Q:DJになるためにターンテーブルを買う必要はありますか?
A:レコードを使うつもりが無いのなら、不要です。DJコントローラーだけで十分
機能面だけで言えばDJコントローラーのみで十分
かつてのDJというとレコードをターンテーブル上でスクラッチして・・・というイメージでしたが、最近のDJは大量のレコードを持ち運んだりすることも無くなってきました。最近ではwavなどのデジタルデータを、USBメディアやパソコンの外部ストレージに格納して持ち運んでいるケースのほうが圧倒的に多いです。
一般的なミックスを楽しみたい、クラブではパフォーマンスよりもフロアに音楽を流すDJを目指したい。そういう方にはデジタル前提でDJ機材を揃えたほうがコンパクトだしオススメ。上のようなDJコントローラーだけで十分。
スクラッチの腕を磨きたい方は機材セッティングに注意
ただし、例外というのもあります。DJ大会のようなスクラッチを前提としたパフォーマンスDJを目指すのであればターンテーブル2台は前提として用意しておいたほうが良いです。というのも、最近ではデジタル前提のDJ大会も増えてきてはいるものの、依然としてプレイはターンテーブルが多いから。
注意したいポイントとしては、ターンテーブルを使う場合でも最近ではDJソフトの利用が前提になるってところ。ターンテーブルを接続するDJミキサーが、どのDJソフトに対応しているのかは気をつけておいたほうが良いです。TRAKTORだと純正の「TRAKTOR KONTROL Z2」、RekordboxだとPioneer DJの「DJM-S9」がそれに当たります。
レコードでしかリリースされないトラックもあるので注意
あとターンテーブルを買わない際の、そのほかのリスクとしてはレコードでしかリリースされていないトラックなんかもあるので、そういった音源を使いたいときにどうするか?ぐらいですかね。僕の場合だと、数年前までターンテーブル2台もってましたが、実は片方を処分して、もう1台はレコード音源をデジタル化するときだけに使っていたりします。DJ機材をある程度揃えたあとに、1台だけターンテーブルを持っておくっていうのも選択肢のひとつとして検討してみても良いかも。