音楽制作やPodcastの編集には、ずっとAppleの「Logic Pro X」を使っていましたが、最近はNative Instrumentsのパッドやキーボードを使っていることもあって、最近はNI社のMASCHINEソフトウェアを使うようになりました。で、MASCHINEを使っててプラグインがうまく動かなかったので、備忘録がてらにメモをまとめておきます。

Scaler = コード進行制作支援プラグイン

ひと昔前よりも格段に音楽制作を始めやすくなった昨今とはいえ、一番初心者にハードルが高いのが「コード進行の入力」。ジャンルによってはピアノやギターのコードを入れずに楽曲を制作することもできますが、基本的にはメロディとともに楽曲にとって重要な位置を占める作業(コード進行という意味の解説はまた別の機会に)。

ただし、ピアノを習っていたり、ギターを弾いたことの無いひとにとって、ええ感じのコード進行をパパッと閃いてイメージ通りに入力するっていうのは至難の技なんですよね。そんなひとのために、サードパーティー製のコード進行作成支援プラグインというものがあります。

プラグインというのは、MASCHINEなどのDAWアプリケーションと連動して動作するツールで、ソフトウェアシンセやドラムマシン、エフェクターなど様々な用途でプラグインが開発されています。ちなみに「サードパーティー」というのは第三者という意味で、MASCHINEやLogicを開発している、Native InstrumentsやAppleといったDAW開発メーカーとは別ですよという意味です。

そんなコード進行作成支援プラグインのなかでも、最も人気があると言っても過言ではないのが、Plugin Boutique社のリリースしている「Scaler」。機能紹介などは動画をご覧ください。

Scalerは自分のようなコード理論がほとんど分からないユーザーにとっても簡単にコード進行を作成できるようにデザインされており、かなり直感的な操作が可能。もちろん各社のDAWアプリケーションと連携して使うことができるし、作成したコードの進行はドラッグ&ドロップでDAWアプリへと反映させられるので、知識不要でスピーディーに音楽の体裁を整えることができます。上の紹介動画では鍵盤を接続していますが、マウスだけでも十分使えるレベル。

MASCHINEはそのままではScalerが使えない

ただし、MASCHINEでScalerを使うときの問題点がひとつだけありまして、それは「肝心のMIDIのドラッグ&ドロップ機能がそのままでは使えない」というところ。

このプラグイン最大の推しポイントであるところが、MASCHINEでは使えないという・・・。何かMIDIルーティングが上手く接続できてないみたいですね。

実際、Plugin Boutique社のScaler販売ページ(ダウンロード方式)の対応DAWリストを確認してみると、主要なDAWにはだいたい対応している感じですが、肝心なMASCHINEには「Blue Cat’s PatchWorkを使え」と書かれています。

Blue Cat’s PatchWorkは異なるプラグインを繋ぐプラグイン

「Blue Cat’s PatchWork」は異なるプラグイン間の入出力を繋ぐプラグイン。プラグインにはプログラムの形式がいくつあって「Audio Unit」「VST」「AAX」とかいろいろあるんですが、異なる形式のものでも繋いで使えるとうにしてくれるという素晴らしいプラグインです。

ウィンドウの真ん中に使いたいプラグインを突っ込むだけという使い方しかしてませんが、詳細なパラメータももちろんいじれます。

Blue Cat’s PatchWorkでMASCHINEとScalerを繋ぐ

というわけで、MASCHINEでScalerを使うときの方法についてご紹介。

MASCHINEを立ち上げて任意のグループのSoundを選択して、メニューを立ち上げて「Blue Cat Audio」から「BC PatchWork」を選びます。Blue Cat’s PatchWorkはAAX、Audio Unit、RTAS、VSTといった形式の他に、スタンドアローンとして扱えるMacApp形式も用意されています。僕の場合はAudio Unitを使っています。立ち上げるとPatchWorkのウィンドウからさらにScalerを立ち上げます。

ScalerはVSTプラグインをダウンロードしてあるので、VSTフォルダを参照してScalerを選択。するとScalerのウィンドウが立ち上がりました。

あとはScalerのパネルを操作して、スケールや音楽のジャンル、基本となる音をポチポチ選んでいくだけで良い感じのコード進行をつくることができます。

Scalerで作成したコードをMASCHINEへドロップ!

この状態でScalerを起動させておくと、MASCHINEへのMIDI連携もされているので、作成したコード進行をそのままMASCHINEへドロップして、イマジネーションを失わないうちにサクッと楽曲をカタチにしていくことができます。Scalerには楽曲のジャンルで良く使われるコードをレコメンドしてくれる機能もあったりするので、コード理論を知らない!という初心者にもオススメ。MASCHINE買ったら絶対に合わせて買っておくべきプラグインだと個人的には思います。

MASCHINEは通常のDAWアプリケーションとは、開発思想が少し異なるのでこういう手間がかかるのですが、「スケッチするように一瞬でグルーヴを作る」という考え方はすごく気に入っています。そこにScalerのような本格的な楽曲制作支援プラグインを使えるのは良いですよね。

Scalerの音声出力はシステム出力になるので注意

あと一つ注意点。僕は普段MASCHINE MK3をオーディオインターフェース代わりに使っているのですが、コードを組み立てているときのサンプル音声が何故かヘッドホンから聴こえずちょっと右往左往しました・・・。

いろいろ設定を試してみて、拍子抜けしたんですがScalerウィンドウのサンプル音はシステム設定のオーディオから出力されるみたい。Scalerの音が聴こえない!という方は、システム音の出力設定もちゃんと「MASCHINE MK3」になるようにチェックしておくようにしましょう。

メロディを打ち込むときはScalerで作った進行に合わせて、KOMPLETE KONTROLでスケールを固定すると、ええ感じになるのでこちらもオススメです。

 

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