本記事にはアフィリエイトリンク広告が含まれています。
先日Pioneer DJの「XDJ-RR」がUSBメモリに曲を入れておくだけでDJできるよっていう記事を書きましたが、調べてみたらUSBだけでDJできるDJコントローラーって結構増えてきていますね。持ち運びも楽になりそうなので1台どうかなーと考えていて、ちょっと調べてみたので備忘録としてまとめておきます。
目次
USBメモリでDJするには、DJコントローラーにディスプレイが必須
USBメモリに音源データを入れておいて、DJコントローラーに接続して簡単DJ!とは言うものの、意外とそんなDJコントローラーは少ないのが現状だったりします。それもそのはず。USBメモリのみでDJをやろうと思ったときにトラック情報を確認できないから。
通常PCDJ、データDJと呼ばれるプレイスタイルだと、MacBookのようなラップトップ(ノートPC)をDJコントローラーと接続して使うため、楽曲名はもちろん、キューポイント、その他ループ地点の情報などはラップトップの大きな画面を通して見ることになります。それがUSBメモリだけでプレイするとなると、画面が必要なので、DJコントローラーのほうにディスプレイを付ける必要があります。最近ではテンポ情報などを確認できる小さなディスプレイ搭載のDJコントローラーというのは結構あるものの、まだまだ少ないのが現状。
大型の液晶ディスプレイというのは、画面それ自体もさることながら、画面を制御する基盤もになってくるので、それだけ高価なDJコントローラーになってしまい、利益率が圧迫されるリスクがあります。あとはディスプレイを表示させるためには電力も必要になるので、USB給電方式だと仕様設計が難しく、ACアダプターが必要になったりと、メーカーとしては結構手間がかかるモデルになりがち。なので、各社できるだけ「PCやスマートフォンと接続して使う」DJコントローラーを開発するのが潮流になっているというわけです。
ただ今回は、そんななか果敢にUSBメモリによるDJプレイが可能な、ディスプレイ付きのDJコントローラーを紹介してみたいと思います。
USBメモリでプレイできるDJコントローラー
XDJ-RX2(Pioneer DJ)
Pioneer DJのXDJシリーズは、Pioneer DJのDJコントローラーのなかでも「オールインワンDJシステム」と呼ばれていて、ラップトップはもちろんUSBストレージ、つまり1TBとかのUSBストレージを接続してDJすることも可能なシリーズ。もちろん通常のターンテーブルも接続可能。
最近のコントローラーはジョグダイヤル部分が、かつてのCDJをちゃんtの2台並べたみたいになっていて、レイアウトも現場のものに近くなってますね。とはいえやはりコスト的に厳しいのと、USBだけでDJするという想定が、そもそもエントリー仕様という感じなのか、チャンネル数は2ch。
XDJ-RR(Pioneer DJ)
XDJ-RRはXDJ-RX2の廉価版でお買い求めやすい感じに。ただその代わり、アナログの入力端子が無く、完全にPCDJ、データDJ仕様。ラップトップもしくはiPad、iPhone、そしてUSBメモリでのDJが前提。
エントリーモデルとして捉えると非常にコスパの良い感じのDJコントローラーとも言えるかなと思いますね。
XDJ-XZ(Pioneer DJ)
XDJ-XZはPioneer DJのリリースしているオールインワンDJコントローラーのフラッグシップとして2019年暮れに発売開始されたモデル。ミキサー部分はこれまで2chにとどまっていたチャンネル数が4chへ増え、DJM-900NEXUS2にディスプレイがついたカタチになっています。
4chならではの利点としては、ターンテーブルも接続できるというところ。今後は小さなクラブなんかでは、こういうオールインワン型のコントローラーが常設、みたいなのがスタンダードになっていくと思われます。
MCX8000(DENON DJ)
Pioneer DJの他の選択肢としてはDENON DJ。エントリーモデルとしてよく紹介されているのはPioneer DJですが、DENON DJから出ているものも結構あります。MCX8000は今の所フラッグシップモデル扱いですね。
このMCX8000、基本的にはDENON DJ開発のソフトウェア「Engine」を使ってDJをすることができるのですが、SERATO DJも付属しているので、実はもうDJコントローラーを持っててSERATO使ってる、なんて方はこちらのほうが操作への順応性は高いかもしれません。
CDM-4000(GEMINI)
GEMINIのCDM-4000は今回の記事のなかでは最安クラスのコントローラー。シンプルにスピーカーに接続してCDかUSBをセットすれば、すぐにDJプレイが可能なモデル。ディスプレイはファイル名のみだと思うのと、サイズも大きくはないので、エントリー向きですね。ただCDも使えてこの値段というのはかなり破格。
結婚式とかでサクッとDJやってみるだけ!という感じならまだオススメですね。ただし、後々ちょっと良いDJコントローラーに手を出したくなる可能性は否めないので、DJにハマりそうならPioneer DJとかDENON DJを選んだほうが良いかな、という感じ。
USBメモリも利用できるCDJやDJプレイヤーも
Pioneer DJ XDJシリーズ/CDJシリーズ
Pioneer DJって実はDJコントローラーがんがん開発する前の主流はCDJプレイヤーだったんですが(DJミキサーは盤石に定番になってる)、最近のCDJはもはやCDのためのものではなく、USBストレージをはじめとした様々なデバイスを接続することを念頭に置いてつくっている感じは伝わってきます。
DJコントローラーと同じくXDJと記載されているモデルはクロスメディアを想定したつくりになっていて、CDJと記載のあるモデルは、CDJの延長線上に様々なメディアが対応しているといったつくりになっています。
もとからDJミキサーをもっているひとだったら、こういうマルチメディア対応のDJプレイヤーを購入するのはありですね。
DENON DJ SCシリーズ/DNシリーズ
ちなみに、DENON DJからも同様のDJプレイヤーというのがリリースされています。あんまり普及していないためかお店の在庫があるところが少ないですが、ざっと探した感じまだ売ってそうなのはこちらの簡易版。
あと、DENON DJは最近PRIMEシリーズといって、ちょっと高機能な志向にシフトしつつあって、そのPRIMEシリーズからDJプレイヤーが出ていました。
PRIMEシリーズの機材はLANケーブルでシリーズ製品を接続して、デジタル同期させたりといった使い方ができるので、SC5000を購入する場合はミキサーもDENON DJのX1800とかにしたほうが連携はしやすそう。
まあDENON DJの機材買うならエフェクトの相性なんかもあるわけだし、ロマンですが全てDENON DJに揃えたほうが良いのかもしれません。デザイン的にはグリーンって結構かっこいいんですけどね。
USBメモリのリカバリー対策もご用意を
USBメモリは便利な反面注意も必要。ヘッドホンと同様消耗品なので、バッグのなかでガサゴソしているうちに故障してしまったりするケースも考えられます。もしものときは復元ソフトもあるので参考までにチェックしてみてください。
・まさかに備えよう! DJのための音源管理、データ復元&バックアップ講座
[dj01equipbasic]