久々にメールをいただいたんですが、メールノーチェックにつきお返事が遅れてしまいました・・・。本当にごめんなさい。メール自体は返信しましたが、良い相談だったので抜粋して紹介してみたいと思います。
Q:RolandのDJ-505の購入を検討しています。DJ-505は2ch型のDJコントローラーですが、4デッキ同時に音を鳴らすことはできますか?その方法や音の調整はどのように行うのでしょうか?
A:左右のデッキセクション部分にある「DECK3」「DECK4」ボタンで切り替えます。デッキを切り替えると再生中の音源は鳴り続け、同時に4つのデッキを鳴らすことも可能です。チャンネルフェーダーやEQツマミはコントロール中のデッキに対応します。
DJ-505はRolandのリズムマシン付きDJコントローラー
RolandというメーカーはリズムマシンのTR-808なんかが有名で、最近ではリズムマシン付きのDJコントローラー「AIRA」が人気。当ブログでも過去に「Roland発DJコントローラー DJ-808/DJ-505/DJ-202 に注目する理由」という記事を書きました。
これ実機触ってみたことあるけど、超楽しいんですよね。
動画で見ると分かりますが、リズムマシンが付いてるとその場でループを作成して流せるので、楽曲が流れていないくてもその場を凌いだり、なんてことが可能になります。また既存の楽曲のキックとハイハットのリズムを変えて、ちょっとしたリミックス気分なんてパフォーマンスも可能です。
2ch型のDJコントローラーだけど4デッキ操作可能
DJ-505は左右にジョグダイヤルが配置された一般的なデザインを踏襲しています。左右のデザインはちょうど同じCDJコントローラーを2台並べたような感じですね。そして4デッキ操作するためのボタンは左右のデッキコントローラー、ジョグの右下に赤いボタンで配置されています。これが「DECK3」「DECK 4」ボタン。その名の通り、DECK3ボタンを押すとDECK1からDECK3へ、DECK4ボタンを押すとDECK2からDECK4へと操作対象のデッキが変更されます。
DJプレイ中の手順として解説すると、左側のデッキでDECK1を再生している最中にDECK3ボタンを押すと、左側のボタン類はDECK3のコントロール用に変更されます。このときDECK1は再生したままの状態。この状態でEQツマミやチャンネルフェーダーを操作すると、DECK3のEQやチャンネルボリュームが変化します。そしてDECK1は変化しません。
さらにDECK3ボタンを再度押すと、各種ボタンのコントロール対象はDECK1に戻ります。このときEQやチャンネルボリュームはDECK変更前のパラメータが設定されています(DECK3を操作するために動かした状態だけど、DECK1は変更されていない)。この状態でEQなんかをいじると、パラメータが上書きされると、まあざっくり書くとこんな感じになります。
2chDJコントローラーで4デッキ操作は実用的か?
ご相談にはメールで補足しているのですが、「2chのDJコントローラーで4デッキを操作すること」というのはちょっと考えておく必要はあるのかなというのが僕の考え。デッキ裏で鳴っている音は気軽に操作できないので、キックやシンプルなベースラインなど、いじらない前提の音を鳴らす前提で使ったほうが良いのかなと。より高度に4デッキを使いこなすのであれば、やはり4chのDJコントローラーを選んだほうが良いと思いますね。DJ-505には上位モデルとしてDJ-808なんかもあるので、そちらを買ったほうがオススメです。
RolandのDJ -505はチュートリアル動画が豊富
RolandのDJ-505ってYouTube動画がかなり豊富にあるんですが、使い方がよく分からないときはこちらを参考にしてみるのも良いかもです。DJコントローラーには普通リズムマシンなんて付いてないので、パフォーマンスの参考にもなりますね。
前に書いた記事から時間が経って、フラッグシップのDJ-808より書いやすいDJ-707というモデルもリリースされていますね。こちらはリズムマシンは付いてませんが、SERATO DJ勢には使いやすそう。
それではまた、これに懲りずにお便り大歓迎です。お便りはこちらから。