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お部屋PCDJ(クラブで毎週アナログでDJやってた時期もあるけど)が超初心者向けにPCDJについて解説していくシリーズ。

前回(DJ始めたい!ってときに必要な機材やソフト)は、ざっくり何が必要なのか?について書いたけど、今回は具体的な「セットアップ」という話。セットアップというのは、DJが扱う機材一式のこと。つまりクラブにしろ、部屋にしろ、DJパフォーマンスをするために必要な機材の組み合わせについて考えていきたいと思います。

DJのライブ映像を見るといろんな機材を使っていますが、まず「これからPCDJを始めたい」っていうひとが「じゃあ具体的に何を揃えれば良いのか?」をかいつまんで紹介していこうかなと。最近のDJコントローラーを手っ取り早く選びたいという方は、下記の記事をご確認ください。最新DJコントローラーの選び方について解説しています。

おすすめDJコントローラー 初心者~中級編

今回の記事は長いので、スクロールするのが面倒な方は目次からジャンプしてみてください。

目次

DJ機材と呼ばれるもの以外に、最低限必要なもの

まず大前提、DJ機材と呼ばれるもののほかにも必要なものがあります。例えば音を鳴らすスピーカーや、次の楽曲をモニタリングするためのヘッドフォン、その他にも、機材と機材を接続するケーブル類などはマスト。これからDJを始めようと思っている方は、これを機会にAV機器の基礎知識を学んでみるのもありかもしれません。関連コンテンツはこちらからどうぞ。

DJ機材のスペックを確認するには、オーディオ関連の知識が求められるのと、そこまで難しい話でもないので、これを機会にサクッと勉強してもらえると嬉しいです。

あくまで趣味としてDJを楽しみたい方は、DJコントローラーを

というわけで早速、シチュエーション毎に理想的な組み合わせを紹介していきたいなと思います。まずは「そんなに本気でもないし、あくまで趣味として楽しみたい」という方向け。おそらくこういう考えの方が一番多いんじゃないかなと思います。というのも、DJって機材一つひとつがとても高額なものもあるので、全て揃えるハードルが高い。正直そこまで本気じゃないよ〜、部屋飲みしたときにちょっとDJ的なことをやりたいだけなんだけど・・・っていう方には、あまり本気仕様のセットアップはもったいない。

そんな方にオススメなのが、エントリーモデル。最近のDJ機材は2極化していて、機能や仕様をシンプルに絞り込んで安価なモデルとして開発されるDJ機材も多くなってきています。iPhoneやiPadのDJアプリで簡単にDJできるDJコントローラーもありますし、そうした「ちょっとだけDJ的なことをやってみたい」という方でも始めやすい環境が整ってきました。そういう方にはDJコントローラーという、必要な機材が一つにまとまった機材がオススメ。

とりあえず最安値で始めたい!という方向け

一体型のコントローラーはオーディオインターフェース内臓なので、対応のPCDJソフトをインストールしてUSBで接続すればOK。小さくて友達の部屋へ持っていくにも持ち運びがラクなのがメリット!DJデビューするにはとても簡単です。

深くは知らないけど、ちょっと遊んでみるレベルで良いから安価な機材でまとめたい!という方には、現状では最安値と思われるPioneer DJの「DDJ-200」やNative Instrumentsの「TRAKTOR KONTROL S2」といったシリーズ最安値のうモデルでDJを始めるのがオススメ。ただし安価なモデルなので、つくりはちょっとおもちゃ感が否めないかも。

PCDJソフトTraktor専用のコントローラーである「Kontrol S2」はDJを始めたいという方向けのシンプルなコントローラー。有償版(製品版)であるTraktor ProというDJソフトが同梱されているので、インストール済みのPCやMacにUSBで接続すれば、すぐにPCDJが始められます。

上記2モデルはiPadやiPhoneでの使用も可能なので、パソコンをお持ちでない方でも、対応したDJアプリで楽しむことができます。高価な上級モデルには、こういったスマートデバイスとの連携機能って実は無かったりするので、iPadやiPhoneでのDJを想定している方はご注意ください。

3万円から10万円台でDJコントローラーを探すなら

小型のDJコントローラーは持ち運びにも便利ですが、どうしてもサイズ感的に「やってる感」は薄いのとと言わざるを得ないのが、あえて指摘できるデメリット。特にスクラッチやエフェクトなど、いろんな操作を試して楽しみたい!という方にとっては、どうしても筐体が小さいし、パッド(ボタン)やノブが少ないので物足りなさは拭えないかなあーとも。

