僕の彼女は過去、保険付きのクロスバイクを2台連続で盗まれた華々しい経歴の持ち主で、ことあるたびに「もうこの人生で自転車を買うことは無い」と宣言していて、僕はいつも不憫に思っているのだけれども、だから2万とか3万そこいらの自転車を(クリスマスとか誕生日に)買ってあげようかと思っていたら、当の本人は僕の自転車のほうが良いんだと言う。小回りが効いてお部屋にも入るから、なんだそうだ。僕が昔無印良品で買った20インチのその自転車は、確かに身長180cmの僕にはパッと見小さすぎるけど、女の子にはピッタリのサイズかもしれない。

解約してしまった駐輪場を契約するのが面倒なのと、これ以上盗まれてしまうと悲しいから部屋に駐輪しておきたいという彼女の気持ちは分からないでもない。確かに部屋にクロスバイクは入らないだろうなあと思う。二人とも自転車があればもっと便利なのに。

そんなことを考えているうちに、ロードバイクが欲しくなってきた。僕は僕で、沖縄で65km走ったロードバイクの爽快さが忘れられない気持ちもちょっとあったりしていて、そろそろロードバイクを買ってしまうかも・・・と、胸に手を当てると自分の本心がそう囁いている乙女心のような日々を過ごしています。

だから、まあ結論から書くと彼女に自転車をあげる代わりに、ロードバイクを買おうか迷っている。

沖縄で走ったロードバイクは「cannondale」というブランドの「CAAD OPTIMO」というモデルなのだけれども、あれ良かったなあ〜と思って調べてみたら、定価12.5万円だった。さすがにそれは無理だなあと思って、どうしようか考えあぐねている。ま、でも日常的に60kmとか70km走るわけじゃないし、エントリーモデルとかじゃなくて、なんちゃってロードバイクみたいなやつで良いんだけどなあ。

スポーツバイクと呼ばれるスピードの出る自転車は、ハンドルがぐにゃっと曲がったドロップタイプになっている「ロードバイク」と、真っ直ぐになっている「クロスバイク」に大別されていて、エントリーモデルは大抵ロードバイクが10万以内、クロスバイクが5万以内といったところか。アートサイクルスタジオという通販系のスポーツバイクなんかは、エントリー向けから上級モデルまであって、けっこうラインナップも広い。

勢いで買ってしまうと絶対に公開するだろうなあと思って、とりあえず自転車を買うときに必要になる関連グッズはどれぐらいあるのかとか、サイズの選び方とかそういう外堀りを埋めていっている。

探してみると結構安いものもあって、僕が探しているロードバイクでも実は3万円以内のモデルもあったりします。

「Grandir Sensitive」というこのモデルは、通販でロードバイクを買うなら最安値レベルのモデルを出しているブランドで、大阪の会社「株式会社オオトモ」のブランド。ちなみに街で良く見かける「CANOVER」という自転車もここから販売されていますね。その他の通販系自転車もまとめてみました → Amazonの格安ロードバイク/クロスバイクブランドは使えるか?

おそらく中国で作っているんだろうなあということと、安価に大量生産して薄利多売だから、レビューコメントは荒れがちなのが激安ロードバイクの名物だ。本気の自転車に乗っているひとからみたら、邪道な自転車なのかもしれない。

そもそも、ロードバイクは舗装された道路をびゅーんと走るために軽く作られるのが普通で、その芯材はアルミだ。だけど、こういった安価なロードバイクはフレームにスチールが使われている。要するに形はロードバイクだけど、中身はママチャリのまんまだってこと。フレームやブレーキの精度も低いので、万が一事故を起こしたりしないためにも、ちゃんとした整備ができないといけない。

ただ、何十キロも走る予定が無くって、街乗りにするだけならこういうので正直十分だろうなって気もする。沖縄でライドしたときには死ぬかと思ったけど、都会では高低差100mの山登りをしたりすることは、まず無い。だからフレームがスチールで総重量が15kgとかあっても、別に特段問題があるわけでも無い。実際いま乗っている小型自転車の重量は20kgもある。

街乗りとして安いロードバイク風(それは本気の自転車乗りからするとルック車と呼ぶんだそうだ)の自転車を使うこと自体は悪くはないかもしれない。僕も毎週末の行動距離だって、せいぜい半径5km以内ですよ。そう考えるとGrandirみたいな自転車が人気な理由も分かる。確かにオシャレではある。

かく言う僕はオシャレサイクルにも目を奪われつつ、割と走れるタイプのロードバイクを探していて、CANOVERの最もタイヤ幅が細くて軽い走りの「ZENOS」か、ANIMATOの最上位「CRESCENDO」のどちらかを、貯めたAmazonギフトポイントで買おうか迷っているところ(実際に買うのはおそらくもっと冬だけど)。

調べてみると、ANIMATOというブランドも実は大阪の会社らしくって、大阪には自転車の部品供給してる会社が多いのかもしれない。また今度、激安ロードバイク/クロスバイクについてまとめた記事で調べてみても良いかもね。

とまあ、本気で走るわけじゃない通勤/ジム通い用に乗れるシンプルなものが欲しい、っていうのが僕がチープなバイクでも良いかもしれないと感じる理由。世の中の大多数はそんな感じなんじゃなかろうか。

最後に。自転車探してるなかで見つけたオシャレ自転車。

シトロエンといえば自動車のメーカーなんだけど、この自転車はおそらく自動車メーカーがつくっているわけではなくて、ライセンスものなんだろう。最近自動車メーカーの名前がついた自転車はもちろん、子ども向けのバギーなんかも良く見かける。

自転車を盗むひとが、もっと減るといいんだけどなあ。

追記:後日Cannondaleのロードバイクを無事ゲットしてしまいました。。。。

 

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