さて、無事スペインのTrekkINNから個人輸入したクライミングシューズ「MIURA VS」ですが、サイズを攻めすぎて、自分の足よりもかなり小さいことが判明。いろんなウェブサイトで伸ばし方を探して試してみたものの、全く効果が無い・・・。というわけで個人輸入した手前、返品するのも憚られるクライミングシューズを伸ばす研究にチャレンジしてみました。

クライミングシューズをスペインから個人輸入してみた話はこちら

初心者向けクライミングシューズのサイズに関する覚書

結構PVあるのでこのセクション、追記しておきたいことがあります。僕はかれこれ4年ぐらいクライミングをやるはめになっている身から、僕なりのアドバイスを。初心者以外は飛ばしていただいて構いませんが、個人的なクライミングシューズに対する見解を先に述べておきたいと思います。

サイズ攻めたほうが良いよ・・・という囁き

初めてクライミングシューズを購入しようとするときに、必ずベテラン勢から言われる悪魔の囁き、というものがあります。それはズバリ

サイズ攻めたほうが良いよ

というもの。「攻める」というのは、小さなサイズに足をぎゅーぎゅーにねじ込んで履くという意味。なぜかというと、足とシューズの間に隙間が空いてしまうから。

ボルダリングは初級こそ手も足も大きなホールドをがっつり掴んで、乗って、登っていくものですが、中級~上級ともなると足場は数センチのマッチ棒みたいな石になることも珍しくありません。そんな課題を登っているときに、足とシューズの隙間がズレてしまうと、足を踏み外してしまう危険があるというわけ。なので中級~上級のクライマーの方々は、大抵かなり小さなクライミングシューズを履いているケースが多いです。

実際には攻めすぎてもダメ

これは個人的な見解なので、いろいろ試し履きをしてみてから判断いただきたいんですが、実際にはサイズ攻めすぎてもダメだと僕は考えています。これは同じジムの先輩も言っていたことですが、特にジム中心で登る場合であれば落ちても大したことないし、最近のシューズは合成や成型技術が10年前とは比べ物にならないぐらい進化しています。もちろんガバガバのシューズを履くのは危険ですが、足先がちゃんと折りたためてバレエのトゥーシューズのように履けるなら、過剰に無理する必要はありません。無理して小さなものを履いているほうが故障したりシューズの寿命が縮まるだけです。

 

シューズが入らないので伸ばし方を模索してみた

サイズ攻めすぎて失敗した・・・?

前回の記事からの続きですが、サイズが無く個人輸入という最終手段を使って到着した「MIURA VS」。到着したはいいものの、ここで問題が・・・。小さい!小さすぎる!

もうね、全然履けない。60秒も履けないレベルで小さい。クライミングシューズは指先のアソビをなくすために指先を曲げて履くのが普通なんだけれども、新品というのもあってかなり痛い。

シューズをリンスで伸ばしてみる

余裕を見てサイズを選んだハズなんだけど・・・と思いながら、再度常連さんに相談すると、「風呂場でリンス漬けにして30分ぐらい履くと、革の部分はかなり伸びるよ」とのことなので、仕事から帰った深夜のお風呂 場で試してみることに。別に人から見られたわけじゃないからアレなんですけど、全裸で靴履くのって何か恥ずかしい。

ちなみに、クライミングシューズってソールのなかに「シャンク」と呼ばれる芯が入っているんですが、このモデルはシャンクがプラスチックなので水につけても大丈夫。ただメーカーやモデルによってはシャンクが紙でできている場合もあるので、事前に調べておいたほうが良いです。

ともあれ、革の部分は随分伸びました。指の関節と擦れる感じはかなり軽減されました。ただ、まだゴム部分の幅が小さい。まだ20分履いてるのが限界。そこでもうちょっと調べてみました。

シューズストレッチャーを使う

結果見つけたのが「シューズストレッチャー」という道具。本来はリーガルのシューズみたいな革靴のサイズを合わせるための道具なのですが、これを使ってちょっとずつゴムの部分を伸ばしていくことによって、クライミングシューズ全体のサイズ感を拡張できないか?と考えたわけです。なわけで早速Amazonで買いました。余談ですが、ひとつずつやるとサイズ感が乱れる可能性があるので、2個セットになってるやつを買ったほうが良いです。僕が購入したものは売り切れになっていたので、別のものを貼っておきます。

仕組みとしてはシューズキーパーに縦横のサイズ調整ネジが付いているような感じ。ただ使うだけでもいいらしいのですが、僕の場合だと足の長さもさることながら横幅がとても大きく、つま先のゴム部分が窮屈だったのでストーブの近くにぶらさげて温めながら伸ばすことに。皆さん火事にならないようにご注意ください(写真の靴に突っ込んでいる木の詰め物が、シューズストレッチャー)。

Amazonのレビューはどの商品も軒並み低評価なんだけど、商品自体が木とネジだけでできてるので、乱暴に扱うと壊れやすいっていうだけだと思います。丁寧に使えば特に問題はないんじゃないかなと思います。

結論から言うと、このシューズストレッチャー方式はかなり効果的でした。特にシューズストレッチャーを選ぶときに、横幅が広がるタイプのものを吟味して購入したので、自分の足にジャストフィットなシューズが完成。一晩でだいぶ履けるようになったので、早速ジムで履いて登ってみました。履けなかったときのために、前のDefyを持って行きましたが、全く使いませんでしたね。

 

ありがとうTrekkINN!「MIURA VS」快適だよ!

この「MIURA VS」はもともとあった「MIURA」というシューレース式のものがベロクロ式になったモデルなんですが、元のモデルと同じくつま先が曲がった「ダウン・トゥ」になっているので、小さな石にも乗りやすく足が全くこぼれません。シューズだけでこんなに違うのか!と感動。ソールが結構固めなので、背がでかくって体重が重め(180cmで75kgぐらい)の自分にとってはちょうど良い感じでした。

次に登山道具が必要になったときは、またTrekk INN使ってみようかなと思います。クライミングシューズや、登山道具を個人輸入してみたい方は、こちらの記事も参考にどうぞ → クライミングシューズをスペインから個人輸入してみた

 

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