「家電製品はだいたい同じタイミングで壊れる」
というのは、おかんの言葉で。
その昔、2槽式の洗濯機がまだ我が家にあった頃、買い換えるかって話になった直後に、家の家電製品が立て続けに使えなくなって、いろんなものを買い換えていたときにボソっと漏らしたその言葉をいまだに覚えていたりします。
気に入ったものはずっと使っていたいと思うタチなので、持ち物が使えなくなるのは寂しい。
この前、かれこれ7年ぐらいずっと仕事で使っていたメッセンジャーバッグがついに使えなくなってしまった。修理できないレベルで底が破れてしまって。MacBookProの17inchもすっぽり入る35ℓバッグは、スケーター仕様でどしゃ降りの雨が降っても中身は大丈夫なぐらい丈夫で、頼り甲斐があってお気に入りだったのに。
出張で泊まるときもタンクトップとボクサーパンツが入ればだいたい全国各地どこへでも行けると思っていて、荷物をまとめて突っ込めば大丈夫なのが、大雑把な自分にとってピッタリで良かった。
同じものを探してみたのだけれどもやっぱり廃盤になってて、新しいやつは清水の舞台から飛び降りる気持ちでコンパクトなThe North Faceのリュックサックにしてみた。新しいバッグも真っ黒のナイロン製。ポケットがたくさんついてるので、新幹線でも仕事しやすそう。
メッセンジャーバッグと一緒に、2年ぐらい履いてた革靴も捨てた。
左脚の骨を折ったせいで、一時期身体のバランスがおかしくなっちゃって、右足のつま先だけ異様にボロボロになってて、「そのうち捨てよう。そのうち」とずっと思っていたのだけれど、惜しむ気持ちが勝って捨てきれずに履いていたので、この際と思って一緒に捨てた。もともと柔らかい革靴だったし。
結局長持ちしてる靴はTimberlandの6インチブーツだけだ(2代目10年選手)。仕事柄スーツを着ないので、多分もう6インチブーツしか履かない気がしてきています。色違いもあるし。
歳をとるごとに、いろんな持ち物が変わっていくなあ。
「いつかに捨ててしまったもの」
は、思い出したときに大抵ぐさっとくるものが多い気がする。Have a Nice Day!の曲とか聴くといつもそんな感じの気持ちになる。
「Blood on the mosh pit」のテンションが高いけどなんだか悲しい感じの気分になるの、わりと好きです。
今日は東京出張の日。