2019年に向けて整理されるNI社のDJコントローラーラインナップ

アメリカにはブラックフライデーというのが11月の第4金曜にあって、感謝祭セールの売れ残りを一掃するための処分セールが実施されるのが習わし。クリスマス前ということもあって、百貨店はもちろんAmazonなどの通販サイトで売られている商品も大幅に値下げされたり、セット価格になります。オーディオ通のひとはこのタイミングを狙って機材をとっかえる人も少なくありません。と、いうわけで

という話なんですよ。Pioneer DJの新しいUSB型のDJコントローラーと、先般リリースされたNative InstrumentsのTraktor Kontrolを見比べてみたら驚き。ラインナップから旧モデルが一掃されておる!!!!

NIのDJコントローラーはS2、S4、S8の3ラインナップへ

クリスマス前とかに、上級グレードの新しい機材がまたリリースされるような気がします。もしくはクリスマスと新年セール明けの2019年年初あたりにかなあ。Native InstrumentsのDJコントローラーシリーズは、ジョグ式の新しいS2 MK3、S4 MK3に加えてディスプレイ方式を採用しているS6というのがあったのですが、次に出るモデルはS6のMK3新作になるのではないかなと予想。

 

TRAKTOR KONTROL S2 MK3はiOS対応

これまでTraktor Kontrolシリーズのなかで、iPhoneなどのスマートデバイスに対応したDJコントローラーはいくつか紹介してきましたが、今回はDJコントローラー自体にiOS専用のUSBコネクタが搭載。背面のポートを見ると確かに「iOS」の文字が。

オフィシャルリリースによると、下記の通り。

プラグアンドプレイ対応なので、すぐにDJミックスをスタートできます。24bit/48kHzの内蔵オーディオインターフェイスを備え、USBバスパワーで駆動するS2なら、どこでもDJプレイが可能です。ステレオのRCA出力端子と3.5mmのステレオミニジャック端子から、クラブのサウンドシステムやポータブルなDJセットアップに接続でき、またヘッドフォンは3.5mmのステレオミニジャックに、マイクは6.3mmのTRS入力端子に接続できます。そしてiOSポートが装備されているので、将来的にはTRAKTOR KONTROL S2が、もっとポータブルなDJシステムとなります。(現行バージョンのTraktor DJには対応していません)

– – – Traktor : Djコントローラ : Traktor Kontrol S2

現行のiOSアプリ「Traktor DJ」はアップデートされる模様ですね。PCDJ向けのソフトウェアは先般Traktor 3にアップデートされたので、アプリ版のTraktorの新機能実装にも期待がもてます。

 

NIのDJコントローラーはジョグ式とディスプレイ式に分岐?

Native Instrumentsは9月の「FOR THE MUSIC IN YOU」リリースで、DJ向けの周辺機材、音楽制作周辺機材の大幅なアップデートを行いましたが、そのなかでも特徴的だったのが、DJコントローラーであるS2とS4のアップデート。2枚のジョグをもつS2とS4はMK3ということで、もう3代目。アップデート内容はずばり「ジョグ」そのものが中心になっています。

特にS4のジョグは実際のターンテーブルのように回転することはもちろんのこと、設定したキューの一をバイブのように振動で指先に伝えることで、より直感的なDJミックスを行うことが可能。

現行で4チャンネルのDJコントローラーを買うなら間違いなくオススメ。ループの長さを確認できるミニディスプレイもついています。

ここから予想ですが、HIPHOPを中心にしたスクラッチ、バックキューイングがメインテクニックとなるジャンルに関してはこういうジョグだいやる形式のものが便利なので、S2、S4というモデルはジョグダイヤル形式になるんだろうなと。そんで、S5とかS7という番号がついたモデルは、現行のS8のように、高輝度ディスプレイやタッチセンサーが付いたものになるんじゃないかなと僕は考えています。

ダンスミュージックでDJをするときの潮流として、現在はプロデューサーが有名DJとして認知されるケースのほうが多いし、実際にDJしているというよりは、リアルタイムにループを鳴らしたり打ち込んだりするニーズのほうが多いわけで、ダンスミュージック向けのモデルからは今後ジョグダイヤルが排除されていくのではないかな。

 

エントリーモデルのS2はiOS端末専用のコネクタが存在

そしてS4のエントリーバージョンともいうべきなのが、このS2。チャンネル数が4つから2つに変更されているのが大きな違いですが、ジョグが簡易なものに変更されているなど、細かな仕様もエントリー仕様になっています。

エントリー仕様の大きな特徴としては、先に書いた通りiOS端末専用のUSBコネクタを設置したこと。NI社のメッセージとしては「本気のひとはデスクトップかラップトップでTraktorを使って欲しいけど、気軽にiOSアプリでもチャレンジできるように」という配慮なのかなと思います。

iPhoneやiPadでDJを始めるひともこれからはどんどん増えていきそうなので、こういうエントリーならではの仕様としてiPhone接続専用のコネクタを搭載してくれるのは嬉しいですね。

 

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