以前、こんな記事(Ustreamでライブ配信してみる!)を書きましたが、Ustreamの話つづき。
この記事は2012年当時のライブ配信に関するメモです。なおAdobe Flash Media Live Encoderや当時使っていたCamtwistといったソフトウェアはすでに開発が中止されています。最新ソフトや機材を使った内容は、こちらをご確認ください → ネットでDJ配信!DJのライブ配信に必要な豆知識と手順
Ustreamを観ていると公式チャンネルなんかではすごく綺麗な放送がよくあって、アレは何かしらの取引的なアレがあるんじゃないかななどと思っていたのですが違ったようで、公式のUstream Producerを使う以外にも配信するほうほうがあって、それはまあとても綺麗なんだと。
結論から書きますが、コレを使うらしい(無料です)。メリットもたくさんあって、映像がカクカクにならないように画面サイズや転送量を工夫して配信するように設定できたりして、確かに便利です。ニコニコ動画も対応しているらしい。
Adobe Flash Media Live Encoder
というわけで今回は、Adobe Flash Media Live Encoderの使い方をまとめてみました。
目次
ざっくり概要
僕はこれまでCamtwistでカメラの切り替えやロゴの表示をして、Ustream Producerや通常のブロードキャスターで配信(映像と音声を流し込む)してましたが、ちょうどUstream Producerやブロードキャスターにあたるものとして使います。ざっくり書くと。画面こんな感じ。
Adobe Flash Media Live Encoderを使おう!
導入編
① まず、Adobeのサイトに登録してFMLE(Flash Media Live Encoder)をダウンロードします。
②Ustreamのダッシュボード画面から、番組設定 → リモートへと進む。
③画面に記載されている「RTMP URL:」と「ストリームキー」を念のためメモ
④「この番組のFlash Media Encoder XMLファイルをダウンロード」をクリックして保存
⑤FMLEを開いて、上のほうのメニュー画面「File」から「Open Profile」を選択
⑥DLした④のファイルを開くと設定が読み込まれるので、③でメモった内容があるか確認
※僕の場合、なぜかストリームキーが入らなかったので
設定、配信編(僕の場合)
<Videoのセッティング>
①デバイスに「Camtwist」を選択して映像を入力
②Foormatは高画質な「H.264」を選択
③Frame Rate、Imput Sizeはお好みで(僕は30fps、1280×720)
④Bit Rate (転送量)とOutput Sizeはお好みで(僕は5000、1280×720)
<Audioのセッティング>
①Deviceに「YAMAHA MW8CX」を選択
②Formatは「Mp3」※公式の推奨ではH.264はAAC
<配信>
①設定が終わったら「Start」ボタンで開始!「Stop」ボタンで番組終了
録画編(Macです!)
①「Save to File」から録画したいファイル名を記載
②配信と同時に録画したいひとは「DVR Auto Record」にチェック
「f4v」っていう形式のファイルが貯まっていくのですが、コレふつうに開かない。Adobeっぽいですが、さらに「Adobe F4V Post Processor」っていうソフトが必要です。
・Adobe F4V Post Processor
コマンド入力でファイル変換するソフトとのこと。で、入手しに行ったはいいんですが、Mac版ねえじゃん!となっているのが今。僕の場合は実際問題、動画を保存する必要性があまりないので、YAMAHA MW8CXに添付されてるバンドル板のCubaseAIを使って録音しています。Podcastとかやってるひとであれば、それで十分かもね(Podcast用のセッティングとかあるらしいし)。
FLMEメモ
FLMEを使ってるときはUstreamの通常の配信パネルを立ち上げると、パネルを閉じた瞬間配信も消えてしまうようです。使わない方が良さそう(使うならダッシュボード → 番組設定 → リモートから、リモートコンソールを立ち上げたほうが良さげ)
参考リンク
・H.264 (Wikipedia)
・さらに高画質に配信をするために(Ustream)
・Flash® Media Live Encoder 3.1 Read Me(PDF)