本気ではないけど、もっとしっかりしたモデルを探したいという方には、割と選択肢が広がってきます。例えばPioneer DJのシリーズであれば「DDJ-400」「DDJ-800」あたりがオススメ。もともとNative Instruments推しの管理人ですが、2018年6月にPioneer DJから画期的なエントリーモデルが「DDJ-400」。詳細なレビューについては、「DJコントローラー「DDJ-RB」が「DDJ-400」へアプデート」という記事でまとめていますが、まあ今始めるなら圧倒的にこのモデルがおすすめ。

YouTubeの動画を見るとわかりやすいんですけど、コンパクトな割に機能がいろいろ試せそうですよね。最新のPioneer DJのPad系新機能がけっこう搭載されていて、エフェクトなどがパッドを叩くだけで鳴らせるのは超便利。サイズ感と初心者向けの機能を、スッキリまとめているという意味では、いま一番なDJコントローラーですね。

Native Instrumentsなら「TRAKTOR KONTROL S3」「TRAKTOR KONTROL S4」あたり。Native Instrumentsはダンスミュージック系に根強い人気があつためか、この価格でも4chDJコントローラーになっているのは嬉しいところですね。ダンスミュージックならではの悩みですが2chだけだと物足りない!という方であれば、間違いなくTRAKTOR KONTROLシリーズをオススメします。

この動画ではターンテーブルをつないで、コントロールヴァイナルでスクラッチもやってますね。

HIPHOPが好きでスクラッチに興味がある!でも安い機材で・・・

安価なDJコントローラーでも、スクラッチやバトルDJ的なことがやりたい!という方にはTraktorではなく、SERATO DJというソフトのほうがオススメ。HIPHOPやRAGGAE系の現場で使っているひとも多いので、諸先輩方に助けてもらうこともできるかもしれません。万が一小さなイベントに出るとしても、同じソフトだと安心ですね。

「DDJ-SB2」はPioneer DJが「SERATO DJ」向けに開発した小型コントローラー。価格帯もPioneer DJのコントローラーでは最も安い部類に属しています。なのに!このコントローラー、実はスイッチで4ch分をコントロールすることが可能という優れもの。

レコードで本格的なスクラッチにチャレンジしたい

次はスクラッチ、特にレコードを使ったプレイにチャレンジしてみたい方向けのセットアップ。最近のDJコントローラーはかなり高機能なので、先に紹介したような一体型のDJコントローラーでも十分スクラッチプレイは可能です。ただスクラッチのもともとの技術というのはターンテーブルとレコードから生まれたもので、DJコントローラーとはまた違った楽しみ方ができます。

もし予算的に許容できるのであれば、思い切ってターンテーブルでのセットアップを考えてみる、というのも良いかもしれません。ターンテーブルを使う場合は上記のようなセットアップになり、DJミキサーも必要になりますね

スクラッチプレイに適したDJミキサー

最近のDJミキサーは、オーディオインターフェースが内蔵されているものが多く、レコードも使えるし、コントロールヴァイナルと呼ばれるレコードを使うことで、パソコン内の楽曲を再生することもできるモデルがどんどん出てきています。近年のモデルの多くは大抵この機能がついていますが、スクラッチDJ向けの機能が豊富なDJミキサーとしては、こちら。

上記DJミキサーは、キューボタンといって再生位置を記録しておくボタンが豊富なので、DVSと呼ばれるPCDJとコントロールヴァイナルを組み合わせたスクラッチプレイによく使われます。レコードを流すだけでも使えますが、モデル毎に対応しているDJソフトが異なるので、PCDJを念頭に置いている場合は何のDJソフトに対応しているのか確認してから購入するようにご注意を。

ターンテーブルは王道?それとも・・・

昔はターンテーブルと言えばTechnics一択でしたが、最近はいろんなブランドが開発して販売されています。ダイレクトドライブ型と呼ばれる、スクラッチに適した仕様のものなら、基本的には何でも良いですが、まあ王道どころを抑えておくのが安心ではありますね。

