先日Native Instruents社の一連のプロダクト、サービスが大量にリリースされたことを記事にまとめました。なかでも注目すべきは、音楽制作プロダクトであるMASCHINEコントローラーのエントリーモデル「MASCHINE MIKRO」のアップデート。というわけで今回は、進化し続けるMASCHINEシリーズプロダクトについて紹介したいと思います。

MASCHINEとは

Native Instrumentsは今ではDJコントローラーで有名なブランドになったわけだけど、本来は音楽制作者のためのツールをつくっていた会社で、iPhoneやiPad向けに「iMaschine2」というアプリもリリースしている。iMashine2はとても良くできたアプリで、ハンパなく簡単に音楽を制作することができます。通勤途中の2駅間で1曲つくれるほど。

このシステムのベースになっているのが、音楽制作アプリケーション(ソフト)である、「MASCHINE」。MASCHINEはNative Instrumentsの肝いりアプリケーションであり、Mac向け、Windows向けに全世界で大量のユーザーが使っている。

実はこのアプリケーション。13,000円ぐらいするものなんですが、Native Instruments社からリリースされているMASCHINEコントローラーを買うと、バンドルとしてついてくる。つまり無料だ。なので、実質的にMASCHINEのコントローラーは割安なので、みんなコントローラーのほうを買ったほうがお得というわけ。

MASCHINEソフトウェアで音楽を制作するためには、同じくMASCHINEと名のついた(だからややこしいのだが)フィジカルコントローラーの他にもいくつかのセットをそろえることで、より多くの音源を準備することができます。全部揃える必要はありませんが、簡単にまとめるならこんな感じ。

MASCHINEシリーズ 音楽制作ソフトウェア
  • MASCHINE
専用コントローラー
  • MASCHINE STUDIO
  • MASCHINE(MK3)
  • MASCHINE MIKRO(MK3)
  • MASCHINE JAM
KOMPLETEシリーズ KOMPLETE
  • KOMPLETE 12 ULTIMATE – COLLECTOR’S EDITION
  • KOMPLETE 12 ULTIMATE
  • KOMPLETE 12
  • KOMPLETE 12 SELECT
KOMPLETE KONTROL
  • KOMPLETE KONTROL S88
  • KOMPLETE KONTROL S61
  • KOMPLETE KONTROL S49
  • KOMPLETE KONTROL S25
KOMPLETE KONTROL A-SERIES
  • KOMPLETE KONTROL A61
  • KOMPLETE KONTROL A49
  • KOMPLETE KONTROL A25
Expansions ExpansionsはMASCHINEやKOMPLETEと連携することで、使えるサンプリング音源や効果音のセット。音楽ジャンルに応じて、コンセプトをもった様々なセットが3000円~6000円で販売されています

KOMPLETEというのは音源やエフェクトがセットになったソフトウェア。MASCHINEソフトウェアは音楽制作ソフトウェアなので、KOMPLETEと組み合わせることで、MASCHINEの能力を最大限活用することができるようになります。ちなみに、現行のKOMPLETE 12だと、MASCHINEコントローラーを購入すれば、簡易版の「KOMPLETE 12 SELECT」がついてくるのでご安心を。またKOMPLETEシリーズのフィジカルコントローラーとして販売されている鍵盤「KOMPLETE KONTROL」シリーズを買ってもついてきます。

KOMPLETE KONTROLは、先日のアップデートでAシリーズと呼ばれる廉価版が発売されて、かなり入手しやすいようになったので、そのうち別記事にまとめよう。

 

MASCHINEコントローラー

上の通りMASCHINEソフトウェアを使うには、Native  Instrumentsから販売されている正規のMASCHINEコントローラーを使うのが一番効率的。MASCHINEソフトウェアもついてくるし、KOMPLETE12 SELECTもついてくるし。中古で買うのもありではあるんだけど、近年はハードウェアのバージョナップが結構頻繁に起こってて、何も知らずにメルカリで買ったら旧バージョンだった・・・なんてこともあるのでご注意ください。オフィシャルサイトでは区別が無いので分かりにくいのだけど、「MK3」と書かれているのが現行の最新バージョンです。

MASCHINE MIKRO(MK3)

MASCHINE MIKROの現行バージョンは、2018年9月のアップデートでついにMK3になった。最大の変化はスマートストリップ。デュアルタッチ式で、DJミキサーのフェーダーのように、なぞるだけでエフェクトをはじめとした各種パラメータを操作することができます。

