Zineを作ろう!と思い立ったので、「そもそもZineって何よ」というところから制作までやっちゃおうという連載企画。まだまだ作りません。今回のテーマは「Zineの作り方(綴じ方編)」。主に綴じ方を調べてみましたよ。

実際の作り方に関しては、A4用紙1枚で制作する豆ZINEの作り方はこちら、あと紙面の構成とかデザインレイアウトの作り方をまとめた記事はこちら

 

 

平綴じ

よくある冊子の綴じ方。旅のしおりとかもそうですが、まとめた紙の背をホッチキスで留める方法。数ページならコレが一番カンタンな作り方かも。オフィスにお勤めの方なら、提案資料や社内の資料をこんな風に綴じることも多いのではないでしょうか?

 

 

平綴じのメリットとしては、やっぱり簡単なこと。重ねてホッチキスで綴じるとか、折った背を綴じるとかパターンはありますが、概ね楽チンで特別な手間が不要。

ただし綴じる箇所は他の綴じ方よりもちょっと内側になるので、ページを広げたときに折り目ができてしまいます。ZINEは普通のコピー用紙や印刷用紙を使う場合が多いので、「長くずっと手元に置いてもらって、読んでもらいたい」という場合には不向き。

僕の場合は、キャンプやフェスに行くときの旅のしおりをつくるときに、この方法を使います。

 

中綴じ

一般的なZINEには一番多い作り方。まとめた紙をホッチキス(ステッチとか言われます)で真ん中からパチン!と綴じる方法。要は冊子形式ですね。広めなオフィスに置いてあるぐらいのちょっと高級なものであれば、設定さえ間違わなければ自動で中綴じを行って、冊子形式にして印刷してくれるプリンタもあったりします。

キンコーズとか街のプリント屋さんでも割とお安く対応してくれるかと。

 

中綴じ形式は、コストが安くてたくさんの印刷部数にもすぐ対応できるので、カタログに多い綴じ方ですね。 写真はこの前の座談会で貰ったSennheiser Japanのカタログ。表紙と背表紙を含めA4で64ページあるから、A3で2枚割り付けの両面印刷をして、ホッチキスで綴じてます。

キンコーズみたいな印刷屋でも頼めるけど、実は自宅でも作れます。で、必要なのがページを綴じれるホッチキス。普通のホッチキスだと、A3やA4サイズのページを開いたときにホッチキスを綴じるべき折り目まで届くものは少ないので、専用のホッチキスが必要です。

「中綴じ用ステープラー」とかで検索するとわらわら出てきます。

 

 

高ぇよ。という方はこういうのも便利そう。普通のホッチキスなんだけど、針の向きを変えて綴じられるタテヨコ兼用のホッチキスです。400円台!

 

 

自宅のプリンターで出力するときなんかは、こういうのが便利っぽい。

 

無線綴じ/くるみ製本

数ページずつまとめたページの背に糊をつけて、表紙を張り合わせた綴じ方。別名くるみ製本とも呼ばれています。丈夫だけど個人でやると手間がかかるので印刷所で製本されるような、ちょっと凝ったZineに多いです。

 

 

アート系の写真が多いものや、紙も高級感のあるものを使った雑誌っぽいZineはだいたい無線綴じになってるみたい。 探してみたけど、値段はまちまちみたいで、50部で数万円〜十数万って感じでした。

 

綴紐で綴じる

これは紐で綴じる方法。昔、小学校の先生が生徒の名簿をこんな感じの紐で結んでたなあ。

 

 

最近の紐綴じノートもけっこう可愛く進化してて、そのままスクラップブック型のZINEにしてもいいぐらいですね。

 

 

テープ製本

次はテープ製本。綴じ方とは違うんですが、平綴じ中綴じにしたZINEは背中にホッチキスなどが丸見えになっているので、背をテープで覆う製本方法。

 

 

ホッチキスで留めただけのZINEよりも、ちょっと高級感あっていいですね。しかもテープを貼るだけなので、割と簡単にできます。本来は契約書とかに多い方法ですが、なぜかというと「背中と上下をテープで製本するとページの途中を抜いたりできなくなって、契約書を誤魔化すことが難しくなるため」らしい。冊子になってる契約書(賃貸契約書とか)って、1冊で1部の契約書なので、いちいち割印をせずに済むように、製本するんだそうです。

