スマホやタブレットでライブ配信をするとき、問題になるのが音声。高音質のマイクを使ったりDJであればミキサーからの出力をそのまま配信したい場合、イヤホン用のLightinngアダプタではなくオーディオインターフェースが必要になります。iPhoneやiPadで使える機材については、オーディオインターフェース(スマホでライブ配信をするための最低限必要な機材と仕様を教えてください)やDJコントローラー(iPhone/iPadでDJ! iOS対応おすすめDJコントローラー)について過去に何回かまとめたこともありますが、今回はYAMAHAのAG06を購入してみたのでさらっと紹介してみます。

YAMAHA A06を買ってみた

ライブ配信にピッタリなオーディオインターフェースが欲しい

YAMAHA AG06

Podcastを収録したりライブ配信にチャレンジしてみたいなと思って、YAMAHAのMW 8CXを買ったのが10年前ぐらい前。パソコンとUSB接続することができたので、DJミキサーからのアウトプットをMW8CX経由でMacBookProに送り送って、Ustream配信をよくやっていました。当時はこんなに簡単にできるんだーと感動した覚えがありますが、時が経てば時代はパソコンからスマホへ。iPhoneやiPadからのYouTubeライブやInstaLiveが主流になってきました。

そうなってくると、必然的にiPhoneとかiPadに対応したミキサーを用意しないとな、ということで、肝心のMW8CXが壊れたこともあって新しいミキサーをAmazonポイントでゲットしました。

買い替えた商品も安定のYAMAHAですが、以前から使っていたミキサーの後継機ではなく、ちょっと違う毛色のものを選んでみました。最近のYAMAHAはウェブキャスティングミキサーと称して、YouTuberやInstagramerがライブ配信をするのに最適な小型のミキサーをリリースしていて、今回ゲットしたのは「AG06」という6chの白いミキサー。

AG06のINPUT端子を見ると分かりますが、AG06はおそらくMax2名での収録を想定していると思われ、1名向けだと3chのAG03というモデルも発売されています。いずれのモデルもYouTube界隈では結構人気でレビュー動画をUPしているひとも多いですね。

実はiPhoneやiPadにも対応しているオーディオインターフェース

何故、以前まで使っていたモデルの後継機種を選ばずにAG06を選んだかというと、ずばり「iPhoneに対応しているから」です。大々的には記載が無いのですが、このAG03とAG06という2モデル、iPad/iPhoneのオーディオインターフェースとして使うことも可能になっています。細かい使い方は後述するとして、要するにiPhoneでライブ配信をしようと思ったときに、DJやBGMをステレオ入力することができるようになる、というのがこのミキサーの大きな特徴です。

オーディオインターフェース内臓のミキサーは他にもあります

オーディオインターフェースというのはアナログ音声の信号と、デジタル信号を変換する機能/装置ですが、オーディオインターフェース機能がついていてパソコンにUSB接続できるミキサーというのは最近では結構多いです。安いところだとBEHRINGERなんかがYAMAHAミキサーのクローンっぽいものを出しているので、パソコンと接続できればOK!という方には、予算次第ではそちらもおすすめですね。

最近のBEHRINGERって結構攻めてて、Bluetooth内蔵のミキサーも出したりしているので、ユニークな機材のほうが好きだという方はチェックしてみても良いかなと思います。

BEHRINGER FLOW 8 オールインワンコンパクトデジタルミキサー
ノーブランド品

YAMAHA AG06を実際に使ってみる

気軽にエフェクト操作可能で、電源スイッチが操作盤にあるのも嬉しい

というわけで早速触ってみました。以前から使っているMW8CXと比べると、まず電源スイッチの位置から大きな違いが・・・。MW8CXは電源スイッチが後ろにあって電源を入れたり切ったりするのが少々ストレスでしたが、AG06は卓右側にランプ付きで設置されているので思い立ったらすぐ電源を入れることができます。

またエフェクト、コンプレッサー、EQをかけられるスイッチがあるのでエコーなどを「かけたい!」と思った瞬間にかけることができます。ボタン類の配置的には音楽制作というより、本当に配信者向けに最適化された機能配置かなと感じます。入力ゲインをワンプッシュで落とすボタンなんかもあって、あまり小難しいことを考えずに配信できるのはかなり良いですね。

