友達のブログで知ったのですが、FUJIFILMのフィルムカメラ「NATURA CLASSICA」が生産中止なんだそう。
・NATURA CLASSICA販売終了のご案内
ちょっと解説すると、「NATURA CLASSICA」はノンフラッシュでも撮影用途がかなり広いフィルムカメラ。使うフィルムは高い感度のものを使うので、フラッシュが不要。そのぶん、日中の写真も少し彩度の浅い色味になる。僕はそれが好きだったんですけどね。
NATURA 1600っていうフィルム。フラッシュ使わないから、一瞬を収めるのにすごくいいんですよね。
いつのまにかバンドで全米デビューしてた親友
「写真を撮影する」っていうと普通は記念写真をイメージしがちなのだけど、実は写真の魅力ってそれだけではなくって、「ちょっとしたこと」を収めておけるとこにあると思う。それをノンフラッシュで毎日使いのカメラとしてつくったFUJIの功績は大きいよね。トイカメラとかもまあそうだと思うけど。
その毎日使いがiPhoneのInstagramみたいなアプリでできるようになったいま、フィルムカメラって本当に需要が無くなってきてるのかもなあ。個人的には残念だけど。フィルムにはフィルムの良さというのもあって、僕はフィルムカメラ派で、あの粒子感とかすごく好きなんですけど、会社で話しても「要はフィルターつければいいってことでしょ?」とか言われそうで悔しかったりもする。フィルムでしか撮れない写真っていうのがそれだけ理解されにくくなってるっていうことでもあるよね。
中学の頃、なけなしのお金で買ったミックステープを擦り切れるまで聴いた感じとか、彼女に電話するために向こうの親に自分の名前名乗らないといけない感じ、ラジオ番組で投稿が読まれて電話がかかってきて嬉しかったこととか、考えてみるとそういうアナログ感って結構たくさんある。そういうのたくさんあったほうが、人間っぽくていいよね。
みたいなこと考えながら「L. O. T. (Love Or Truth)」聴いてるのが今。テープに入れて、毎日聴いてたなあ。