以前書いてみた「最強のDJテーブル(電動昇降スタンディングテーブル)をつくりたい-計画編-」というのを実行しようと思ってて、DIYしてるうちに2週間もたってしまいました・・・。というわけで今回は、細かな作り方は省きつつ、どんな感じに仕上がったのかご紹介。シリーズ記事となっているので、詳細なDIY方法などが知りたい方は、続きの記事も読んでみてください。
目次
DJやトラックメイカー向けの電動昇降デスクできました!
まずは完成前のデスクからご紹介。以前にも説明はしましたが、以前使っていたダスクは無印良品のオーク材(ナラの木)を使ったもの。割と気に入ってはいたんですが、機材を置いてしまうとiMacが窮屈で仕事もできなくなるという仕様でした。また、部屋のサイズと微妙に合っておらず左奥がデッドスペースになっていて、物が置けない。
ってなわけで早速木材を購入して、部屋にぴったり収まるようデスク天板をカット。デスク全体の奥行きを少しだけ伸ばし、iMacやサブディスプレイはアームで固定。浮かせることで、普段仕事をするときには、簡単に手前に移動できるようにしました。
というわけで、新たに自作したデスクがこちら↓!
最近はBlu-rayディスクで映画を観るためだけに使っているPlayStation4もすっきり設置できたし、以前よりもディスクを入れやすくなったので便利です。けっこうフィーリングで大きさなんかは調整していったんですが、機材の大きさ的にもちょうど良い感じ。ちなみになんですが、これを機にターンテーブルから脱却してみました。
右に見えるのはオーディオインターフェース型のミキサーコンソールですが、このデスクなら常設で置いておけるので、Podcastなんかを収録するときもマイクをすぐにつなげて便利なのではないかと思っています。
FLEXISPOTで高さ調整も簡単(電動)
今回の最大のチャレンジである「電動昇降式の脚を使う」ということで、ベースとして使ったのが「FLEXISPOT」というブランドのもの。おそらくですが、モニターアームなどを手掛けているLOCTECブランドと同じグループ会社のようです。
感想としては五つ星。電動なので結構ガタガタしながら上下するのかなと思ってましたが、とても静かにウィーンという感じで脚が伸縮します。
デスク天板の上にはDJミキサーとコントローラーに加え、モニターやiMacの負荷もかかっているのでかなりの重量がかかっているはずですが、この脚は80kgまでとかなり頑丈なつくり。脚自体が重たいのでグラつかないのもGOOD。
天板を抑えるフレームも伸びるので、今回のような長めの天板でも対応可能だし、電源コードを収納できるブラケットもついてました(今回は不使用)。
キーボードはデスク天板下に
加えてチャレンジしてみたかったのが、キーボードを収納できる引き出しをつけること。DJ機材を整然と並べてスッキリ見せたいので、キーボードは仕事をするときとか、ブログを書くときだけ引き出すような形にしたい。
ネットカフェなんかでよく見かけるので、これを採用すればキーボードにホコリがかぶらなくて良さそう!とずっと思っていました。
実はこれ、Amazonでは「キーボードスライダー」とかって検索すれば、既存のデスクに備え付けられるものが多数販売されています。ただ、既製品の場合はデスクに据付ける部分がちょっと不安ではあるんですけどね。
今回はデスク天板にブラケットを取り付け、直接レールが走るような仕組みにしてみました。使ったスライドレールは3段階に伸びるのでとてもスムーズです。
このスライダーレールをデスク天板に取り付けるための金具がこちら↓ デスク天板に直接穴を開けてガッチリ固定してしまえば、引き出し自体がグラグラすることもありません。
今回はFLEXISPOTの電源収納ケースを取り外して、変わりにこのブラケットを取り付けてキーボードスライダーを自作。電源関連のケーブルマネジメントはおいおい考えようと思っています。
iMacとサブディスプレイはアーム式へ
あとはパソコン関連の設置について。DJ機材を扱いやすくするために上下に高さ調節ができるということは、普段使っているiMacがどの位置にあっても良いということなので、ディスプレイアームで浮かせてしまうことにしました。
27inchのiMacはとても重いのでちょっと不安でしたが、専用のアームが販売されているのを発見し購入。海外ではiMacの脚にくり抜かれた穴をVESAマウント化する部品もありましたが、強度不足っぽくて不安だったのでこちらを購入。
また、サブで使っているディスプレイは脚自体を取り外して、こちらもアーム化。ブランドは「Ergotron」というところの「LX デスクマウントアーム」を選んでみました。AmazonベーシックにOEM提供している会社ということで、ある程度信頼が置けるものだろうとの理由ですが、実際センチュリーのアームより「Ergotron」のほうがデスク天板に留めるパーツが大きめにできていて、しっかり固定されている安心感はあります。
DJをするときは奥に、仕事をするときは手前に引き寄せて、映画を観るときは椅子をリクライニングにしてディスプレイも眺めやすく・・・なんて感じにできるので、疲れにくいです。
無垢板の加工から塗装は結構大変なので加工サービス利用もあり
制作過程はまた今度紹介しようかなと思いますが、正直DIYって結構大変でした・・・。初めてということもあって四苦八苦。しかも撮影しながらってかなりしんどかったです。
具体的には無加工の集成材を買ってきて、角の面取りをやった後ひたすらヤスリをかけて塗装準備。塗装は2度塗りしています。大体の要領は分かったので、次回からはもっとスムーズにできるかなとは思うけど。
今回使ったのは無垢板 面取り、研磨後に塗装も
落ち着いたデスクにしたかったので、使ったのはウォルナット風。塗装に使ったのは厳密にいうと「色もつけられるニス」という商品。2度塗りすれば水もはじくので、コーヒーなんかの染みもつかないし、水滴がたまってでカビたりもしなさそう。100℃まで耐えられるそうです。
制作するのもの凄く大変だったんですけど、たまにはDIYも良いですね。制作過程は写真のほかに動画も録ってみたので、スタンディングテーブルを自作したいひとのためにYouTube動画にでもまとめておこうかなと思います。乞うご期待。