

    かつてのDJというとレコードをターンテーブル上でスクラッチして・・・というイメージでしたが、最近のDJは大量のレコードを持ち運んだりすることも無くなってきました。最近ではwavなどのデジタルデータを、USBメディアやパソコンの外部ストレージに格納して持ち運んでいるケースのほうが圧倒的に多いです。

    一般的なミックスを楽しみたい、クラブではパフォーマンスよりもフロアに音楽を流すDJを目指したい。そういう方にはデジタル前提でDJ機材を揃えたほうがコンパクトだしオススメ。上のようなDJコントローラーだけで十分。

    スクラッチの腕を磨きたい方は機材セッティングに注意

    ただし、例外というのもあります。DJ大会のようなスクラッチを前提としたパフォーマンスDJを目指すのであればターンテーブル2台は前提として用意しておいたほうが良いです。というのも、最近ではデジタル前提のDJ大会も増えてきてはいるものの、依然としてプレイはターンテーブルが多いから。

    注意したいポイントとしては、ターンテーブルを使う場合でも最近ではDJソフトの利用が前提になるってところ。ターンテーブルを接続するDJミキサーが、どのDJソフトに対応しているのかは気をつけておいたほうが良いです。TRAKTORだと純正の「TRAKTOR KONTROL Z2」、RekordboxだとPioneer DJの「DJM-S9」がそれに当たります。

    レコードでしかリリースされないトラックもあるので注意

    あとターンテーブルを買わない際の、そのほかのリスクとしてはレコードでしかリリースされていないトラックなんかもあるので、そういった音源を使いたいときにどうするか?ぐらいですかね。僕の場合だと、数年前までターンテーブル2台もってましたが、実は片方を処分して、もう1台はレコード音源をデジタル化するときだけに使っていたりします。DJ機材をある程度揃えたあとに、1台だけターンテーブルを持っておくっていうのも選択肢のひとつとして検討してみても良いかも。