最近仕事で売り場を見て回ることが多くて、最近は時間をつくっては関東圏のショッピングセンターとかドラッグストアを見て回っている。

2年ほど前までブランド関係のクリエイティブ部署にいたので、よくナショナルクライアントの広告を作ってはいたけど、(今更気がついたわけでもないけど)実際に売り場を見てみると、ブランドコミュニケーションの一貫性とかお店にとってはどうでも良く、広告主が考えているものとは全く違う風景が展開されているのは面白い。良くも悪くも売り場は小売企業のものなんだなということを実感する毎日です。

上の写真は川口のイオンモールで視察ついでに無印良品に入った時に気づいたポスター。無印良品も自社アプリのなかで決済できるようになったみたい。実際川口のイオンモールでは支払いをアプリ内ですませた場合、レジで提示するだけなのでお会計は一瞬。ちなみに買い物しててびっくりしたけど、レジ袋や包装は自分でやってくださいという方式に変わっていた。

つまり支払いで手数料をとろうとしてるわけじゃない。店舗にいるスタッフを減らしたいのだ。

以前ユニクロがユニクロPayというのをリリースしていたときに、「PayPay流行ってるからといって、さすがにチャレンジしすぎだろ」と思ってはいたんですが、それは僕の勘違いでなのであって、実際に無印良品やユニクロがやろうとしているのは「お会計にかかる手間と時間を減らして店舗を省人化したい」ということなのだった。

いわゆるセルフ決済ですが、一番早かったのはApple Store。その後最近ではイオンの「レジゴー」、その他ではUSMHのやっている「Scan&Go」なんかがアプリを使って自分でお会計(厳密にいうとバーコードスキャン)する方式を支援するアプリになってる。おそらく今後はセルフ決済アプリを開発支援するサービスパッケージなんかが開発されて、地方のドラッグストアなんかにもどんどん浸透していくんじゃないかなと思ってて、そうなると1店舗あたりに必要なスタッフは少なくなるんだろう。向こう3~5年がたぶんこの移行期。

これまで政府は少子化を前提として人口が少なくても経済成長できるような仕組みを、って声高に叫んではいたけど、結局そういう省人化技術みたいなのが開発されていくと、その影響って実は人手が足りないところが改善されるわけではなくて、アルバイトとかそういう人たちから真っ先に困りそうだなと思っていたりします。まあ流通企業も人手足りてないわけではあるんだけど・・・。

 

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