映画版のパトレイバーシリーズが好きで前作観ている身としては、非現実的なロボット対戦よりも、現実味のある車両型のロボットのほうが好きだ。パトレイバーシリーズに登場する二足歩行型のレイバーは、人が乗り込める現実的なサイズ感だし、割と壊れるところもポイントが高い。

パトレイバーでロボットを製造しているのは篠原重工だけど、現実に人が乗降可能なロボットを製造している会社もあって、それが水道橋重工だ。水道橋重工のロボット「KURATAS」は過去にワンダーフェスティバル(2012)にも出展されている。幕張メッセでお披露目した模様は結構ウェブでも話題にはなっていて、僕がKURATASを知ったのも確かそのニュースだ。

KURATASはパトレイバーのように実際に乗り込めるので、胸部にコックピットがあって、ディスプレイもある。軽油エンジンで走行することもできて、走行の際は多関節脚を広げたり立てたりして、高さを調節することができるのもワクワクする。

YouTubeでは操作方法が紹介されていて、「あ!コックピットのハッチはちゃんと自動で開閉できるのか」みたいな感動がありますね。こういうロマンを求めるロボットは、ロケットが発射できることよりも、乗り込んだときのワクワク感のほうが重要なんじゃなかろうか、とやはり思います。

これなんで取り扱い説明動画あるんだろうと思っていたら、Amazonで普通に販売されていて、しかも残り1点。配送料は350円なのですが、お値段は1億2千万。ただしスターターキットとしてコックピットを軸とした脚~頭部までの部分販売なので、使えるロボットとして世界を救いたい場合は、水道橋重工に連絡をとって、オーダーメイドでアーム部分をつくってもらう必要はありそう。

この商品ページすごく面白いんだけど、皆のロボット愛がレビューコメントに溢れている感じがすごい良い。

★★★★★ 篠原重工業のほう

篠原原重工業の、ご令息と幼馴染だったので、そちらにしましたが、2足自立歩行型は、歩行時の衝撃が、アクティブサスペンションでは収まらずクラタスの4輪独立懸架のほうが乗り心地はいいと思います。ロマン重視なら 篠原重工業製がおすすめだと思いました。

低評価のレビューも、それはそれで楽しい。

★★★☆☆ 飾り?

商品説明を良く読まずに購入し、届いてから腕がない事に気付きました。
専属のメカニックに相談したところ「あんな物は飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ」と言われ、「そんなものか」と妙に納得してしまいました。機体の性能がいいので、気に入ってもらえると思います。

みんな好きだよなあ。

アメリカでも同じような巨大ロボットを制作している「MEGABOTS」という会社もあるそうで、こちらはロボット同士の対戦をさせるプロレスみたいな興行イベントにすることを目指しているみたい。「作ること自体にロマンを見出す」日本人とは違って、やっぱりエンタメに走るのがアメリカ、という感じがしますね(興行自体は苦戦してはいるらしい)。

おそらくその宣伝も兼ねて、水道橋重工のKURATASとガチンコで決闘するというイベントをやっていたみたいでMEGABOTSのほうのチャンネルで決闘の模様も公開されていました。

実際には決闘用に危ない部分とかは外しているデュエル仕様になっていて、ちょっと残念。やっぱり乗り込んで、テンションを上げるために買うのが一番なんじゃないだろうか。水道橋重工の発起人というか代表である倉田さんのインタビューを見ると、「つくってみたい」「乗ってみたい」「完成したところを見たい」という純粋なマインドでつくっている感じが好感をもてますね。

戦わないという用途で使うなら、会社のエントランスとかに置くのはインパクトあっていいんじゃないかなあと思うんですが、どうでしょうか。PR向けにも「あの水道橋重工のKURATASを購入!会社訪問に行けば会えるぞ!」というリリースを出したら、有名になれそうです。

会社のエントランスに飾っておけば会社の資産(というか経費か)として計上できるはずなので、税金対策の節税に1億5千万円どうでしょうか?レビューコメントを読むだけでも、むっちゃ面白いのでオススメ。

 

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