製本テープでも良いけど、マスキングテープとかを使っても楽しい雰囲気になりそう。一部ずつ装丁が違うっていうのも面白いかもね。

 

 

その他の綴じ方

他のアイデアとしては、平綴じに近いんだけど、「パンチで穴を開けた後に、ハトメで留める」という方法とか。紐綴じにする前は、部数が少なければこういう処理をやっても良いかもしれません。

 

 

あと、これすっごいやりたいんだけど「綴じずに、そのままジップロックに入れる」という方法とかもあるんじゃないかなーとか。綴じずにカッコいい袋に入れちゃうやり方、アリな気する。

 

作り方!Books DANTALIONさんより

実際につくってるとこを参考にすると、大阪の中崎町にあるBooks DANTALIONさんの動画が分かりやすいです。この前行ってみた記事はこちら

 

 

店長の堺さん、ロンゲ時代ですね。あと、海外だけどこんなのもありました↓。8ページのZineをペライチのA4用紙とハサミで作る方法。楽しそうだけど、印刷のレイアウトどうすんだろ。

 

 

印刷会社のウェーブさんのページにも分かりやすいイラストがあります。

 

Copyright© 1999 株式会社ウエーブ

 

個人的には紙の本が好きなので、紙で出力するのも良いのだけれども、もっというとモバイル端末。スマートフォンとかiPadのようなタブレットPCでどう作るかってところを、いま考えていたりしています。

というわけで、今日は「ZINEの作り方(綴じ方編)」でした。

 

ZINEの作り方!(アーカイブ記事もどうぞ)

・ZINEの作り方!Zine “*” Project(Now Printing)

こちらはzineの作り方特集全部の目次。お気に入り保存でもしていただければと。各ページ、はてブやTwitterで共有してくれると漏れなく喜びます!

・第1回:とりあえず下調べするの巻

・第2回:リトルプレス専門店へ行くの巻 

・第3回:歴史を調べてみるの巻 

第1~3回は主に下調べ編。zineとは?zineの歴史は?みたいな結構ちゃんと調べた背景はもちろん、zine以外の「同人誌的なるもの」の話題、あと僕が影響を受けたサントリーの広報誌「洋酒天国」、世界のzine事情などなどについてまとめています。

・第4回:作り方(綴じ方についてまとめてみたの巻)※閲覧中のページです

第4回は実践編。zineってホッチキスで留めるわけだけど、A5とかでも真ん中に綴じることができないときどーすんの?とちょっと思ったので、「平綴じ」「中綴じ」「無線綴じ」などなど綴じ方についてと、実際につくっている様子のYOUTUBE動画などをちょっと調べてみました。

・第5回:作り方(いろんなひとたちの方法論の巻)

・第6回:販売の巻(大阪/ネット編)

・第7回:海外アーティスト/出版社Zineの巻

第5~6回は国内、海外含めたいろんなzineについて紹介しながら、作り方や販売方法、アーティストについてまとめてみました。

・第8回:作り方(豆ZINEつくってみたの巻)

第8回は再び実践編としてzineの作り方に関する記事。豆zine(A4用紙を織り込んでつくる作り方)をつくりながら、実際にどんなアウトプットになるのか解説してみました。

・第9回:最近買った雑誌の巻

・第10回:Love zine appの巻

・第11回:通販でも買えるいい本屋さん見つけたの巻

第9~11回は閑話休題。zineの作り方の参考として、最近買ったzineやzine。あとはzineを販売している本屋さんについて(しかも近所!!!)記事にしています。

・第12回:旅のしおりの作り方の巻(GOOUTCAMP編)

第12回も再びzineの作り方に関する記事。よくキャンプやフェスに行くんですが、その時に作っている「旅のしおり(ガチver)」について、白紙の状態からどんなページ構成にすれば良いか、どんな流れで紙面を企画していくのか、パワーポイントで制作している様子をまとめています。