このプロダクトは「MIKRO」という名前にふさわしく、320mm×177mmとかなりコンパクト。バックパックにMacBookProと一緒に入れてしまえば旅行中にトラックメイキングすることも可能だ。その分、操作子は必要最小限のものに絞られていて、他のMASCHINEコントローラーと一緒に使っても便利だ。

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操作感としてはiPadでiMashine2アプリをいじっている感じに近いです。ミニマムな機材なので、このコントローラーだけで複雑なことはできないけど、MacやPCと繋いで操作することを考えると、本来はこれぐらいで十分かなと僕は思います(僕の場合は後述のJAMと併用したいタイプなので)。

MASCHINE(MK3)

MASCHINE MK3はMASCHINEコントローラーの最も一般的なモデルで、MK2からバージョンアップし、2017年10月に発売された。上のMIKRO MK 3と同じくこちらもスマートストリップ対応。前作のMASCHINE MK2からディスプレイもバージョアップし、フラッグシップモデルのMASCHINE STUDIOレベルの高解像度ディスプレイが2つついている。

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サイズは320mm×301mmとMIKROよりもやっぱり大きい。ただこれ一台でかなりの作業がフィジカルにこなせるようになるので、昔でいうとAKAIのMPCのようにパッドメインでトラックメイキングしたいHIPHOPユーザーには最適。KOMPLETE音源をディスプレイで見ながら選んだり、変更できたりするのはとても便利なモデル。

MASCHINE STUDIO

MASCHINE STUDIOはこの記事で紹介するなかでも最も古く発売されたモデルで、2013年の11月に発売された。がスマートストリップ搭載で価格帯も16,000円ほど安いMASCHINE MK3を見てしまうと、そっちのほうが魅力的に見えるひともいるかもしれない。

ただ、エディットボタンが多くボリュームコントロールも容易なSTUDIOは、全てフィジカルコントローラーで音楽制作に没頭したいというプロデューサーにとってはこちらのフラッグシップモデルの方が良いのかもしれません。

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趣味というより本気で音楽を制作するような制作部屋だと、よくKOMPLETE KONTROLの61鍵盤と一緒にMASCHINE STUDIOを見かけることのほうが多いです。

MASCHINE JAM

最後は2016年の9月に発売されたモデル「MASCHINE JAM」。このモデルはパッド式のモデルとは違って、ディスプレイはついてない。ただしその代わり、チャンネルフェーダーのような縦型スマートストリップの上に4×4のパッドがずらっと並んでいる。

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これまでのMASCHINEコントローラーは主にパッドでパフォーマンスすることを念頭に置いた、MPC風だったけど、このMASCHINE JAMはステップシーケンサーのような、より細かいトラックメイキングが可能だ。これだけでも十分メロディを作ることもできるけど、KOMPLETE KONTROLと組み合わせれば、複雑なリズムステップとメロディラインを上手く制作することができる。

 

どのコントローラーを買うべきか

さて、ではMASCHINEで音楽制作を始めるとして、どのモデルを選ぶべきか?それが問題だ。

重要なのはその他の製品との組み合わせ

MASCHINEコントローラーのシリーズで選ぶポイントはスマートストリップの有無やボタンといった操作子の数と、それをどこまで使いこなしたいかというところ。例えばトラックのベースになるリズムセクションを複雑にしたい場合は、MASCHINE JAMのほうが便利だし、メロディ中心でリズムセクションはシンプルな打ち込みにしたい場合、おそらくMASCHINE MK3やMASCHINE MIKROのほうがラクだろう。制作したい音楽のジャンルにもよる。

KOMPLETEシリーズはいずれ欲しくなるので予算は注意!

もしこの記事を読んでいるひとがMPCのようなトラックメイキングを想定しているなら、もちろんMASCHINEシリーズだけで十分だ。ただし、ダンスミュージックや、より豪華なオーケストレーションをメロディライン重視で制作したいと必ず思うはず。となるとKOMPLETE 12 SELECTからアップグレードして、通常盤のKOMPLETE 12か、もしくはKOMPLETE 12 ULTIMATEを買い足す必要に迫られる。

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予算的にギリギリにならないように、KOMPLETE 12はもちろん、鍵盤まわりのシリーズの製品もある程度は念頭に置いて予算を考えておくことをオススメします。

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新しく発表されたKOMPLETE KONTROLのAシリーズはディスプレイと鍵盤のカラーライトが無くなった廉価版。これまでよりもずっと安いのでチェックしてみても良いかもしれません。

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