先日「顔色悪いですね(笑)」と他部署の後輩に言われてしまいました。
大きなプレゼン前なんかになってくると、自分なりに納得できるプレゼン資料を用意したいので、夜中まで会社にいちゃったりしていることもあるんですが、そのせいか、
naka_changさん会社に住んでるらしい
という噂がかなり前から立っていて、ちょっと前に人事のラインマネージャーから「家に帰ってます?」と聞かれるだけのミーティングを入れられてしまいました。僕は結構プレゼン資料とかデザインとか、ものすごくこだわるタイプなので、作業している背中を見るとそう見えるのかもしれません。マジレスすると、帰ってます。プレゼン前だけです。
家に帰って何してるかというと、普通広告会社のクリエイティブスタッフって、Vimeo動画を観たり、海外広告賞の事例を勉強したりしてると思うんですが、(まあそれもやってるが)最近の僕は宇宙人のドキュメンタリーにはまっていて、日夜「古代文明宇宙人説」のドキュメンタリーをHuluで観ています。これあんまり会社で言いづらいんですけど、ものすごい面白い。この胡散臭い感じがすごく良い。
ちょっと前までは社会派ドキュメンタリー、その次は数学の解説動画ときて、いまのマイブームは「古代遺跡と宇宙人」というわけ。
オカルトの説を信じているかということではなくって、僕の場合は完全にプレゼンテーションとして楽しんでいるんですが、オカルトものの映像作品というのは伏線の回収の仕方とか、ものすごい面白いんですよね。「ちょっといまのロジック無理あるやろ〜」とか「ああ、この話とこの話つなげてくるか〜」みたいな、一般的な楽しみ方なのかは不明ですが、まあそういうテンションで毎晩観ています。ちなみに観ているのは「古代の宇宙人」というもの。
古代遺跡、例えばエジプトのピラミッドとか、インカの遺跡とか、巨大な石組みによる遺跡って、未だに建設方法がわかってないんだそうだ。インカのサクサイワマン遺跡に積んである石は、高さ1m以上、何トンもある石を接着剤も無しに精巧に組み立てられている。
こういう工法は、石をいったん1500度以上の温度で溶かした上で成形しないと、不可能なんだそうだ。鉄も無い時代に、こんなに精巧な石組みをつくれないっしょ、これは古代の超文明の仕業っしょ。それって宇宙人っしょ。というのが番組の主張だ。
他にもいろいろあって、ピラミッドやその他の古代遺跡には、オリオン座をモチーフにしたものが多く、遺跡の位置関係を整理すると、重要なポイントとしてシリウスを指しているケースが多いと読み取れるんだそうだ。宇宙人はだいたいシリウスから来てるらしい。
まあ、ここまでは凄いなって思うじゃないですか。こっからがすごく面白くなってくるんですけど、シーズン3で20話を超えてくると、番組側もネタが尽きてきているのか「海底人も宇宙人」「キリストは宇宙人と人間の遺伝子交配によって生まれた」「ノアの箱舟は宇宙船」みたいな、もう全部宇宙人みたいな笑。ええ感じに行き詰まってきてる感じがすごくいいですね。
もはやこの記事を書きながら、いま24話を流し視聴してるわけですが、取材してる人物もだいたい覚えてきたちゃってて、日本語吹き替えの声で「あ、これどこそこの教授だわ」とか「なんとかマガジンの編集長だわ」みたいな感じでわかるようになってきました。
「Legendary Times Magazine」の編集長、シーズン1ではけっこうボサボサ頭で出演してましたが、シーズン3ともなると、割とちゃんとした格好で喋ってるなあとか。このひと、魔法とか一切信じてないんですけど、逆に「聖書や伝説に書いてある魔法のような所業は、全部宇宙人が古代文明にもたらした最新テクノロジーだ!」と主張しています。割と説得力あります。例えば、ドラゴンなんてものは存在しない、それはロケットエンジンを搭載した宇宙ロケットに違いない!という説を唱えていて、「あ、確かにそういう見方もできるなあ」という感じですね。
たくましい想像力というのは、使い方によってはとても面白いっていう証左だなあと毎晩関心してるわけなんですけど、聖書とか古代の言い伝えとかを、「それってWi-Fiじゃね?」とか「UFOじゃね?」とか、そういう新しい観点で見ていくっていうのは、それが本当かどうか別として、とても面白いなあと思いながら、最近寝不足気味な管理人です。