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初めてTaicoclubというフェスに行ったのが2013年。僕はそこで初めてCEROというバンドを知ったり、電気グルーヴのライブを初めて観たり、こんなに楽しいフェスがあるんだ!と衝撃を受けたことを今だに覚えています。ただ、同時に初めてのTaicoclubはテント無しで野宿した、初めての経験だってことも強烈に覚えています。というわけで今回はTaicoclubと服装、ファッションやらの話。

フェス野宿で痛感するウェアの重要性

キャンプフェスの服装は気をつけたほうが良いよ!

フェスには行ったことあったんだけれども、キャンプ系のフェスの難点は「はじめて行くときに、何を持っていったら分からない」ということ。防寒着は持っていったものの、テントまで持参しなかった自分は、寒空の下で横になってそのまま寝るという強硬手段に出ました。Taicoclubはオールナイトなので、ほんとは眠らないつもりだったけど無理だったわけです。ちなみに下の写真の会場近くで寝ました。

自分が調べて出てこなかった情報は、誰か知らないひとも困っているだろう、というスタンスでキャンプフェスとかの投稿を公開しているんですが、ブログを開設してから、意外とニーズがあるんだなとイチバン驚いたのが「Taicoclubの持ち物」でした。毎年ものすごくPVが上がるので、みんなも同じ気持ちだったんだなあと思うのですが、服装について書いたことがなかったので、Taicoclubは2018年で最後の年だし、記事として残しておこうかなと思います。GOOUTとか、朝霧JAMとか、あとFUJI ROCKとか、いろんなフェスにも参考にしていただけたらなと思います。

Taicoclub会場、こだまの森の特徴

こだまの森は本来キャンプ場なわけですが、Taicoclub中に野外音楽堂と特設ステージ、そのほかRedBullのブースなど、だいたい2~3つのステージが設置されます。この特設ステージというのが結構クセ者で、本来駐車場のようなアスファルト地面なのでお天気に恵まれるとハンパなく暑いです。

でも山の中なので、夜になると打って変わってむちゃくちゃ寒い。Taicoclubは5月の末なので、春まっただなかなんですけど、僕が経験したなかでは、確か4度ぐらいまで下がったこともありますね。暖かい年もありますが、あんまり予測できないところが難点。

 

Taicoclubでの時間帯別ファッション

時間帯別ファッション!とか書いておいてアレなんですけど、よくあるフェス系のオシャレさん達にはかなわないので、僕はたいてい山登りするときと同じ感じ+フェスなので動きやすく、という感じで服装をご紹介。では、時間別に紹介していきます。

見たら分かるんですけど、基本は重ね着。寒い時のダウンジャケットも中に着込めるようなものを持っていくようにしてます。

土曜日、朝の出発は肌寒いのでジャケットを

僕は大阪に住んでいるので、始発の新幹線で名古屋に向かい、名古屋集合から長野までハイエースで走るルートを使ってます(運転は後輩任せな横暴な先輩)。朝6時から7時あたりの新幹線となると、Tシャツではちょっと肌寒いので、アウトドア用のシェルジャケット(雨が降っても大丈夫なGORE-TEXのレインウェア)を羽織ってます。

ズボンはちょっと眺めのハーフパンツ。このパンツはいつもクライミングするときに履いてる、ちょっとストレッチの効いたデニムですね。このとき足元は、まだ登山系のシューズ。

テント設営や特設ステージは、Tシャツ+薄めのフリース

会場に到着するとテントを設営しないといけないので、晴れていればけっこう汗をかきます。なので足はKEENのアウトドアサンダルに履き替え、晴れてればTシャツ一枚になることも多いです。曇っていたり、そんなに気温が上がらなかったときのために、フリースジャケットを一枚羽織ってる感じ。

テント設営が終わると、大抵みんなでビールを飲みながら休憩。そんで特設ステージ一発目のMOODMANを聴きながら、みんなでゆらゆら踊るんですけど、そんなときはアウトドアジャケットは脱いでしまって、フリースを一枚もっていくぐらいかな。晴れてたら本当にTシャツ一枚かも。

日が暮れてきたらインナーとパンツに注意

Taicoclubの会場であるこだまの森は、本来キャンプ場なので(まあフェスなので明かりがゼロではないが)けっこう暗いです。ライトをいくつか準備していないと、日が沈んでから着替えたりするのはけっこう面倒。僕は大抵日没前か、日が沈んだ直後ぐらいには着替えます。短パンを脱いでヒートテックのようなスパッツを履いてから、ロング丈のマウンテンパンツに。上も保温性の高いアンダーウェアを着てからTシャツ、フリースジャケット、アウトドアパーカーという感じ。

