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巨人には厳しいスポーツシューズ事情
正月に高尾山の裏側を20kmぐらい冬装備の荷物を背負って歩いてみたのですが、結論から書くと、実は下山後に足の指先が内出血してました。大袈裟な怪我ではありませんが、久しぶりに履いた3シーズン(春~秋)用の登山靴が足に合わなくなっていた模様。
この靴を買ったのは確か8年前とか10年前とかだと思うのだけど、後日登山ショップで足のサイズを測ってみると、店員さんからは「運動してるのに土踏まずが少し沈んでますけど、怪我とかされたことあります?」と言われてしまった。言われて気づいたけど、確かに靴を買ってからガンガン山登りをしていた時期の後に、実はボルダリングで足首を骨折していて、おそらくその影響もあるんだそう。簡潔に書くとサイズを上げる必要がある、という話になりました。
ランニングシューズもそうですが、スポーツに使う靴というのは大抵、自分本来のサイズから+1cmぐらい大きなサイズを選んで、つま先が靴先にぶつからないようにするのが鉄則です。つまり30cmの靴を買い直さないといけないわけですが、店員さん曰く「この店には在庫が無いですね・・・」とのこと。さて困った。
ランニングシューズや一般的なスニーカーだと国内でも幅広いサイズが販売されているわけですが、クライミングシューズや登山靴になると話は別。29cm以降のサイズはそもそも国内に輸入してなかったりするケースも多く、困った挙句に過去にはボルダリング向けのクライミングシューズ(LA SPORTIVAのMIURA VS)を個人輸入したこともあります。
LA SPORTIVA「AEQUILIBRIUM」か「TRANGO TECH」か
サイズが無いのでやむなく店頭ではデザインや重量の確認だけにとどめ、とりあえず買い替える登山靴のあたりをつけることに。重量級の荷物を持つことはあまり無い自分としては小屋泊縦走前提で、一応岩場も登っていく前提でピックアップ。基本どれも3シーズン向けの登山靴で、厳冬期向けの保温剤などは入ってません。
僕個人としてはMammut信者なのでMammutでも良いかなと思ってましたが、店員さん曰く「スポルティバの新しいシリーズが結構人気です」ということで、3種類まで絞ってみました。
スポルティバの新しいシリーズというのは「AEQUILIBRIUM」のことで、定番のTRANGO TECHよりもソールが柔らかいですが、柔らかすぎず縦走でも十分使えるモデル。結果、「AEQUILIBRIUMでベストなサイズのものを狙って、在庫がなかったら後の2種類のどれか」にすることに。
LA SPORTIVAの日本サイズ(cm)変換
欲しい登山靴も絞れたところで、肝心なサイズを確認する作業に。日本スポルティバのウェブサイトから確認すると、登山靴カテゴリのサイズ表を発見(クライミングシューズも別にサイズ表あり)。
EU 表記 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 |
CM 表記 | 23.1 | 23.7 | 24.3 | 24.9 | 25.5 | 26.1 | 26.7 | 27.3 | 27.9 | 28.5 | 29.1 |
国内に輸入しているサイズは概ねこの範囲っぽいですが、当然のように29.1cmから上のサイズは記載がありません。というわけで、もうちょっと大きなサイズの表記をしてあるお店を探してみると、売り切れではありましたが、石井スポーツの過去商品ページに記載を発見。EU47、EU48については下記のように対応されているようです。
EU 表記 | 47 | 48 |
CM 表記 | 29.7 | 30.5 |
日本スポルティバが輸入しているシューズは46、47、48という風になっているようですが、本来は0.5刻みでイタリア本国では生産されているので、おそらく47.5がちょうど良いサイズなのではないかと推測。ちなみに足のサイズや普段履いているスニーカー、登山靴は下記のような感じです。
■足のサイズ
現状:28.9cm ~ 29.1cm
■普段のスニーカー
NIKE AIRFORCE1:US11.5 – UK10.5 – EUR45.5 – 29.5cm
adidas STAN SMITH:US11- UK10.5 – EU45 1/3 – 29.0cm
■現在の登山靴 ※下り坂でつま先が当たる
TheNorthFace VERTO S6K GLACIER GTX:US11.5 – UK10.5 – EU45 – 29.5cm
0.5刻みのサイズは日本の店には取り扱いは無いようだったので、以前クライミングシューズを購入したときと同じく、TREKKINNで購入することにしました。
TREKKINNではLA SPORTIVAは輸入できない…
が、ここで問題が発生。過去には普通に購入することができていたのですが、LA SPORTIVAのシューズに関しては、日本に国内代理店がある問題で日本向けの発送ができなくなっている模様・・・。というわけで並行輸入している通販店を探すことに。
このモデルそもそも結構人気みたいで、好日山荘や石井スポーツには大きなサイズはもちろん、普通のサイズも無い。ということで、並行輸入している専門店を楽天市場で検索してみると、ちょうどEU47.5の在庫を奇跡的に発見。早速注文してみました。
在庫があったので即納対応してくれたようで、注文して2日後には無事到着。
AEQUILIBRIUM LT GTXとは
とどいた商品がこちら。アッパー素材が皮革製品(LT)か化学繊維(ST)の2種類があるのですが、足への馴染みやすさを考慮して革製を選択。過去にMIURA VSを購入した際は「黄色い靴ダサいかな」とも思ったこともありましたが、まあ登山靴ならちょっとぐらい派手目なもののほうが良いだろうし、気に入っています。
内部はゴアテックス製のフィルムがあるため防水透湿性も◯。裏側のソールはアウトドアシューズにはお馴染みのビブラム社製。凹凸がかなり深いので、これまで使っていたシューズよりもグリップ力はありそう。特にかかと部分が結構深いので、足をとられてケツから落ちそうな際には良いストッパーになりそうで安心感があります。
これから暖かくなってくるので雪山で使っているシューズはそのまま保管しておいて、残雪期まで使う予定。エクイリビウムは来週あたり低山ハイクから使ってみて足にしっかり馴染ませてから本格的に使っていこうかなと思っています。
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