ここまでパソコンやスマホに繋ぐことを前提にしてますが、普通にステレオOUTもあるので通常のミキサーとして使うことも、もちろん可能です(パソコンとUSBしないときは後述する電源供給に注意)。

ループバックで気軽にBGM付きのライブ配信も可能

YouTuberに注目されているのがループバック機能。

卓の中央にアウトプットする種類を3のなかから選ぶ切り替えスイッチがあるのですが、一般的な「1と2だけを出力」「全ての入力をミックスして出力」といった設定に加えて、「(パソコンやスマホなど)接続先の出力音声と、ミキサーに入力された音を全てミックスして、(もっぺんパソコンやスマホに)出力」という機能を使うことが可能。これをLOOP BACK機能と呼びます。

例えばYouTubeライブを配信しようと思ったときに、ただ自分の声だけじゃなくて自作の音楽やロイヤリティフリーのBGMなんかをバックに喋りたいというときに使えるのがLOOP BACK機能です。

レベルメーターが2灯式なのでちょっと不安

YAMAHA MW8CXはレベルメーターが見やすい(黒窓部分)

基本的には設計やデザインも分かりやすいので大満足ではあるのですが、一点気になるところを挙げるとすれば「レベルメーター」。ミキサーのレベルメーターって、一般的には緑ランプ、黄色ランプ、赤ランプといった具合に細かいレベルが把握できるようになっています。

というのも、出している音が小さいのか大きいのか、どれぐらいツマミをひねれば適正レベルになるかを一目で分かりやすいようにする必要があるため。

AG06はお手軽ミキサーという設計上、レベルメーターが緑と赤の1つずつ。つまり大きいのか小さいかの判断が一目見ただけではちょっと分かりにくいときもあります。まあここはコンパクトさとのトレードオフかなと思うので、しょうがない部分ではありますけどね。

iPhoneやiPadに接続する場合

必要な周辺ケーブル/変換コネクタ

iPhoneやiPadのアプリを使ってライブ配信をするときにYAMAHA AGシリーズを使う場合は周辺機器が必要になるのでご注意を。YAMAHAのAGシリーズはパソコンと接続する場合はUSBから給電されるため電源は不要なのですが、iPhoneやiPadと接続する場合には電源が供給されないため、単体では動かず、別途電源供給するケーブルが必要になります。端子はUSBなのですがMicro-B端子なのでご注意ください。

さらにiPhoneやiPadの充電対策。ライブ配信はカメラや音声などの処理に多くのエネルギーを使うため、充電が減りやすくなります。そのため、端末への充電ケーブルは必須。ただしAGシリーズとiPhoneやiPadをそのまま接続してしまうと、充電ケーブルが刺せなくなってしまうので、Apple純正のLightningアダプタで①AGシリーズと接続するUSB端子、②充電用のLightning端子、の2つに分岐させる必要があります。というわけで必要になるのがカメラアダプタ。これはUSB-A端子とLightning端子の2つが挿せるようになる、iPhone向けのアダプタになります

早速iPhoneとYAMAHA AG06を接続

というわけで接続してみると、下記の写真のようになります。僕の場合母艦のiMacから常時Micro-B USBケーブル(黒)と、Lightningケーブル(黒)が出ているのでパソコンと繋がっちゃうかな?と不安ながらも試してみましたが、問題なくiPhoneと接続できました。

ミキサーの電源を入れると「YAMAHA AG06をアップデートしますか?」という表示がiPhoneに出現するので、アップデートするを選択。おそらくこればAG06のファームウェアをアップデートしているわけではなく、iPhoneにAG06のドライバか何かを自動インストールしているのかなと思います。時間自体は1分もかからずに終了しましたが、終わる「YAMAHA AG06」が入出力になっていることを確認できました。

Instagramライブでは使えるけど、Twitter Spacesでは使えなさそう

まだ研究中なのですが、取り急ぎ分かったこと。

YouTubeライブやInstaライブでは使えましたが、TwitterのSpacesでは使えませんでした。TwitterのSpacesを起動すると音声入出力がiPhone端末オンリーになり、端末のマイクしか使えなくなる模様。つまり、iPhoneをそのまま使うか、Bluetoothイヤホンを使うかという選択肢しか無いようです。まあ今後、TwitterのSpacesはパソコンからでも配信できるようになるらしいので、次はパソコンから配信テストしてみても良いかなと計画しています。

Twitterでも使えるよ~という情報をお持ちの方はタレコミお願いします。それでは!

 

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