最近の女子は何を観るのか、よくテレビを観ながら考えてて、だから例えばNHKの「東京カワイイTV」とかはよく観ています。26日の日曜日にCanコレ!も観てて、「The CanCam×Ane Can Collection」というタイトルのイベントなのだけれども、Youtubeの特設チャンネルでライブ中継してたので偶然。これからイベントとネットの連携っていうスキームをいかに組み立てるのかはポイントになるだろうなあ。
 こういうときのポイントって、UstreamやYoutubeチャンネルそのものなんじゃなくて、「イベントでの体験」をいかに大きくするか、というところなんだろうけど、だとしたら参加者のコメントを共有するのはGoogleアカウントだけではなくてmixiやFacebook、Twitterもやっぱり必要な気がします。自分の部屋でこのイベントに参加しようとするF1層がどれぐらいいるか、というのはひとまず置いておいても、です。

 

 

 

 話は変わって。

 菊地成孔が昔、ファッションショーの映像をひたすら観る、という連載もののコラムを担当していた頃、パリのファッションショーに使われる楽曲を探しまくったことがあるのですが、パリのショーとTokyo Girls Collectionの違いは「モデルが踊るか踊らないかにある」と読んで妙にハラオチした記憶がある。このCanコレ!でも時折、モデルによる寸劇みたいな時間があってちょっとした学芸会みたいな感じだ。それは何と言うか、悪い感じではなくて楽しそう、というかアッパーな感じという意味。

 上の写真なんか、明らかにリチャード・ギアとジュリア・ロバーツの「Pretty Woman」なイメージ。プリティ・ウーマンは1990年公開だけど、ちょうどいまの「プラダを着た悪魔」とか「セックス・アンド・ザ・シティ」のような、ああいうゴシップ系の源流かもしれないなあと思う。そして、消費文化のなかのファッションを明確に位置づけたのはan・anだと思うけど(その半分が広告で占められているという意味も含めて)、プリティ・ウーマンのようなパトロン的男子からの脱却を図ったのが、いまのCanCamのような赤文字系雑誌なんだろう。

 

 

 

 誌面で圧倒的に輝くモデルは無敵だ。ランウェイはそういった意味では、パリのモデル達が歩くようなそれとは違う。それは批評される対象では絶対にないし、女子の羨望の的でなければならないし、男子含めた僕らを元気づけるような存在じゃなくちゃいけない。カーテンコールで「女の子って本当に楽しい!ってことをこの場にいる女の子たちと過ごせて嬉しいです!」と語る蛯原友里を見て、とても日本的だなあと感心した。

 最後に、モデルの子がひとり誕生日で、ステージのモデル達が一斉に集まって「Happy Birthday to You」って歌うんですが、こういうのが今の女子の理想的なシーンなんだ。可愛くて、輝いている自分や周囲の友人と一緒になる感覚。考えれば考えるほど、この日本のモデルってすごい。何というか、ホントに無敵だなあって思う。

 イベント中にずっと流れてたCyndi Lauperの「Girls Just Wanna Have Fun」がとても印象的な映像でした。

 

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