クラブのDJブース風/ミックスDJ向けのセットアップ

次はクラブのDJブース風。もっと本気度が高い方は、ゆくゆくはクラブでDJデビューしたい!レギュラーDJになりたい、という方も多いかもしれません。お部屋で趣味としてDJをするだけであれば、このケースはそこまで考えなくても良いのですが、ゆくゆくはクラブでDJデビューしたいと思っている方であればDJコントローラーは避けたほうが良いかもしれません。

というのも、フェス会場ならともかく、一般的なクラブのDJブースはそんなに広くなく、横幅1mを超える機材を置くスペースなんて、そうそうありません。また前提としてクラブのDJブースには4ch~6chぐらいのミキサーを置いているケースがほとんど。

よって、前のDJから自分の出番になったとして、置いてある機材を一旦移動させて、自分の機材を置かねばなりませんが、そんなデカイ顔できるDJはよっぽどの大物で現実的には無理。なので、部屋でDJやるときはオーディオインターフェース付きのミキサー+ミキサー機能の無いDJコントローラーというセッティングが理想です。レコードを再生するターンテーブルやCDJを接続するかは好みですが、セッティングとしてはこんな感じ。

ミキサーは、割とクラブにおいてあるPioneer DJのミキサーに慣れておいたほうが良いかも。

クラブDJブースと全く同じ定番モデルで揃える

クラブのブースでDJコントローラーを置いているケースは少なく、どちらかというとDJミキサー(特に多いのがDJM-900NEXUS2)にCDJプレイヤー(CDJ-900NXS)×2台、ターンテーブル×2台という組み合わせが多いです。普段DJコントローラーを使って練習していると、いざ本番!となったとき、接続やエフェクトに手間取ってミスする危険もあるので、不安な方はDJブースと同様のセットアップに揃えておくというのがオススメ。

DJM-900 Nexus2は使えるエフェクターが多いほか、音を出力するサウンドボードもより高級なものが使われているので、もちろん音も良いです。軍資金が割とたくさんある方で、ガチンコDJになりたい方にはぜひオススメ。ただ、DJM-900NEXUS2は部屋用というより、クラブなどの店舗向け高級ミキサーといったほうが良いかもしれません。もちろん部屋でも使えるけど。

上記2モデルは業務用なのでとても高価。予算がハマれば良いですが、お部屋や事務所での練習は、少し機能を削った普及モデルを選ぶのがオススメですね。

いつでも本番の気持ちで臨めるクラブDJブース“風”

というわけで、いつでも本番に臨めそうな組み合わせを考えると、現状ではDJM-750MK2が、先ほどの2つよりも安価で高機能というモデルになります。レイアウトも概ね同じなので、本番でアタフタすることもありませんね。

CDJプレイヤーに関しても、グレードを落としたモデルで問題ないと思います。ちなみに下記のCDJ-850はUSBメモリでの再生にも対応しているので、便利。

気に入った機材を組み合わせた自由度の高いセットアップ

発展系としてもっと自由にセットアップを考えてみるというのも、方向性としてはアリ。CDJプレイヤーは大きすぎて置きたくないけど、高機能なDJコントローラーやエフェクターをつなげて、自由に音作りを楽しみたい!という僕の場合は、DJブースがこんな感じになっています。

僕のセットアップはターンテーブル無しで、フルデジタル

実はレコードもCDJも使っていません。僕のセットアップはNative InstrumentsのTRAKTORというDJソフトを前提にして組んであります。中央に置いてあるのは「DJM-850」というひと昔前の世代のDJミキサー。両脇にはTRAKTOR専用で、ディスプレイ付きのDJコントローラーである「KONTROL D2」を設置。さらに上のスタンドには、DJ向けのエフェクターであるPioneer DJの「RMX-1000」を用意。DJミキサーのエフェクター線(SEND/RETURN)とつなでいています。ひとつずつ紹介してみます。

Pioneer DJ / DJM-850

DJM-850は手頃な価格帯と機能の高さで好評でしたが(というか僕も買っていますが)、旧モデルとして生産中止になりました。

Pioneer DJの定番ミキサーシリーズ「DJM」は様々なクラブに常設されていますが、この「DJM-850」というモデルは、後述する「DJM-900」の廉価版。部屋でDJをやりたいホームDJ向けモデルの最上位モデルとしてリリースされています。オーディオインターフェース付きなので、Audio A6のような機材は不要で、USBでパソコンと接続するだけでDJが始められるほか、もちろんCDJやアナログレコードを再生するターンテーブルからアナログ入力方式で音声を入力し、ミックスすることももちろん可能です。

