以前「買いました!」という記事(DJオススメ!普段使いヘッドフォンの選び方)を書いてみた、SONYのノイズキャンセリングヘッドフォン WH-1000XM3ですが、購入して1ヶ月半ぐらい経過したのであらためてレビューを書いてみようと思います。

結論から書くとWH-1000XM3まじ最&高

買おうか迷っている人向けに先に書いておくと、SONYのWH-1000XM3、最高です。ほとんど文句は無いと言っても良い。通勤や通学中に使いたいヘッドフォンを探しているひとにとっては、現行モデルでは最高といっても過言ではないレベルでした。

ちょっと気になるところもあるっちゃあるんですけど、よほどのことでない限りは買って損は無いと僕は感じていて2018年最後の最後でベストバイ商品No.1に食い込んだなという思いです。

ただ、ヘッドフォンというのは音響製品でもあり、普段激しいストレスにさらされる耐久消耗品でもあり、ポジションとしてはやや特殊なものなので、ヘッドフォンを探しているひと向けにいくつか選び方のポイントをまとめておこう。

ヘッドフォンを買うのは良いけど用途を考えておこう

ひと昔前まではヘッドフォン売り場なんて家電量販店でもなかなかスペースが小さな売り場しかなかったけど、最近ではフロアの大きな面積を占めるようになった。これもスマホで音楽を聴くひとが増えたせいだろう。音楽を聴くとなるとやっぱり良い音質で聴きたいというのが人間の性だけど、一口にヘッドフォンと言っても、実は用途がいくつかある。これを知っておくと、価格や構造を念頭に置きながらヘッドフォン選びができるので、オススメ。

厳密な分類ではないけど、いくつか紹介しておこう。

ピュアリスニング向けのヘッドフォン

ピュアリスニングというのは、簡単に言えば高級オーディオで聴く高音質な音楽鑑賞のことで、普段僕らが楽しんでいるような「ながらリスニング」というよりは、オーディオ専用の部屋をつくって音楽を積極的に楽しむような形態を指す。限りなく高音質を目指すヘッドフォンのほとんどは、精細な音の再現性を重視するのでハウジングが密閉されていないことも多くって、そういったタイプは開放型と呼ばれることも多い。

ピュアリスニングは直訳すると「原音で聴く」という意味ではあるけど、厳密には原音というより解像度の高い音で聴こうよ、というのがコンセプト。だからピュアリスニング用のヘッドフォンはヴァイオリンの細かな響きや、ギターのピッキング音とか、ものすごく細かく聞こえて臨場感は素晴らしい。

ただ、開放型のヘッドフォンは遮音性が高くないので屋外ではほとんど使い物にならないので、リスニングルームがちゃんとあるひと向けかな。

DJのモニタリング向け

DJもパフォーマンス中にヘッドフォンをしているのをよく見るので、ヘッドフォンといえばDJ!と思うひとも多いかもしれません。DJは次に流す曲が、今流れている曲とテンポや雰囲気がマッチしているか、常にモニタリングをしないといけないので、そのためにヘッドフォンを使っていることが多いです(最近だと海外のDJはカナル型のイヤフォンを使うケースも)。

DJにとってのヘッドフォンは正直消耗品。クラブからクラブ、現場から現場へ移動する度にいろんなストレスを受けるので大抵2年ぐらいでダメになるもの。そんなわけで、僕も10万とかそんな高額なヘッドフォンをオススメすることはありません。

ただしDJ向きのヘッドフォンというのは確かにあって、DJのモニタリングは片耳で行うのが一般的なので、可動域が広いものが便利とか、テンポ合わせのためには重低音が強めのほうが便利とか、あとクラブのDJブースは基本的に爆音なので遮音性が高いほうが良いとか、そういう基準はありますね。僕が使ってるのはダンスミュージックDJは御用達のSENNHEISER。

アーティストの音楽制作向けヘッドフォン

あと特筆すべきは音楽制作向けのヘッドフォン。こちらのヘッドフォンもピュアリスニング同様、高音質なものを使うことが多いですけど、ピュアリスニング向けヘッドフォンとの決定的な違いは「原音に忠実」であることを目指しているというところ。

ピュアリスニング向けのヘッドフォンというのは、確かに音が素晴らしく良く聞こえるわけなんですけど、一方で良く聴こえすぎるという問題もあります。音源自体がイマイチであったとしても、ピュアリスニング向けのヘッドフォンって結構艶っぽい音が出ることが多いので、楽曲制作をしているプロデューサー向けでは無いというのも現実。

そういう理由から制作現場では原音の忠実性に重きを置いたモデルが使われることが多いですね。逆に言うと、スタジオで使われているから「良い音だ」というのは実は状況によって良いという定義が違うので考えものだ。

普段使いのヘッドフォン

ほんでもって最後に紹介するのが普段使い向けのヘッドフォン。普通に家電量販店とかでも良く見かける部類のヘッドフォン。僕はWH-1000XM3は普段使いにしようと思って購入しました。

普段使い、つまり僕の場合だと通勤中や仕事中に使うことを念頭に置いたものなので、機能もノイズキャンセリングやBluetooth接続なんかの機能を条件として選んでいますね。

1ヶ月半使って分かったWH-1000XM3の素晴らしさ

冒頭で書いたんだけど基本的にはほとんど不満はなくって、最初はオフィスでノイズキャンセリングヘッドフォン使えるとエエなあぐらいに思っていたはずが、通勤から自宅でのリスニングにも使っております。

ノイズキャンセリングから、アンビエントモードへの切り替えの簡単さ

まず驚いたのがノイズキャンセリング性能なんだけど、普段から自転車に乗っているので、外を走っているときは外部の音を聞こえるようにしたい。このWH-1000XM3はボタンひとつで「アンビエントモード」という外部の音を取り込む設定が可能なので、とても便利。

左耳後ろのボタンをポチると簡単にモード変更が可能。バッテリーの残量も音声で確認できます

音質はピュアリスニングとまではいかないけど十分

音もとても良い。当たり前ですが、ピュアリスニング用じゃないので、解像度なんかを数十万するものと比較しても仕方がないですが、普段屋外やオフィスといった生活環境で音楽を楽しむ用途であれば十分な音質ではあるなと思います。SONYってこういうちょっと艶っぽい味付け好きよね。

スマホ⇄パソコンの切り替えが少々面倒

まあ唯一愚痴を書いておくのであればBluetoothの切り替えですね。スマホに接続している状態からパソコンに接続するには、いったん接続を切断してから切り替えないと、「Bluetooth Connected」と音声が聴こえてもすぐに途切れたり、上手く音声が鳴らなかったりします。ただしこの話は、このヘッドフォンに限ったことではないので、とくに問題でも無いかと。

金額だけが価値じゃない。楽しみ方を重視して選ぶべし

こうして考えてみると正直ヘッドフォンって金額ではない部分のほうが大きいんですよね。

オーケストラやジャズみたいな楽器の繊細な息遣いが重要な音楽はピュアリスニング向きですが、荒々しいロックなんかだと原音に忠実なヘッドフォンで聴いたほうが逆にカッコ良く聴こえたりもするものです。自分のスタイルや聴きたい音を適切に選んで、良い音楽ライフを!

 

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