DJになりたい!じゃあDJコントローラーを買おう!と思っている方にとって最大のハードルは「機材が高額である」という一点に尽きると思います。もちろん、iPhoneで使える安価なDJコントローラーなどは存在するものの、やるからにはそれになりにしっかりした機材を揃えたいもの。とはいえ高額な機材を買ったら買ったで、途中で飽きてしまったりしたらどうしよう・・・なんて不安もつきもの。
そんなわけで今回は、DJコントローラーを買って後悔しない秘策をご紹介。
目次
DJへの1番のハードルはお金の問題
海外でも活躍できるトップDJを目指す!とまではいかないまでも、小規模なパーティレベルですら、ある程度ちゃんとしたDJ機材が置いてある昨今。レコードを購入する必要が無くなったとは言え、クラブのDJブースに立った際に、慣れた手つきで曲をかけるには、ある程度ちゃんとした機材が必要なのは暗黙の了解です。
最近では3万円台を切るようなDJコントローラーが出てきてはいますが、機能的にはお部屋で鳴らして雰囲気を掴むのが限界。クラブのDJブースに立つことを想定すると、やはり最低でも10万〜20万ぐらいのDJコントローラーが最低ライン。
さらに自宅でDJの練習環境を整えようと思ったら、スピーカーにヘッドフォン、レコードを使わずに音楽データでDJをするなら、さらにある程度スペックのあるPCなんかも必要になってきます(管理人の場合は、他のソフトの兼ね合いもあり27inchのiMac)。全てゼロベースで揃えようと思うと、かなりの金額になるはず。DJって結構お金かかるんですよね ><。
高額なDJ機材を買う前に、まずはお試しで練習してみること
DJを始めたい!という方に僕がいつもオススメしているのは、ずばり「機材を購入する前に、実際に触ってみてDJという趣味がしっくりくるかどうか確認してみること」ですね。
最近のようにDJになることがそこまで一般的ではなかった昔は、大抵は仲の良い先輩の部屋に入り浸っていて、その先輩がたまたまDJをやっていて・・・という感じで、機材を触っているうちに欲しくなってきた、なんてパターンが鉄板でした。
僕の地元のDJ友達のなかには、機材を一切持たずにレコードだけ持っていて、クラブの早い時間帯で練習させてもらう、なんてツワモノもいましたね。
ちなみにですが、僕の場合はちょっと特殊で高校の頃、たまたま放送部の機材のなかにTechnicsのターンテーブルとDJミキサーを発見したことがきっかけ。高校の放送部はアナウンスコンテストに参加する女子部員しかいなかったので、アンプなどの放送機材に関する知識を持っているひとがおらず、僕は機材担当として幽霊部員をやりながら、放送部のDJ機材を使い倒していました。
ただし、学校になぜかDJ機材が放置されている、というのはかなりレアケースですよね。ただ、自分のかけたい音源(レコードや楽曲データ)を使ってちゃんとDJ機材を触ってみてから、どんなDJコントローラーを購入するか検討する、っていう手順はとても大切。飽きたりしないか確認するっていう意味でもオススメなので、友達や先輩にDJがいるのであれば、機材に触らせてもらったほうが絶対に良いです。
都会なら、DJスタジオやDJスクールもオススメ
とはいえ、友達や先輩がDJ機材をもっているかどうかなんて結構確率としては低い。そこでオススメなのが「お試しでDJ機材を使わせてもらう」という裏技です。DJ機材を購入せずに時間貸しで使わせてもらって体験する、という方法で、とりあえず触ってみるには一番の方法。
昔はどちらかというとバンドマンが使うものだった、練習用の音楽スタジオですが、最近ではDJミキサーやDJコントローラーなどを豊富に取り揃えているスタジオも結構あるし、DJ専用のDJスタジオなんてものも登場してきています。一人だとどう操作して良いか分からなくて不安、という方には時間あたりでDJの先生がついてくれるDJスクールを利用してみるのも手です。
DJスタジオのメリット/デメリット
音楽スタジオを借りる、もしくはDJ専用の音楽スタジオである「DJスタジオ」を借りる、というのは一番お手軽な考え方です。大抵はスタジオに部屋を使わせてもらうための料金と、機材をレンタルさせてもらうための料金を払えば、1時間から利用可能。相場としては、クラブに常設してあるDJミキサー「Pioneer DJ DJM-900 NEXUS2」と定番CDJ「Pioneer CDJ2000 NEXUS2」を使わせてもらって、スタジオ代込みで2000円~2500円/hといったところでしょうか。
DJスタジオを使うメリットとしては、一人でじっくりとDJに没頭できるっていうところ。音楽スタジオは基本的に防音室になっているので周囲の音が聞こえる事は無いし、かけている楽曲が外に漏れる心配もありません。なので、何をかけようが、どんなに下手だろうが自由ってわけ。機材も持ってないし、誰にも教わったことない状況でスタジオを借りても、誰からも笑われる心配は無いのが良いですよね。心配なら、友達と一緒に借りてみるなんてのも良いかも。
DJスタジオのデメリットとしては、一人なのでお手本や先生がいないこと。今回の話で想定しているような「まだDJ機材を購入しようか迷っている」という方にとっては、機材のどのボタンを押せばどういう動作をして音が鳴る、という仕組みを理解するのにはちょっと時間がかかるかもしれません。
DJスタジオのメリット/デメリット
DJスクールはDJスタジオと違って、「スクール」なので基本的には先生に教えてもらう、というスタンスの場所になります。先生は受講者が初心者であることを前提で接してくれるので、DJプレイができなくても責めたり笑ったりすることはありません。
DJスクールの良いところは、先生は大抵プロのDJなので、DJテクニックを手取り足取り教えてくれることに加えて、受講生同士のつながりもできて仲良くなれる可能性もあるということですね。基本みんな初心者なので、仲良くなりやすく友達もつくりやすいと思います。
ちなみにDJスクールの場合も基本的には機材は全てスクールが用意してくれるので、機材を購入する費用は不要。まだ購入しようか迷っているという方にはピッタリです。
まだDJ機材を購入しようかまよっているという方には、基本DJスクールのほうが多くてオススメはしますが、あえてデメリットを挙げるとすれば先生一人に対して複数人の受講者が習うっていうかたちが多いので、不安な方はマンツーマンで先生が対応してくれるDJスクールを選ぶと良いかなと思います。
結論:DJコントローラーや機材を買う前にDJスクールはオススメ
というわけで、高額な機材を購入するのに一抹の不安を覚えている方に、僕はDJスクールの受講をオススメしています。DJスクールに通いながら、時期を見てDJコントローラーを購入してみて機材を増やしながら、卒業後はDJスタジオへというのが一番上達するステップなんじゃないかなと!