アメリカに行く

昔受けたIQクイズか何かで、5リットルの容器と3リットルの容器で4リットルの水を測る方法、という問題があって、自分は即答したんだけど、なぜかというと頭が良かったからではなくて「そのシーンはダイ・ハード3で見たぞ」と思ったからだった。自分は結構そういう割とどうでも良い知識を覚えている。

「ダイ・ハード」シリーズは全部好きなんだけど、特にこの3作目が好きなのはニューヨークの街をあっちに行ったりこっちに行ったり翻弄される様子がすごく臨場感があって面白い。気づく→向かう→気づく→向かう、というすごくシンプルな構成のなかに、リズム感があって、そのリズムのなかにニューヨークの街が効果的に登場しているというところで、死ぬまでにアメリカに行けるような人間になりたいものだな、と常々思っていました。

そのアメリカに行ってきた。

ついに出張でアメリカに行けるようになったのかぁ〜と感慨にふけりながら、9時間超えのフライトを終えてロサンゼルス国際空港に到着。自分は毎朝出勤前にコーヒーを買ってオフィスに出社するのを生業としているので、何も考えずに空港のスタバで抹茶プロテインみたいな新作を飲んだら、のっけから1500円ぐらいとられて後でビックリした。あ、ここアメリカなんだわと。

出張の目的は2つの見本市に行くことで、ひとつ目がラスベガスで開催されていたテクノロジー系の見本市であるCES。もともとは家電見本市だったイベントが、今では世界最大級のテクノロジー見本市になっていて、AmazonやGoogleの出展も見ることができたし、何より良かったのは本当にサービスを開発しているひとがマジで普通に立ってて、気軽に質問に答えてくれるぐらいカジュアルだったこと。まだ実現の目処がおそらく立っていないであろうサービスや技術もガンガン展示してて、ドヤってたのがさすがアメリカはフカし方が気合い入ってるなと思った。

どうせ安宿だろうなと思って期待していなかったのですが、いざ到着してみたらホテルはコンラッド。すごく素敵で、夜景も綺麗だったし、何気に1Fのカジノフロアもバカデカくて24時間営業してんのかよすごいなここ、といった感じ。海外出張でリラックスできるのは宿しかないので、宿妥協しないの大事だなと思ったのと、手配してくれたみんなに本当に感謝しかない。

自分はいま(一応)新規事業のクリエイティブ責任者なので、店舗視察にも行っておこうかなと思い、ベガス周辺のお店をいくつか見て回ってみたりもしました。特にウォルマート、すごいアメリカ感があって、映画でみたアメリカ的な感じ。

ふたつ目の目的地がニューヨークで開催されていたNRF (National Retail Federation:全米小売業協会の見本市)。

ここもCESに近いテクノロジー系の出展をベースにしつつ、開催団体が小売業協会ということもあって流通企業向けのソリューションに特化。かなり実用的なテーマが多かった。それに加えて、完全ロボットが運営する未来のコンビニとか、MicrosoftやAdobeが考える流通企業向けのソリューションとかもかなり興味深くって、普段は通常業務で具体的な仕事ばかりしている自分にとっては、もっともっと未来に向けた投資的な発想だったり、理想的な技術からの逆算みたいな、そういう雰囲気がとても良かった。

いつか行ってみたいと思ってたニューヨークは、いざ来てみると映画の中にある架空の街じゃなくって、本当にそこに存在しているんだぁみたいな、そんな変な感じで、初めて旅行したひとみたいな後味。エンパイアステートビルもあったし、タイムズスクエアもちゃんとあって。

最終日にタイムズスクエアを歩いて通ったときに、自分が思ってたよりも屋外広告が本当にたくさんあって、なんというか、ひと昔前のバナー広告だらけのウェブサイトみたいな街だなと思った。

最後の晩餐はセントラルパークの近くのちょっと有名なレストランにみんなで入ってみた。セントラルパークの近くには行ってみたけど、時間が遅すぎて諦めたのと、もうあの噴水はないんだそうだ。

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