「そんなに長期でお休みとるの珍しいですね」
と、社内で言われながら、シルバーウィークから月末まで有休をとっている。有休自体は30日までなのだけれども、1日から3日まで札幌出張が入っていて、30日から前入りする予定なので、結局今週いっぱいはオフィスには全くいないことになる。
正味3週間ぐらいオフィスにいないとなると、「あいつ大丈夫か」とか「辞めるんじゃないのか」とか心配されそうなもんだけど、あいにく自分の場合は休みの日にもがっつり仕事をしている人間だと思われているので、妙な誤解よりも「お休み明けで大丈夫です!」の前書きはあるものの、ガンガン連絡が来て、なんだか微笑ましい。ちなみに、休みの日はボルダリングしたり映画観たりしてるだけなので、実はそんなに仕事しているわけではないです。

とはいえ、せっかくの時間。普段の業務では絶対後ろ倒しにしたいタスクをやろう。特に提案書を作ったり企画を考えたりするわけじゃない、本質的な考え事をやらねば。
そう思って、休みのほとんど何に使ったかというと「特許」だ。
最近、社内でいろんな人とやりとりするようになって、自分ではあんまり大したことないと思ってことが、実はすごいことなんだと言われることが結構ある。具体的にはエンジニアのみんなに自分が開発したウェブアプリを見せるとけっこう驚かれてて、で、そこに実装している仕組みを社内でちょろっとしゃべったときに「naka_changさん、それ絶対特許出願したほうがいいです」と言われたのだった。
当たり前だが特許なんて出願したことない。出願したことないのに出願用の資料や考え方をまとめないといけない。で、他の資料がもらえるのかというと、まぁチラッとは見せてもらったけど、出願中なのでコピーをもらえるわけじゃないし、これは困ったなとちょうど思っていたところだった。
いざ頭のなかで考え始めるととても面白い。
中核となる発想をどう展開して、全体として成立する特許にするのかとか、これは請求項(具体的なケースのようなもの)に入れるべきか、但し書きのような明細に入れるべきか、あとそもそも広告について一切業務知識のない弁理士さんに、どう分かりやすく伝える資料にすればいいのか。
結局7日間ぐらいずーっと考えながら、Cladeとやりとりして、やっと構想は完成。もはや資料をつくるのが面倒くさくなってしまって、Claudeで出力してしまったパワポの資料をちょっと手直ししたのと、弁理士さんへの送付用HTMLをつくって完了。
あとは、開発したウェブアプリの細かな実装を詰めて詰めて詰めて、といった感じ。
AIコーディング、バイブコーディングで簡単開発!ということは巷でよく言われているものの、実際コードを生成してみて、業務で使うものを作って中身を覗いてみると、けっこう粗が目立つ。動けばいい、というひともいるんだけど、ちゃんとしたサービスにするには保守運用のことを考えると、やはり綺麗なロジックや実装になってないとダメだろうなと自分では結構思ってて、でもものすごく細かい部分なので正直放置していたところを、一気に洗いざらい棚卸ししてスッキリした。
特許にしろ、開発にしろ、最近の仕事はかつてないほど面白い。
自分はこれまで、良くも悪くも企画屋/プランナー屋だったので、プロジェクトのゴールを定義したり、それがどう魅力的に映ったり見られるといいのかみたいな話が中心だった。最近の仕事はそうではなくって、ゴールは明確。ただしアプローチは自由という感じ。高校の頃、数学の先生に「数学は全部繋がっているから、単位円の問題はベクトルでも解けるし、微分積分で他の領域の問題を解くことだってできる」みたいなことを言われたのを覚えてるけど、そういう感覚に近い気がする。あと、やっぱり自分は飽き性だから、新しいことを勉強するのも性に合っているのかもしれない。
タスクというほどでもないけど、残りのものをダラダラと考えながら、あと2日。残り時間はボルダリングや映画に使ってて、A24のBackroomsも映画館へ観に行ったりなどしています。
あとは、映画館で観れなかったプロジェクト・ヘイル・メアリーを観ようかな。
札幌出張が終わったら、金曜に帰ってきて、全社総会を見たあとのみんなと合流して、そのまま飲み会に参加しようと思っている。