なんだかんだで夜は寒くなるので、先にアンダーウェアを着てしまう感じ。あと、この赤いジャケットとズボンは、雨が降ったときのことを考えて防水性。

GORE-TEXのものをオススメするひともいますが、正直日本の山登りでGORE-TEXが必要になることってそんなに無いので、MIZUNOのアウトドアウェアとかでも全然OK。ただ、山は気温が下がると湿度が上がって、芝に露が落ちるので、腰掛けたときに濡れないように、デニムパンツとかで夜まで過ごそうと考えている方はご注意ください。

深夜の気温低下に備えて、インナーのダウンがあると良し

んで夜。去年はそこまで寒くなかったですが、気温が下がったときのために、アウターとフリースの間に着込めるダウンジャケットも、いつも持参してます。

クルマで結構荷物を詰める場合は、暑いときよう~寒いときようのダウンまで、別々で準備しても良いんですが、僕の場合テントやシュラフまで全部詰める必要があるので、極力重ね着で解決できるように服装を持って行くようにしています。

山登りに行ったことがあるひとはご存知かもしれないんですが、山登りも基本重ね着。さらにいうと、Taicoclubってライブなので盛り上がると汗をかくことも多いです。寒いけど汗かいてる、みたいなことが普通にありえます。なので、その場でサッと脱いだり着たりできるように僕はフルジップのものが多いですね。

ちなみに、この赤いジャケットは「シェル」と呼ばれる部類のものですが、シェルというのは「殻」という意味で重ね着した最後に羽織るのでそう呼ばれてます。

 

現地で調達するという奥の手もあるし

僕はあんまり現地で買い足したりしないんですが、友達の場合だとTシャツとシェルジャケットだけ持って、寒くなったら現地の売店で購入してしまうという猛者もいます。フェスグッズは大抵Tシャツとかばっかりなんですが、服屋さんや雑貨屋さんも出店しているので、そこで買うパターンですね。いざ足りなくなっても、まあ何とかなると。ただし極度に寒かったり、大雨だったりすると商品がすぐ完売するので、このパターンのひとは要注意。

 

アウトドアブランドで揃える必要はある?

本気ウェアである必要はあんまり無い

あと、フェス初めて!というひとを誘うと、良くあるのが「アウトドアウェアは高いね・・・」というコメント。ただしレインウェアですら、アウトドアブランドのジャケットをわざわざ買う必要は無いかなと僕は思ってます。UNIQLOとかで揃えても全然大丈夫。ちなみに、この下の写真は全部UNIQLOコーデらしい。

自分の場合、背がでかいのと腕が長いテナガザル体型のため、日本のものが合わないんですけど、前述の通り、嵐や吹雪のなか山登りしたりしない限りはGORE-TEXのパーカーとか必要ありません。普通の防水系レインウェアで十分。台風中継のお兄さんだって、MIZUNOのレインウェア着て中継してるぐらいです。僕もアンダーウェアはユニクロのヒートテックだし、そもそもアウトドアウェア自体数年かけて買いました。

フェスのファッションは計画性のほうが大事

重要なのはちゃんと見通しをもとに使える服装だったら十分ってこと。雨が降ったらこうしようとか、寒くなったらこうしようとか。考えられるシチュエーションに合わせた格好ができることのほうが重要です。とくにフェスは音楽を楽しむもの!なので、ただのキャンプとは違って汗をかくこともあるかもしれない。どんな風に楽しみたいな、っていう計画のほうがよっぽど大事かなと。

僕の友達は甲子園で売っているチューリップハットを持ってきたひともいます。こうして昔の写真を見てみると、女性はけっこう自由な感じで可愛い。

アウトドアブランドにもコスパ良さげなものもある

大抵キャンプ系のフェスに行くとThe North Faceのカラフルなパーカーを着込んでいるひとが男女ともに多いですが、The North Face以外にももちょっと安めに良いものを売っている知られざるブランドも多いです。BerghausとかMarmot、あとColumbiaも意外とお手頃な値段だし、あと日本のブランドならmont-bellのコストパフォーマンスはかなり高い。僕もテント類はmont-bellですね。

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ただし。高いだけあって、良いものは良いというのがアウトドアブランドの良さでもあります。僕の場合だと袖や着丈のサイズ感とかもそうだし、アグレッシブな感じで山に登ったりもするのでシェルもストレッチが効いたほうが良い。ダウンジャケットも極力コンパクトにしまえるように良さげなダウンのほうが嬉しかったり。

フェスが初めて!という方であれば、手持ちで足りないものだけ安くゲットしてみて、ハマりそうだったらちゃんとしたものを買う、という感じで大丈夫だと思います。

何はともあれ、ついに最終回なTaicoclub、皆さんも思いっきり楽しんでいきましょー!

 

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