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追記:結局RMX-1000を買ってみました。スペック比較はこの記事で確認いただいて、使ってみた感想などはこちらでどうぞ → Pioneer DJ Remix Stations “RMX-1000″レビュー

ほとんど毎週、仕事で東京に出張しています。

宿泊する度にじゃらんポイント、現PONTAポイントが大量に貯まっており、4万円ぐらい貯まってるんですが、待っていても失効してしまうのでどうしようかなと思っていて、旅行に行くのも良いけど時間ないし、ポンパレモールでDJ機材を買い物しちゃうか。迷う。

さらに言うと、DJ機材を買うならエフェクターが欲しい。特にPioneer DJのRemix Stationシリーズが良いなあと思っていて、2つのモデルが出ているのですが、買うならどちらにしようかなと思って、スペックを調べて比較してみました。

Remix Stationとは

エフェクターとは

エフェクターというと、ギターやベース、シンセサイザー奏者向けのものまで様々なものがあります。ざっくりいうと、音を歪ませたり、フワフワと音が揺らぐような効果を出したり、特定の周波数の音をカットしてしまったりと、入力された音に対して様々な効果をつけることができるもの。

DJは曲と曲をミックスしてつなぐのが仕事、と以前書きましたが、純粋に曲と曲をつなぐだけのDJっていうのは実は少なくって、曲が変わるタイミングや曲の盛り上がりのタイミングで様々な演出をエフェクターで行っています。それにピッタリなのがRemix Station、というわけ。

DJがよく使うエフェクター

とくにDJがよく使うものとしては、Noise、Delay、Isokator、Filterといったエフェクトが中心になります。DJが使うエフェクトに関しては、用語集にもちょろっとまとめているのでそちらをどうぞ。

使い方としては①派手な演出で盛り上げるため、②曲と曲をスムーズに入れ替えるため、という2種類の用途があって、①だと盛り上がるピークポイントに向かって音の幅を絞っていきながら、ピークを迎えたタイミングでノイズをかけて開放感を演出したり、②に関してはアイソレーターを使って次の曲と低音や高音が被らないように音の抜き差しを行ったりといった感じです。

Remix Stationのポイント

Pioneer DJのRemix Stationシリーズ(現在販売されているものは、RMX-1000とRMX-500)は、そんなエフェクターのなかでもDJ用途に特化するカタチでつくられた商品です。DJ用途に特化させているだけあって、リアルタイムに様々なエフェクト処理を施すことが可能です。詳しくは動画でどうぞ。

Remixと銘打っているだけあって、原曲のカタチを留めないレベルでエフェクトをかけて、フロアを盛り上げることができそう。僕は部屋で遊ぶだけですが。

RMX-500のRMX-100の違い

Pioneer DJのRemix Stationシリーズからは、RMX-500というモデルと、RMX-1000というモデルが発売されています。こういうときの見分け方として一般的な理解としては「数字がデカイほうが、普通はフラッグシップモデル」という方法があります。

ただしこの2つのモデル。問題なのは発売時期がちょっと異なっていて、技術の進化もあるしスペックの差が分かりにくい。結局どっちが良いモデルなんだよ!という感じなので、カンタンに解説しようと思います(左がRMX-500、右がRMX-1000)。

音質にはさほど違いは無い

まず書いておきたいのは「音質にはさほど違いは無い」というところ。こういう2機種のモデルが併売されている場合、普通はフラッグシップモデル(RMX-1000)のほうが音が良かったりしますが、RMX-500も同等レベルの品質で、とくに差はなさそう。どちらも48KHz/24bitです。

何が違うのか

2つのモデルに差がでるとすれば「使い方」。RMX-500は細かいパラメータ設定を後からカスタマイズはできないようになっているのに比べ、RMX-1000はPC/Macと接続して自分好みの音をカスタマイズしていくことができます。

また、RMX-1000ではSDカードに入れた音源を再生する機能も備わっていて、自分で楽曲制作などをしているDJであれば、自身の持ちネタを仕込んでおくことも可能。

一方でRMX-500は機能が少ないかというと、そういうわけでもなく、例えばオーディオインターフェース機能が付いているのはRMX-500のみです。なので普段はPC/Macに繋いでおいて、ヘッドフォンアンプとして使うこともできます。また、ノブをひねって回すだけでなく押し込むことで操作することもできるのが特徴で、押し込み方ひとつでエフェクトを急にかけたり、緩やかにかけたりといった演出がカンタンにできます。

エフェクトをどこまで使いこなすかで選ぶべき

こうして見るとスペックというより、DJプレイのスタイルで選ぶべきなのなかな、というのが結論。

取り出してすぐに使いたい。即戦力としてんエフェクターであればRMX-500のほうが良いだろうし、自分で曲もつくっているプロDJもしくはセミプロぐらいの方であればRMX-1000を選ぶべしといった感じ。

RMX-500 VS RMX-100比較表

せっかくなんで、RMX-500とRMX-1000の違いや、エフェクトの有無を一覧表にしてみました。良かったら参考にしてみてください。

基本情報

  RMX-500 RMX-1000
発売年 2014年 3月 2012年 3月
SDカード使用(自前の音源利用)  
REMIXBOX対応  
オーディオインターフェース  
難易度 カンタン・スグ使える
即戦力
カスタマイズで
自分好みの音に
サンプリングレート 48 kHz 48 kHz
ビットレート 24 bit 24 bit
S/N比 96 dB 102 dB

Isolate FX / Rhythm FX

  RMX-500 RMX-1000
3-Band Effect Frequency
Add
Offset  
Over Dub  
Push Effect  
Rev Delay  
Cut  
Drive  
Gate  
Isolator  
Roll
Trans

Release FX

  RMX-500 RMX-1000
Back Spin
Echo
Vinyl Brake

Scene FX

  RMX-500 RMX-1000
BPF Echo  
Echo
Echo Beat button  
Echo+
Crush
High Pass Filter
Low Pass Filter
Mod  
Noise
Push Effect  
Reverb Down
Reverb Up
Spiral Down
Spiral Up
Zip  
Sub Parameter knob  

X Pad Instrument

  RMX-500 RMX-1000
Clap x 6 x 6
Cymbal x 3  
Hihat x 6 x 6
Kick x 6 x 6
Over Dub
Push Effect  
Pitch Shift  
Roll  
Sampler Bank   4×4
Snare x 6 x 6

迷うけど、こうしてみると僕の場合はRMX-500かなーって感じ。下の動画はRMX-500のプロモーションムービーです。

正直RMX-1000までのフルスペックな機能使いこなすには、結構練習も必要そう。

DJショップでチェックしてみる

発売からちょっと時間が経っているせいか、稀にセール対象になっていたりして、どこが最安値か明確には書きづらかったので、全部リンク貼っておきます。

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