リモートワーク中にZOOMやGoogleでテレカンするひとも多くなってきたのではないでしょうか。そこで画面をもっと高画質に、高音質にすることでテレカン品質を向上させてみようかなと思い立ったのであった・・・。
仕事で使っているのはMacBookProですが、プライベートではiMac+サブディスプレイの2台体制。会社で使っているMacBookPro13インチよりもパワーがあるので、最近はいつもiMacで作業しています。ただDJ用にディスプレイの位置を調整しているので、ちょっと上にあってカメラが上からの画角だし、顔も暗い・・・。これを何とかしたいなと思っていて、先日YouTubeライブのためにビデオキャプチャを調達してみたということもり、「一眼レフカメラのウェブカメラ化」にチャレンジしてみました。
映像編:カメラとカメラスタンド、ビデオキャオプチャ
使うカメラは前回と同じくこちら。
カメラはそのまま置くわけではなくマイクスタンドに設置しています。実はSONY純正のミニ三脚も持っているのですが、マイクスタンドは高さ調節ができるので、こちらのほうが便利かなと思って既存のものを流用。
マイクスタンドのネジ穴をカメラ穴に円環するためのアダプタも用意。
あとはSmallRigの自由雲台を取り付けて角度に自由度をもたせています。
で、カメラのminiHDMI端子からHDMIケーブルを使って、iMacに映像を取り込むビデオキャプチャを用意。
HDMIをパススルーする必要がなく、今回のような一眼レフカメラをウェブカメラ化するだけであれば、CAM LINKでも問題ないと思います。
これで映像はOK。
音声編:マイクとマイクスタンド、オーディオインターフェース
次はマイク。コンデンサマイク、ワイヤレス・・・いろいろ試してみたんですが「周囲の音をあまり拾わない」という観点から選ぶとダイナミックマイクが理想かもしれないという結論に達しました。
マイクを固定するスタンドは卓上でも良いかなと思いますが、仕事なのでキーボードを打ちながらメモっているケースも多く、床にブームスタンドを設置して、そこにマイクを取り付けることにしてみました。マイクスタンドは1000円台から1万円台まで幅広くありますが、数千円は出したほうがぐらつかないものが手に入るかなと。
マイクのキャノン端子はそのままではiMacへつなげないので、オーディオインターフェースを介してデジタル信号に変換する必要があります。今回はTASCAMのマイクをオーディオインターフェースとして使ってみています。本当はこれマイクなんで、そのまま使いたいんですがUSBケーブルで適当な長さのものがなかったというのもダイナミックマイクを使ってみた理由の一つ。
このマイク(厳密にはPCMレコーダー)を使うときは、出力をちゃんとモノラルに設定しておくようにご注意ください。ステレオ設定のまま出力してしまうと、マイクは一本しか刺さってないので、必然的に音も片耳分しか出力されません。
オーディオインターフェースとか面倒くさい!っていう方はカメラにそのままショットガンマイクをつけてみたり、ワイヤレスのピンマイクを使ってしまえばスタンドなんかも不要だしオススメですね。
設定について
あとは設定。SONYのα6400はHDMI出力したときにメニュー画面やパラメーターを非表示にすることもできるので、忘れずに。この設定を忘れると、オートフォーカス確認用の四角いフレームがずっと顔面に張り付いて離れません。あと細かなところでいうと出力する画角を16:9にしておくことも重要。ZOOMだと16:9なので、画角をきちんと合わせると余りが出なくて綺麗です。
ウェブサービスは何でも良いんですが、ZOOMだとカメラを「Elgato Game Capture HD60 S+」に、マイクは「TASCAM DR-40X」に設定。
こんな感じ
セッティングするとこんな感じになります。カメラ邪魔だな!と思いますが、これは撮影しやすいのでここに置いてみただけです。
マイク伸ばしても案外カメラには入ってこないので、けっこう良い感じ。画質良いですね!と評判です。映る画面はこんな感じ↓
モザイクかけるとすごい怪しいんだけど、SONYのミラーレス一眼についてるオートフォーカスが常に有効なのでピントもばっちり。ボケ感も綺麗です。あと画面全体が明るくなったので、暗い印象がなくなりました。
と、ここまでやるひとはいないだろうなあと思いますが、MTG映像を圧倒的に綺麗にしたい!という稀有な方は是非参考にしてみてください。