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前回レビューをやろうと思って不良品が届いたMatadorのポケッタブルパックパック「Beast28 TECHNICAL PACK」ですが、販売店が快く交換してくれたので、早速レビューしてみます。

全然知らなかったので、ブランドについてもちょっと調べてみました(手っ取り早くレビューを見たい方は目次から飛んでください)。ちなみに前回はスタッフバッグに収納した状態を紹介してみたので、畳んだ感じどうなるのか?を知りたい方はこちらもどうぞ → Matador「Beast28 Technical Pack」を買ったんだけど
アウトドアブランド「Matador」
アメリカ コロラド州のアウトドアベンチャー
Matadorは軽量、コンパクトをウリにしているアウトドアブランド。荷物を軽くしてなるべく速く遠くへという登山を「ファストパッキング」と呼んだりしますが、現状のラインナップを見るとThe North FaceやMammut、Patagoniaなどの登山ガチ勢向けのギアというよりかは、ライトなハイキングとかそういうもの向きかもしれません。
海外のオフィシャルサイトを見てみると、本社はコロラド州ボルダー。
Matador was born in a 10×10 foot San Francisco bedroom in 2014 when we stumbled on a trend; people sitting outside on their coats or lugging bulky blankets across town to the parks and beaches. We thought there has to be a better solution, and that’s when the Matador Pocket Blanket was born.
Matadorは2014年、サンフランシスコの3メートル四方のベッドルームで生まれました。そのとき、人々は公園やビーチで、コートの上に座ったり、かさばるブランケットを抱えているのを目にした私たちは考えました。もっと良い方法があると。それがMatadorのポケットブランケットは誕生した瞬間です。
ブランドヒストリーを読んでみると、生まれはサンフランシスコでどうやらベンチャーっぽいですね。
コンセプトは軽量かつコンパクト
僕が今回買ったのは「Beast28」というポケッタブル仕様のテクニカルバックパックですが、商品ラインナップからして全て軽量&コンパクトというコンセプトが一貫して感じられるものばかり。

アウトドアブランドのバックパックとかって、本来はあえて目立つような配色にしていることが多いんですが(おそらく事故があったときのためなど)、カラーリングは落ち着いたものが多くて、デザインもシンプルでミニマルなものが多い印象。ただハイドレーションシステムとか、トイレタリーとかのグッズがあるあたり、割と硬派なブランドかもしれません。
Beast28 TECHNICAL PACK
というわけで、気を取り直して再度レビュー。前回の記事は留め具の配置ミスというまさかの不良品だったため、スタッフバックから取り出してみただけでしたが、今回はもう少し詳しくレビューしていきたいなと思います。
全体感としてまず軽い!
まず最初に言えることとして、圧倒的な軽さ。普段は背中にパッドやフレームの入ったバックパックを背負っていた身からすると、この軽さは感動。567gというのはむちゃくちゃ軽い。

この重量なら、テント泊の登山に持参して、山頂に向かうときだけ取り出して使ったりすることも十分可能。ただその分だけ生地は薄いので、重量のあるものを入れるには不向き。10kgぐらいが限界かなと思います。ちなみに、水分補給するハイドレーションシステムにも対応していて、ホース口を背中に向けて出せるんですが、ハイドレーションを入れる内部のポケットはちょうどMacBookProの13インチが入るぐらいの大きさでした。全体としての高さは50cmを切る47-8cmぐらいかな。
ショルダーストラップは通気性抜群
軽量にするための措置だとは思いますが、ショルダーストラップ部分はメッシュ地になっていて、さらに中に入っている芯もスポンジ状に穴が開いているため通気性が高いつくりになっています。

この方式、ヒップベルトと腰当てにも同様の素材が使われているので、結構通気性は良さそう。

頑張って登ってると腰に汗がたまったりすることもあるので、これは嬉しいつくりです。
下に入れたものも取り出しやすい開口部分
荷物を入れられるのはメインの開口部と雨蓋部分、そしてサイドポケット。メインのエリアは前述の通りハイドレーションポケットがついていて、iPadやMacBookProの13インチぐらいならすっと入ります。

メインのジップはぐぐーっと下まで開けられるので、かなり大きく開くことが可能です。これなら入れる順番や取り出す順番に気を使わなくても良さそう。

下のものを取り出すときは、こんな感じで、下の部分だけを開ければ取り出せますね。

普通の安価なものだと上に口がついてるだけだったりします。大抵バックパックって重たいものを下に入れるけど、正直先に取り出す必要なのはその下にあるものだったりしてイライラするので、こういう細かい部分はけっこう嬉しいですね。
チェストストラップにはフラッシュライトなどもつけられます
個人的にはペットボトルホルダーとか、そのほかのいろんなオプションをつけられるのか届いてみるまで分からなかったんですが、チェストストラップにはGPSとかつけられそう。

携帯ホルダーやカラビナをくくりつけてもいいかも。
デイジーチェーンもあり、留め具はカラビナ装着が可能
地味に嬉しいポイントとしては、デイジーチェーン。バックパックに荷物が入らなかったりするものをゴムロープでくくりつけることもできそうです。

ここ以外にも、雨蓋付近にもカラビナはつけられます。コップとか吊れそう。

さらに、留め具はカラビナをつけられるよう穴が大きめになっているので、いろんな使い道がありそうです。


めちゃくちゃ細かいけど、こういう心遣いはけっこう嬉しいですね。テクニカルバックパックと名前つけてるだけあるなと感心しました。
サイドポケットには伸縮性が低いので注意
全体的には大満足な「Beast28」ですが、唯一注意かなと思ったのはサイドポケット。ペットボトル入るかなと思って試してみました。

結論、ねじ込んだら入ったんだけど、サイドポケット自体はゴムのように伸縮性が高いわけじゃないので、あんまり無理すると口が裂ける可能性もあるかもしれません。このサイズで伸びないことを考えると、小型のボトルもしくは地図とかそういうものが想定されているのかなと思います。ハイドレーションシステム対応だし、ここにペットボトル入れようと思う人は少ないのかもね。
アウトドア系YouTubeチャンネルによるレビュー
いくつかのYouTubeチャンネルがBeast28のレビュー動画を公開しています。まとめ方がわかりやすかったものだけ、いくつかご紹介。
オシャレアウトドアを目指すなら、かなりオススメ
いかがでしたでしょうか?正直、最初に不良品が届いたときは失敗したーと思ったんですけど、結構工夫して作り込まれており、アウトドアブランドのポケッタブル仕様のバックパックに引けを取らないなとは感じました。これで1万であることを考えると、コストパフォーマンスは高いです(The North Faceだと同等サイズで1万5千ぐらい)。軽量でコンパクト。1日のライトなハイキングをオシャレに楽しむなら、オススメできるバックパックです。
テントや寝袋の装備が求められないハイキングとかであれば、全部Matadorで揃えてみてもいいかもしれませんね。実際沖縄でロードバイクに乗って65kmぐらい走ったときに使いましたけど、かなりよかったです。
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