またPioneer DJのPCDJソフト「rekordbox」に対応していることに加え「Serato DJ」「Traktor」などのDVS機能にも対応。DVS導入キットを購入することなく、ターンテーブルやCDJでパソコン内の楽曲をスクラッチできます。DJMシリーズのサウンドカラーFXはやっぱり良いですね。ホワイトノイズがとても気持ちよくかかる。

TRAKTOR KONTROL D2

この「KONTROL D2」というDJコントローラーはミキサーと併用するコントローラーで、Traktor専用のものになります。パッと見で分かりますが、後述するオールインワンコントローラー「KONTROL S8」からミキサー部分を取っ払って、片方だけ取り出したものがコレ。S8と同じレイアウトなので、Traktorの機能をフル活用することができ、イベントに出演するときもこのコントローラーだけを持参すれば良いので、とても可搬性が高くオススメ。

後述するX1よりもちょっと高いので、普通のエフェクトは一通りマスターして、次のステップに背伸びしてみたいという方向けのモデルですね。

DJ向けエフェクター RMX-1000

DJミキサー自体にエフェクターはついていますが、より直感的に操作したいと思う自分は、エフェクター単体で操作したい派。Pioneer DJのRemixステーションシリーズは、複数のエフェクターを同時に変化させながらかけることができるので、使っていてとても楽しいです。

1000が一応上位モデルではあるのですが、後年リリースされた500も別方向の機能が載っていたりして、どちらもオススメ。

RMX-1000とRMX-500の機能比較については、別の記事でまとめているので、興味がある方はそちらもご確認ください。 → Pioneer DJ RMX-500とRMX-1000の違いを比較してみた

その他、セットアップを多彩にするTraktor向けの簡易コントローラー

以前のモデルは使っていたコントローラーはX1ですね。Traktorに限らず、Serato DJもrekordboxもそれぞれミキサー部を除いたコントローラーがいろいろ出てますが、Traktorで選ぶのであればまずはKontrol X1。とりあえず左右のデッキに曲を入れることができて、エフェクターをいじれる簡易な仕様でとても使いやすく、オススメ。

動画見ると、これだけでもいいじゃんって思うはず。

TRAKTORの専用コントローラーとしては同じサイズで、他にも「TRAKTOR KONTROL F1」というのがあります。こちらはパッドが多くRemixデッキ、STEMSデッキという機能を使うためのものですね。

高機能なDJコントローラーで楽しみたい

何か数万円のDJコントローラーじゃやっぱり物足りなさそうだなーっていう方向けの選択肢として、「ある程度多機能で面白く遊べるDJコントローラーを選ぶ」という選択肢もあります。各社が出しているフラッグシップモデルは、各社の思想が反映されたものなので、見てみるだけでも興味深いです。

Native Instruments / TRAKTOR KONTROL S8

Kontrol S8はDJソフト「TRAKTOR」向けDJコントローラーのフラッグシップモデル。4chミキサーが付いているのはもちろん、S4とは違い高解像度のディスプレイが付いているため、ほぼパソコンの画面を見ることがなくプレイに集中できます。

他の大きな違いとしては、「ジョグダイヤルが無い」こと。「DJならスクラッチをするためにジョグダイヤルは必須だろ」と思っている方は多いかもしれませんが、正直HOUSEやTECHNOなどのダンスミュージックであれば、ビートシンク機能を使えるのであんまりニーズがありません。その代わりに、狙ったタイミングに音を合わせるホットキューや、Traktor独自の機能であるRemixDeck、STEMSといった機能向けのパッドが豊富。もちろん、DVS対応なので、ターンテーブルを接続して、DJソフトと連携することもできます。

リアルタイムに楽曲をリミックスしてしまえるレベルのパフォーマンスが可能です。かなりダンスミュージックに振り切ったつくりになってますね。

DENON / MCX8000

「MCX8000」はDENONというメーカーから出ているDJコントローラーのフラッグシップモデル。一体型といいつつ、実はMCX8000はパソコンすら不要!!!!というのが最もポイント高いですね。

