ボルダリングジムの常連になると、よく盛り上がるのがサプリメントやプロテインの話。
クライミングにはある程度の筋力というのはもちろんもちろん必要。ただしボディビルダーのようにムキムキになろうというひとはほぼ皆無。というのも、筋肉というのは重いので、クライミングというスポーツにおいては邪魔なわけです。つまり、細くしなやかな筋肉が必要になるわけで、そのためにムキムキになっては困るわけです。
僕の場合はもともとプロテインは飲んでいましたが、タンパク質というよりも糖分が多めのリカバリープレテイン。運動直後はタンパク質も重要ですが、運動で失った糖分を速やかに補給したほうが良く、糖分:タンパク質の割合が3:1ぐらいのウィダーブランドを運動直後に飲んでいました。
最近はある程度筋力はついてきたので、どちらかというとクライミング中のスタミナが切れないようなものが無いかなと思っていて、プロテインではなくHMBっていうサプリのほうをクライミング前に飲んでいます。
HMBはアミノ酸の代謝中間物の一種で、適切な用量を守れば、筋トレ中の筋肉の損傷を防ぐことで筋トレの効果を高めたり、スタミナが切れにくくなります。実際かれこれ1年ぐらい使ってみてから記事に書いてみようと思ってましたが、かなり良い。
3-ヒドロキシイソ吉草酸 (3ヒドロキシイソきっそうさん、β‐ヒドロキシ‐β‐メチル酪酸、英: 3-Hydroxy 3-MethylButyrate, HMB, 3-HydroxyIsovaleric Acid, 3-HIA)はイソ吉草酸のβ位の炭素にヒドロキシ基が結合した短鎖分岐ヒドロキシ脂肪酸である。 必須アミノ酸であるロイシンの代謝中間体のひとつ(KEGG)で、1996年にアイオワ州立大学のDr. Steven L. Nissen によりその効能が発見された。筋肉量の増大あるいは減少抑制を目的とした研究に用いられたり、ボディビル用サプリメントとしてカルシウム塩(英)などの形で海外では販売されている。サプリメントではその成分を β-Hydroxy β-MethylButyrateと表示することが多いが同じ物質である。
3-ヒドロキシイソ吉草酸(Wikipedia)
サプリというのはこんな感じ。ラムネ大のタブレットですが、1回最大12錠。僕の場合は10錠を運動する1時間前に飲むようにしています。
デメリットというか、個人的な懸念点としては10錠という量が多いなっていう感じ。こういうの飲み慣れてるひとなら大丈夫なんでしょうが、僕は5錠ずつ口に入れるようにしていて、ちょっと面倒臭さはあります。
あとは吸収を良くするためにちょっとした食べ物は食べたほうが良いですね。お腹のなかで水分を吸うせいかサプリと水だけだと、ちょっと腹が変な感じになります。なので、運動前に一緒におにぎりを食べるようにしていますが、面倒なところといえばそれぐらいですかね。
運動後については、最近だとウィダーのリカバリープロテインじゃなくて、アミノ酸のほうを飲んでいますね。最近飲んでいるアミノプロテインはレモン味がけっこう飲みやすく、水で溶かしてのむタイプのプロテインよりも腹が膨れなくて気に入っています。
クライミング前にHMB→運動中はチョコレート→アミノプロテインという流れが、今の所いちばんしっりくるなあという感じですね。