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DJミキサーを修理に出そうか迷っていて、Pioneer DJのウェブサイトを覗いていたら、見覚えのある形のヘッドフォンが登場していてびっくり。

こ、これは…SENNHEISERのHD-25そっくり…

ダンスミュージックDJの定番ヘッドフォン HD-25

Sennheiser HD25

HD-25というヘッドフォンは、SENNHEISERの名作ヘッドフォン。1988年に発売されて以来、世界中のDJが愛用しています。発売された当初は、映像制作におけるマスタリングスタジオや、放送関係のオペレーター向けのモデルとして開発されていましたが、コンパクトで非常に良い鳴りがDJに気に入られ、今では世界中で使われるモデルになりました。

SENNHEISERにとってもDJからの需要は大きく、定期的にマイナーチェンジモデルが頻繁に出されていて、DJブースのなかでコードが絡まないカールコード(昔の黒電話のようなコード)verや、アルミニウムカップのモデルなど、コレクターがいるほど定番のモデルになっています。

YouTubeで公開されているDJのライブ配信を見てみると、実際に使われている事例がたくさん。イヤーパッドが小さいので首にかけても邪魔になりにくく、ハウジングを調節してイヤーパッドの位置を前後に動かせるので、片耳だけヘッドフォンの音を確認しやすい、といったところもオススメポイント。

以前にも紹介したことがありますが、僕は以前にSENNHEISERのメーカー主催の座談会にまで参加するほど、ずっとHD-25を愛用しています。

HD-25をオマージュ?そっくりなHDJ-CX

というわけで、新しくPioneer DJから登場したが「HDJ-CX」。HD-25クローンとも思える見た目ではありますが、イントロダクション動画を確認してみると、衝撃耐性にも配慮した設計になっていて、使い方が荒いDJの現場でも信頼できそうなつくりになっています(レビューコメントでは、「特にぶつけたり落としたりしていないのにヘッドバンド左側のプラスチック部分に亀裂が入っていた」とのコメントもあるので注意)。

周波数特性としてはSENNHEISERのHD-25が「16~22,000Hz」なのに対して、Pioneer DJのHDJ-CXは「5~30000 Hz」かなり高い音まで出る模様。

これはおそらく、DJ向けと銘打っているだけあって、最近のダンスミュージックがかなりワイドレンジな音を使うようになっている現状に合わせた設計かなと思います。

デザイン的にはHD-25よりもハウジング厚めな印象なので、頭の両側が目立ちそうですが、マットブラックなので悪目立ちもしなさそう。

着用イメージを見ると、まんまHD-25やんけと思いながらもSONY製品のようなスマートさを感じる。。。これはちょっと欲しいかも。

付属品が多いのもポイント。HD-25の付属品盛りだくさんverである「HD-25 Plus」を意識しているのかカールコードとストレートコード、予備のイヤーパッドがついています。

  • 1.2 m カールコード(伸長時 約 3.0 m)
  • 1.6 m ストレートコード
  • 6.3 mm ステレオ標準プラグアダプター(ネジ式)
  • プラグアダプターホルダー
  • 予備イヤーパッド ( ペア )

DJブースではカールコードって結構便利なんですけど、部屋でデスクの前で座った状態でトラックメイキングとかしてると、実は頭が引っ張られて邪魔だなと思ったりすることもあって、ストレートコードと変えられるのは結構便利なんですよね。

ちょうど今使っているSENNHEISERのHD-25が音が途切れることがあるので、もうそろそろ新しいHD-25に換えようかと思っていましたが、次に買うならHDJ-CXにしようかなと僕は考えてます。DJにとってヘッドフォンというは消耗品なので、高級ヘッドフォンよりもHD-25や今回のHDJ-CXのような2万円前後でハウジングの可動域が大きいものがオススメ。

[dj01equipaudio]

 

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