DDJ-400番台のデビューから続々と登場してきた、00番台のDDJシリーズ。Pioneer DJが全世界の音楽好きをDJにしてしまうという野望をもとにリリースしてきたこのシリーズについて、おすすめのDJコントローラーについてまとめてみました。

Pioneer DJ製品のスペックは名前で分かるので便利

クラブの定番DJM-900NEXUS2

Pioneer DJの開発してきたDJミキサーには、そのモデル名に数字がつくのが一般的。僕が持っているDJミキサーは「DJM-850」だし、クラブの定番ミキサーといえば「DJM-900NEXUS2」。ちなみに、フェスなどで使う業務用フラッグシップモデルは「DJM-TOUR1」という特殊なラベリングされている。

一方でDJコントローラーの名称としては、DJコントローラーに「SZ」とか「RX」といった、アルファベットのモデル名を冠してきたのがこれまで流れだった。大抵Rとつくのがrekordboxに対応したモデルで、SとつくのがSerato DJ向けのモデル。ただ、そのDJコントローラーのモデル名に変化が起きているというのが最近の傾向。

Pioneer DJのDJコントローラーのラインナップとして、フラッグシップモデルは引き続きDDJ-RZXというモデルなんだけど、それ以外の普及モデルが**00という数字のモデル名に移行しつつある、というのが今日の話。

ガジェット化するDJ機材と、普及型DJコントローラー

Pioneer DJのフラッグシップモデルって実際むちゃむちゃ素晴らしい。

機能性はもちろんなんだけど、技術の粋を尽くした回路が最高品質の音を出力してくれて、クラブ仕様のアンプシステムを繋げば最高。ただし、それは手に入ればという話なわけで、一般に入手しやすい価格であるかというとそうでもないし、なにせDJコントローラーだけで40万円手前ぐらいの金額はかかってしまうとなると、素人はそうそう買えるもんじゃない。

でもそもそも、DJになれるようなひとは本来お金持ちなひとが多かったんだよね。

僕がDJというものに出会った15年ぐらい前までは、DJ機材を手にすることができたのはほんの一握り。僕なんて実際には機材は持っていなくって、高校の放送室でDJの練習をしていたぐらいだ。

Pionner DJ「DDJ-1000」は普及モデルでは最も高機能でスタンダードの地位を確立した

でも、この10年でDJ業界は大きく変化。レコードやCDを使っていた音源はパソコン内の音楽ファイルを使って鳴らされるようになって、それに合わせてPCDJというスタイルを、Traktor、Serato DJ、rekordboxといったDJソフトが牽引する時代になった。

DJ機材はAV機器というより、ある種ガジェットになって、大量生産されてとても安い金額で買うことができるようになった。ある意味、DJの民主化だ。

DJ機材のガジェット化という観点を見事に商品に活かしてきたのが、最大手Pioneer DJ。

Pioneer DJのDJコントローラーって実はとても安価でチープなものと、かなり敷居が高いフラッグシップモデルに2極化していたんだけど、最近では超低価格モデルDDJ-200から中級モデルDDJ-1000という中級フラッグシップモデルまで、細かいニーズに応えるようなラインナップへと移行しつつある。おそらくPioneer DJがやりたいのは、全世界のひとたちをDJに!ということなんだろう。そのためには、それぞれの状況やニーズに応じて商品を出していく必要がある。

DDJ-200は未経験でライトに楽しみたいユーザーには最適な選択肢

これってDJになりたいけど、本気出したいわけじゃないっていうユーザーには朗報なんですよね。

必要な機能しか用意しなくて良いよ!っていうひとにDDJ-200はがおすすめ。操作もシンプルでDJ気分をライトに楽しめる。一方で、ちょっとコスパ重視ではあるけど、その後にクラブDJとしてもデビューしたいなんてひとには、DDJ-1000なんかはとてもおすすめだ。

おすすめのDJコントローラーは?

というわけで、今回は00番台のDJコントローラーを比較してみました。DDJシリーズというのは機能の有無が型番と綺麗に揃っていて、表にまとめてみると分かりやすいです。

一口にDJをやってみるための機材といっても、そのニーズは様々。それぞれのニーズに合わせて、DJコントローラーの選び方をほんの少しだけ紹介してみることにします。

  DDJ-200 DDJ-400 DDJ-800 DDJ-1000
Channels 2 2 2 4
Deck Control 2 2 4 4
COLOR ON
JOG DISPLAY
MAGVEL FADER
BEAT FX

rekordbox内
エフェクトを
操作可能
ECHO
MULTI TAP DELAY
SPIRAL
REVERB
TRANS
FLANGER
PHASER
PITCH
SLIP ROLL
ROLL
ENIGMA JET
MOBIUS (SAW)
MOBIUS (TRIANGLE)
LOW CUT ECHO
ECHO
MULTI TAP DELAY
SPIRAL
REVERB
TRANS
FLANGER
PHASER
PITCH
SLIP ROLL
ROLL
ENIGMA JET
MOBIUS (SAW)
MOBIUS (TRIANGLE)
LOW CUT ECHO
SOUND
COLOR FX
FILTER Dub Echo
FILTER
Noise
Pitch
Dub Echo
FILTER
Noise
Pitch
rekordbox dvs
Booth Out
Master Out 1 2 2
Mic In 1 2 2
スタンドアローン使用
USB USB B×1 USB B×1 USB B×1 USB B×2
Sampler 16スロット 16スロットx 4バンク 16スロットx 4バンク 16スロットx 4バンク
Hot Cues 8 8 16 16

DJコントローラーを購入しようと考えるときに一番注目してほしいのは、チャンネル数。DDJ-200とDDJ-400はコントロールできるデッキ数が2チャンネルまでしか無い。簡単に書くと、同時に鳴らせる楽曲が2チャンネル分しかないということ。今からDJを始めようというかたで、いきなり4ch分のデッキを使いこなせる方はほぼいないとは思うけど、ハウスやテクノをベースにDJをしようとすると、エフェクト(効果音)などを独立して出力したほうが良いケースもあるので、僕は4チャンネル分のデッキをコントロールできるDDJ-800やDDJ-1000をオススメするようにしています。

さらに細かなところでいうと、音の出力が可能か?というところもポイント。DDJ-200は、iPhoneやiPad、パソコンから出力することを想定しているためマスター出力がありません。一方でそれ以外のDJコントローラーは最低1つはマスターアウトが確保されています。つまりスピーカーにつないである程度良い音を鳴らしたいと考えている方には、DDJ-200は向かないということですね。

ただ、DDJ-200ダメじゃんと思うことなかれ。この業界最安値DJコントローラーは、ラインナップのなかでも唯一、Bluetooth接続ができるんですよね。つまりiPhoneやiPadと無線で接続することが可能なのだ!これはとりあえず手軽に楽しみたい!という方には最高。お部屋でちょっとDJ体験をするのであれば、これは最高のガジェットなんですよね。

自分のステップに合ったDJコントローラーを選ぼう

もちろん予算に余裕があって、本格的な機材を楽しみたいというひとにはDDJ-1000をオススメはするんだけれども、ぶっちゃけ2万を切るDJ機材というのはすごい安いので、試しにDDJ-200を買ってみてから徐々にステップアップという手もあるんじゃないかな?と僕は思っています。

DJ機材がこんなに安くなって、選べる機材も選択肢に幅があるのは、15年前からすると考えられないレベルなんだけど、良い時代になったなとしみじみ実感しています。

 

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