Serato DJに対応しているので、そのコントローラーとして使っても良いですが、ソフトにこだわりが無ければUSBメモリを挿してパソコン無しでDJすることも可能。MCX8000本体のなかに搭載されている「Engine」というソフトがUSB内の音楽データを再生してくれます。ソフト無しでUSBデータを流しながら、次の曲はSerato DJを立ち上げて次のひとに交代、みたいな芸当ができるのはおそらくMCX8000ぐらい。

Pioneer DJ / DDJ-SZ2

「DDJ-SZ2」はPioneer DJから出ている一体型コントローラー。Pioneer DJの強みは何と言ってもミキサー部分。クラブに置いてある定番ミキサーである「DJMシリーズ」と同様のレイアウトで、同じエフェクトを使えます。

DJMシリーズのエフェクトってクラブで聞くとものすごく心地よく響くんですよね。僕はColorFXの「NOISE」エフェクトがとても好きですが、いろんなDJの方が使っているのをよく見ます。ミックスだけじゃなく、エフェクトも駆使したいって方には良いかなと。

Pioneer DJのコントローラーを使うのであれば、同社から出てるrekordboxというPCDJソフトを使うのが良いですが、Serato DJにも対応してるのでソフトの選択肢も選べるのはメリット。

Roland / AIRA DJ -808

ユニークなDJコントローラーとしては、Roland社が出しているものも面白いですね。もともとシンセやシーケンサーを作っていた会社なので、DJコントローラーにステップシーケンサーを載せてしまうというチャレンジングなDJコントローラーを出しています。

その他のオススメDJ機材

BEHRINGER / DDM4000 DIGITAL PRO MIXER

安さはロマンだ。ということで、僕がかつて使っていた激安DJミキサーもご紹介しておきます。BEHRINGERというブランドはドイツの貧乏DJ御用達ブランドですが、侮るなかれ。エフェクター付きで4chミキサーとしては破格のプライス。

ただし、こちらのミキサーはオーディオインターフェース内蔵ではないので、ターンテーブルとDJソフトを連携させるDVS機能などを使うには、別途ソフトに対応したDJ向けオーディオインターフェースが必要になります。

RELOOP / RMX-60

他に安価で使いやすいDJミキサーを紹介するならこちら。RELOOPは日本では馴染みが薄いですが、ヨーロッパでは広く人気のあるブランド。「RMX-60」はボリュームフェーダーの立ち上がり具合を調節できるので、パフォーマンス毎に自分好みのセッティングまで可能。オールラウンダーです。

アナログDJミキサーに追加するオーディオインターフェース

安めのミキサーだとこれまで紹介してきたようなオーディオインターフェースが内臓されていないミキサーも多いので、使いたいPCDJソフトに合わせてオーディオインターフェースも買っておきましょう。Traktorだと「Audio A6」がそれにあたります。「Audio 6」は「TRAKTOR Scratch A6」というDVS機能を使うためのパッケージに付属してます。昔はA10っていう10ch分の入出力ができるやつまであったんですが、あんまりニーズ無かったのかな笑。

DJソフト「rekordbox」に対応したオーディオインターフェースはこちら。

SERATO向けのオーディオインターフェースもDENONから販売されています。

まとめ 〜一気に揃えなくても大丈夫

PCDJを始めたい!といってもいろんなニーズがありますよね。雰囲気だけで音が鳴らせればOKなひともいるし、割とちゃんとした機材やコントローラーで始めたいひと、ゆくゆくはクラブでDJデビューしたいひと。DJの機材は本当に高いので「どういった方向性でDJをやりたいのか」というのと、自分がパフォーマンスしたいスタイルに応じてPCDJソフトを選びつつ対応する機材やコントローラーを選んでいくのが良いと思います。

もしくは基本的な最小セットを買って練習しながら、お金を貯めて機材を買い足していく僕のようなひともいるはず。そうした「オールインワンもいいけど将来的に機材を買い足したりして、徐々に広げていきたいなあ」という方は、ミキサーとコントローラーを分けて買っておいたほうが良いですね。初めてDJのセットアップをつくるのに高級なものは買えないと思うので、それぞれコストパフォーマンス重視で機材を探すのが良いと思います。安価なミキサーでも性能の良いものはたくさんあります。

それでも機材選びに迷ってしまうっていう方はDJスクールを検討しても良いかもしれません。DJスクールであればDJ友達もできるので、購入しようとしている機材がどんな評判かとか、先生のDJに意見を聞くこともできて安心だったりします。

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