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初心者向けのDJ記事を書き残しておきたい!

という熱量が続いているうちに第2回目。今回は具体的にオススメの機材を紹介するまえに、大前提必要な道具について紹介していきたいと思います。大抵の記事ではDJコントローラーやDJミキサーに関する記事が多めですが、「どうやって音を出すのか」「どうやって次につなぐ曲をモニタリングするのか」は超初級な疑問なのであまり解説されることがありません。

というわけでセットアップ考える前に必要な道具の話。大前提として、①スピーカー、②ヘッドフォン、③ケーブル類、は必ず必要になります。

手っ取り早くおすすめのDJコントローラーを知りたいかたはこちら(2018年度最新 グレード別おすすめDJコントローラーを検討してみる)。iPhoneやiPadでDJをするためのコントローラーについてはこちら(iPhone/iPadでDJ! iOS対応おすすめDJコントローラー)をチェックしてみてください。

スピーカーについて

今からクラブ開業したいっていうひと以外は、だいたい部屋でDJやりたいなあというひとがほとんどだと思うんですが、いずれにせよ音を出すスピーカーは必要。スピーカーには大きくパワードスピーカーと呼ばれるものと、パッシブスピーカーと呼ばれるものがあります。

パワードスピーカーの「パワード」とはパワードアンプのこと。スピーカーに入力される信号は、人間が聞こえるレベルの音量まで電力を増幅させる必要があるので、「アンプ」という機材を通して、電力を上げてからスピカーへ入力します。もともとはスピーカーとアンプは別々の装置だったんですが、最近はアンプ内蔵の「パワードスピーカー」も多いです。ちなみに、左右別々にアンプを内臓されたパワードスピーカーは互いに信号が干渉しないので、「バイアンプ」という方式でスタジオモニター向けの機材として重宝されています。パッシブスピーカーというのは電源装置(パワードアンプ)を内臓していないタイプのものを指します。

スピーカーの種類とPAに関する基礎的な知識に関しては、質問をもらったので、ちょっと丁寧に記事を書いてみましたので、気になる方はこちらを参考にしてみてください → 初心者DJとカフェ店長のためのスピーカー・PA機材入門。あと発展編として、こんな記事もまとめています → 初心者向けおすすめDJスピーカーの選び方と基礎知識

アンプ内蔵のパワードスピーカー

部屋でDJをやるときに一般的なのは、設置も簡単な「パワードスピーカー」のほう。

パワードスピーカーで探すと、安価なものから、ちょっと高級なものまで様々。まあ高くても4万ぐらいかなといったところでしょうか。初心者向けのエントリーモデルだとKRKとかFOSTEX、Pioneerとかも出してますね。

コストパフォーマンスを重視するならBheringerのMS40(Amazon)とかは低音が強めですが調整可能なのでオススメではあります。

あとバイアンプ方式のパワードスピーカーもオススメですね。スピーカーは1本単位で売っているものと、左右ペアで売っているものありますので、購入するときはきちんと確認するように(MS40はペア)。

部屋でDJをやりたい!という方向けにおすすめスピーカーをピックアップしてみたので、DJ向けスピーカーの選び方はこちら(自宅でDJ!初心者向けおすすめスピーカーの選び方と基礎知識)をチェックしてみてね。

地味に必要なスピーカースタンド

あとスピーカーの設置に関していうと、普通にデスクに置いてるひともいますが、DJをやるときは立ってプレイするのが基本なので、スピーカーを胸のあたりまで位置上げしておいたほうが音が聞こえやすいです。スピーカースタンドと呼ばれる機材の上にスピーカーを置くことで、位置を調整することができます。これけっこう便利。

スタンドはスピーカー以外にもMacBookのようなノートパソコンを置くためのスタンドや、CDJを置くスタンドなど、様々なものがあります。スピーカースタンドはあったほうがいいけど、あとは机の広さと財布と相談しながら検討。僕の部屋では本来CDJのような重たい機材を置くようのスタンドの上にスピーカーを置いてます。

ヘッドフォンについて

最初のヘッドフォンで本気を出す必要は無い!

どんなスタイルでDJをやるにしろ、ある程度必須な作業として「次の音を聞いてミックスの次の手を考える」ということをDJ中にやらないといけないので、ヘッドフォンも必須。ただ、これからDJを始めたい!というひとが高級なものを購入するのは、あんまりオススメできません。なぜなら、

DJにとってヘッドフォンは「THE消耗品」だから!

片耳にかけたり、けっこう乱暴に扱うのでまあ一生モノを探すのはやめたほうが無難。正直、クラブとかパーティでもDJやりたいという方は、2年経てばぶっ壊れると思って差し支えありません。最初は2000円とか高くても5000円ぐらいで安いものを買っておいて、ちょっと背伸びしたくなってからでも十分かなと。

でもせっかくだし良いDJヘッドフォンが欲しいという方

ちなみに、ちょっと背伸びしたいんです、という方向けにDJ向けヘッドフォン選びのポイントをお伝えするなら①遮音性、②ケーブルの取り回しやすさ、ときて、③最後に音質、かなあというのが僕の見解です。

僕が使っているのはSENNHEISERの「HD-25」というダンスミュージック系のDJがチラホラ使っているモデル。コードがくるくると昔の電話コードのようになっているので、動き回っても邪魔にならないのと、片耳でモニタリングするために耳あてを動かせます。音の音の鳴り具合もドンシャリな感じがとても好み。好きすぎて、過去SENNHEISERさんのファンミーティング座談会に、一介の素人として参加したことすらあります。ちょっと安いverがAmazonにもある模様。

これ買ったの8年前ぐらいなんですけど、当時国内にカールコードverって無かったので、輸入しました。その話をファンミーティングで輸入代理店の方にしたら、直々に「壊れたら送っていただければ国内にもカールコードありますよ」と言ってたんで、たぶん国内にも在庫あるんでしょうね。

ケーブル類

ケーブルの種類も頭に入れておいたほうが良いです。DJを始めるにあたり覚えておきたいのが3種類ほどあります。

RCAプラグ

まずはRCAプラグ。これは赤と白が一般的なケーブル。一番普及してるので安価ですが、皮膜が薄いので現場ではノイズが乗るケースもあります(部屋でやるなら無視して良いレベル)。

Phoneプラグ

つぎはPhoneプラグ。よくあるイヤホンの大きいverなんだけど、大きいほうが実は標準。抜けにくいのでヘッドフォンの端子は大抵Phoneプラグですね。

キャノンプラグ

で、最後がキャノンプラグ。キャノン社が開発したのでそう呼ばれますが、正式名称は「XLRタイプコネクター」です。ノイズが乗りにくいため業界的に標準的な規格なので、ちゃんとしたクラブやフェス会場のアウトプット(出力)は大抵XLRですね。

DJコントローラーなどの機材を購入すると、大抵ついてくるものではありますが、まれに足りないケースがあるので、買い足すときには何のケーブルを買わないといけないかは覚えておかないといけません。

まとめ

最近のDJコントローラーはUSB一本でDJ!という売り文句で売られているので、見落としがちですが、いざ商品が届いて接続する段階になって「ケーブルが足りない」とか「スピーカー買うの忘れた」っていうケースは多いんじゃないかなと思います。

付属品に何がついてて、何がついていないのかは商品仕様のページや付属品の紹介ページをよく読んで確認すべし!といったところでしょうか。

[dj01equipaudio]

 

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