プロも使うDAWの定番ソフトLogic Pro X

Logic Pro Xがアップデート

今年の5月。リモートワーク中の話だけど、家のiMacにすごくバカでかいアップデートが走ってるなあと思ったらLogic Pro Xの更新だったみたいで、「音源か何かがアップデートされたのかな」とか思って放置していたんだけど、一昨日久々に開いてみたら、とんでもない進化が起きていた。

Logic ProというのはAppleがリリースしている音楽制作アプリケーション(Digital Audio Workstation、略してDAWとか呼ばれる)のことで、各社が出しているDAWのなかでもかなり定番の部類に属していて、プロも使っているソフトウェアだ。ちなみに価格は日本円で24,000円。かつてのDAWソフトといえばかなり高額なものも多く、数十万円するものも少なくなかったわけだけど、Appleが開発元を会社ごと買収。Mac OSに特化してDL販売のみに特化することで価格は十分の一ぐらいになったという経緯がある。現在では数万円で入手できるようになったDAWソフトの低価格化の口火を切ったのはAppleだとも言えるかもしれない。

痒いところに手が届いた充実のアップデート内容

どんな素材も音楽に変えるQuick Sampler

話をアップデートに戻すと、このアップデートが素晴らしい。音声を簡単に音楽にあてられるクイックサンプラー、内臓ステップシーケンサー・・・音楽制作をもっと便利に、簡単にというビジョンの詰まったアップデート。Apple自身も「Apple、Logic Pro X 発表以来、最大規模のアップデート」と表現している。

購入したワンショットの効果音やボイスを取り込んで、簡単に制作中の楽曲にあてはめられるQuickSamplerはとても便利そう。ボイスを取り込んでピッチを変更することなく拍に合わせる作業もスムーズに行うことができるし、ループ音源をぶつ切りにして(このスライス機能もとても強力なツールだ)キック、スネア、ハイハットとそれぞれの音から楽曲を再構成することもできる。言うなれば「サンプラー」という機能を限界まで拡張した、全く新しい音楽制作ツールに仕上がっているのだ。

アップデートの詳細はsleep freaksチャンネルのファーストインプレッションが一番詳しいので、興味あるかたはこちらをチェックください。

sleep freaksチャンネルの動画はライブ配信時のアーカイブなので、将来的に編集された動画を公開予定だそう。分かりやすい解説に定評のあるチャンネルだけに期待したい。

Native Instrumnts「MASCHINE」とのワークフローを検討中

視覚的に音楽を生成できるステップシーケンサー

今回のアップデートで僕が最も驚いたのが「ステップシーケンサーを追加した」こと。

ステップシーケンサーとは写真のようなブロック上の作曲ツールで、ドラムやメロディ、ボイスなど様々な素材を4分音符を意味するブロックへ並べていくだけで作曲できるツール。今回のアップデートで導入されたこの機能は単純なステップシーケンサーではなく、前述したQuick Samplerと連動して録音した音源からループをつくることができたり、細かいところまで音の加工を行うことができそう。

つまりこのステップシーケンサー、ビギナーには簡単に音楽をつくることができるツールでもあるし、プロにとっては細かな設定までいじり倒すことができる理想的なツールに仕上がっているのだ。

そこで今考えていることはずばり「MASCHINEで作曲する場合のワークフローをどうするか?」ということ。これまでMASCHINEでつくった楽曲データをMIDI化してLogic Pro Xへドラッグ&ドロップするという方式をとっていたわけだけど、最初からLogic Pro Xを立ち上げてMASCHINEはLogic Pro Xのプラグインとして使ったほうが良いのかもしれない。

Native InstrumentsのMASCHINEというアプリケーションは実質Logic Pro Xのステップシーケンサーのようなものなわけだけど、Logic Pro Xに強力なツールが実装されてしまった以上、MASCHINEで作曲したものをLogic Pro Xに乗せ替えて仕上げる運用は明らかに面倒くさそうだ。理想的にはLogic Pro Xのステップシーケンサーで鳴らす音をMASCHINE経由で呼び出すという方法だけど、MASCHINEはスケッチのようにインスピレーションを感じた瞬間に曲づくりができるのが強み。Logic Pro Xを使ってしまうと、どうしてもモタついてしまう印象は拭えない・・・。YouTubeでは海外の方がそれにチャレンジしてますね。

ただ、この方式は音を変更しようと思ったときにモタモタしそう。何か良い方法があったら教えてください。

Logic Pro Xはガチ勢だけじゃなく趣味のユーザーにもオススメ

というわけで、新たなトラックメイキングツールを提げて大規模アップデートを果たしたLogic Pro X。これまでDTM(Desktop Music)は比較的玄人向けの趣味でしたが、今回のアップデートは、音楽制作という趣味がもっともっと一般的になる端緒になるのではなと個人的には思っていたりもします。

YouTubeでのVideo-BlogやPodcastを始めるひとも増えつつあるので、BGMを自分でつくってみるひとも今後は増えそう。そんなホビー使いのユーザーにもLogic Pro Xはオススメです。

Logic Pro X (Apple)

プロフェッショナル向け音楽制作

¥24,000

今回のアップデートの詳細はプレスリリースにも詳しいので、詳しく知りたい方はAppleのプレスリリースをご参照ください。

・Apple、Logic Pro X 発表以来、最大規模のアップデートを Logic に実施(apple.com)

 

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