社長がちょくちょく新聞やウェブ系のメディアに連載をもっていて、たまに読んだりするのだけれども、けっこう面白いひとだなあといつも思う。表面的には過激だなとか、ポジショントークだなとか思うひともいるかもしれない。けれど実際は淡々と正論を言っていることがほとんどだ。

 

社長の話のなかでイチバン好きなのは「違和感」の話。違和感をちょっとでも感じたら、きちんと向き合わないと、たいてい後戻りしにくい状態になってからしっぺ返しをくらう。

 

違和感を感じたときの対処法として「足し算」で場当たり的に解決しようとするひとは多い。ホントは大胆に引き算していかないといけないケースがほとんどなのに。「言われたから」「これも言いたいから」という、ほとんど大人の都合でどんどん足し算がされていった結果、何のために仕事をしてるのか分からなくなる。

 

昔、NHKの日曜美術館で見て衝撃を受けた画家に「円山 応挙(まるやま おうきょ)」という屏風絵師がいるのだけれども、たまに思い出して絵を見るたびにすごいなあと思って気合が入る。

 

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「氷図屏風」

 

これは、池に張った氷のヒビを屏風にしたものだ。モンドリアンばりのシンプルな構成主義が素晴らしい。ちなみに、僕の最近の仕事のテーマは、俳句。

 

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饒舌であることは、重要ではない。

大切なことは大抵いつも、シンプルなものだ。

 

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