最近のネット上では、よくポータルサイトを見かけるのですが本日の“きょうのアンテナ”はちょっと備忘録的に投稿しておこうかと思います。特に“女子向け”のポータルサイトってここ最近とても増えている様子。ご紹介するのは皆さんご存知“Tokyo Girls Collection”のブログポータルと、ファッションブランド“JEANASIS”の10周年記念サイト(どちらも女子向けです)。
“Tokyo Girls Collection”は基本的な考え方として“モデルによるプロモーション戦略”を重きを置いているようなので、結果ウェブサイトのフレームワークが“ブログポータル”というかたちになったんじゃないかなと思います。ネット広告の媒体的な側面ではなく、PR戦略としてのウェブ活用術がとても参考になります。
一方、ひとつのブランドを取り上げた場合、どういったものが参考になるんでしょうか。本日ご紹介するもうひとつのウェブサイト“才色主義WEBマガジン by JEANASIS”を見ると、ぼんやりとその答えを提示してくれている気がするのです。
才食主義WEBマガジン | JEANASIS 10th | ジーナシス
この才食主義WEBマガジンはブランド10周年を記念してつくられたポータルサイトなのですが、僕のくどい話は置いておくとして、メニュー内の“about this site?”を読むとコンセプトメイキングがしっかりしていて、とても感心してしまいます。言葉遣いも素敵ですよね。
about this site?
JEANASISもおかげさまで10周年を迎えることができました。
10年間いつも変わらずにジーナシスが抱き続けているのは、「自分のスタイルを持った」女性像。
2010年はそこにもっと磨きをかけるべく、ファッションだけではない、自分たちを取り囲むカルチャーにも目を向けていきたいと考えました。
それがWEBマガジン「才食主義」です。
カルチャーって時々難解で、複雑そう。
でもたぶん、音楽も映画も本もアートだってそんなに難しく考えることではないもの。
大事なのは、ただ自分が好きかそうでないか。
自分にとっての「カッコいい」を、えらべるかどうか。
そんな、物事や才能を見極める力をサポートすべく、「才食主義」ではジーナシスの目線で「カッコいい」と思った様々なカルチャーを発信していきます。
会員限定プレゼントやカルチャー・ファッションの情報、イベントなどたくさん詰め込んだ才食主義WEBマガジンにご期待下さい!
ファッションは勿論ですが、書籍、映画や音楽に関するインタビュー記事、イベント情報をはじめとしたカルチャー情報をいろんな角度から発信しています。twitterアカウントも公開中のようですね。
今回取り上げたTokyo Girls Blogと才食主義WEBマガジン。おそらく“テレビ的”なアプローチをとっているのが前者だとしたら、“雑誌的”なカルチャーとしてのアプローチをとっているのが後者なんじゃないかと思う。
最近Twitterでも書いたのですが、実際に“売る”という視点に立つとTokyo Girls Collectionが優勢ですが、次の流行を生み出すというか、次のオピニオンを生み出す創造性をもつのはJEANASISのような“カルチャー”をもとに提案する企業という気がします。そもそもふたつは並べて議論するような、同じ業務領域をもっているわけではないというのは分かった上で、です。