3月15日にGoogle日本法人からアナウンスされたのですが、Googleマップに地下鉄時刻表が実装された模様です。
仕事でもプライベートでも目的地を探すために、よくiPhoneを使うのだけど(最近はタクシーの運転手に見せることも笑)、やっぱり一番便利なのがGoogleマップ。GPSまでついてるし、言うこと無しなんですよね。更に時刻表検索までついてしまったという。
駅の時刻表検索サービスを提供しているウェブサイトは数多くありますが、ユーザーのニーズに応えられなくなったサイトから、これからは淘汰されていくんだろうなあなんて思います。そういった意味で、いろんなサービスの“組み合わせ”を考えていくことは大切ですね。
リスティング広告や検索エンジン最適化(SEO)に関しても言えることだけど、ネット広告では“その画面をみているのは、関連する広告に対してポテンシャルのあるユーザー”という仮説があります。広告の費用対効果を計測してみても(僕も仕事でやった経験があります)実際そうなのですが、Googleが巧いなあと思うのは自分でそういう“ターゲティング”できるページをどんどん量産してるってとこだ。
例えば、僕は名古屋の大須観音に住んでいるのだけど、大須観音の時刻表を見るのは、ほぼ近隣に住む地下鉄ユーザーとみて間違いないだろう。広告主から言っても、かなり絞り込まれた名古屋限定のエリアマーケティング材料になるってわけ。
現状では“興味や関心”分野でのターゲティングで、キーワード検索結果に勝てるものは少ないと思うけど、その考え方はいろいろと応用できるはずだ。
例えば“時計”。時計は腕時計で確認するもんだって思われてるけど、女のひととか若い男子だと腕時計をつけないことも多い。じゃあ何で確認するの?ずばり、携帯電話ってわけ。
携帯電話を開いた時間から、だいたいの活動時間が割り出せれば、例えばタイムセールなんかの“タイム・マーケティング”っていう新しい分野を開拓できるかもしれないよね。
交通広告の競合として考えるのは、考えすぎかもしれないけど、プラットフォームとしての、時刻表サービスなんかは頭の片隅に入れておかねばと思います。特に名古屋のようなエリアクライアントの多い地方では。