あけましておめでとうございます。

このブログもかれこれ11年目。2019年は結構頑張ったつもりですが、100記事は超えず。2020年はもう少しライトなIT雑談みたいな記事も書いてみながら、更新頻度を上げていきたいなあといったところです。

というわけで新年1つめの話題は2020年予想。去年のお正月に「2019年のDJ機材予想!今年はどんなDJコントローラーが登場する?」と題した記事を公開してみたのですが、そこそこ的中したので今年も書いてみようと思います。

2019年の潮流

2019年の大きなトレンドとしては機材の低価格化がありました。Pioneer DJは2018年以降、DJコントローラーのDDJシリーズからどんどん価格の安い普及機モデルをリリースしてきていて、特に2019年5月に発売されたDDJ-200は3万円を切ってくるモデルになってきました。このあたりが機材の最安値かもしれません。

このモデルのおかげでクラブでパーティーとまではいかないけど、お部屋でちょっとDJを楽しみたい、というカジュアルDJ層が一気に広まったのが2019年ですね。

最近では大箱のクラブでもDJミキサーとCDJというセットアップスタイルから、大型のDJコントローラーを設置しているケースも多くなってきましたが、各社DJ機材メーカーの戦略としては、大箱のクラブやフェスで自社のフラッグシップモデル(30万円オーバーの高級機)をブランドとして押し出しつつ、同じレイアウトデザインを踏襲した安価な普及機を一般向けにアレンジして販売していく、という流れができてきていますね。

合わせて普及機の特徴としては、SpotifyやBeatportのストリーミングサービスとの連携が本格的に始まったのも2019年でした。ここは予想が的中。

2020年はどうなる?

5Gはまだまだ、ケーブルが主流だがUSB Type-Cが主流へ

去年の予想で意外と外れたのは「ケーブルがそろそろUSB Type-Cになる」というところ。iMacやMacBookProを使っていると、ほとんどの端子はType-Cなので、正直全てのガジェットはUSB Type-Cにして欲しいと思ってる勢なんですが、WindowsをベースにしたパソコンではまだまだUSB Type-Aが主流。2019年にやっとUSB Type-CのパソコンがWindowsベースでも出てき始めたところなので、DJコントローラーでUSB Type-Cに対応したものが出てくるのは、2020年後半ぐらいからなんじゃないでしょうか。

というわけでこれからDJ用のパソコンを買おうと思っている方がいらっしゃったら、オススメするのは端子が4つともUSB Type-C対応のThunderbolt 3になっているMacBookProですね。公称40Gbpsぐらいの転送速度があるので、データの転送はLANケーブルよりも速いことになります。

理想的にはWi-Fi規格がver6(ax)になれば有線ケーブルで接続する手間すら省ける時代が到来しそうな気もしますが、端末の単価も高そうなのでまだまだ普及にはほど遠いかも。ただ将来的には、パソコンも経由せずに5GでストリーミングDJなんてことが可能にはなるんだろうなとは予想しています。5Gは基地局対応が全然まだなので、一般に浸透するのは2022年ぐらいですかね。

クローンモデルの登場と中国メーカーの台頭

ダンスミュージック界隈の機材といえば昔からRoland、Pioneer、DENONといった日本勢が優勢ですが、近年ではドイツのBEHRINGERやNative Instrumentsなどのメーカーも台頭しつつあります。これらの工場は大抵中国で生産しているわけですが、そのノウハウを使って、そろそろ中国の機材メーカーというのが出てくるのではないかなと僕は思っています。

ほぼパクってると言われても・・・

2019年に衝撃だったのはBEHRINGERがRolandの名機TB-303のクローン「TD-3」をリリースしたこと。クローンというのは、要は丸パクリモデルということです。BEHRINGERはその後、TR-808のクローン「RD-8」とかもPRリリースしちゃったので(まだ発売はしてない)、おそらくRolandと揉めてるんだろうなあとは思いますが、今後はここに中国勢が加わって、日本VS欧州VS中国という三つ巴の戦いに突入していくのではないかと思われます。

DJ機材はもちろんですが、楽曲制作に必要な機械それ自体のレイアウトって、もうほぼ完成されちゃっているというか、よほどのことが起こらない限り、変化が起こらないとは思うので、クローン戦争というのは今後頻発するでしょう。対するRolandなんかはTB-303とTR-808のデザインに関して、商標登録を出願していると報道されているので、日本の知財を守るという観点からすると頑張って欲しいものですが、デバイス自体の進化に繋がっていく話でもあるので、今後の熱い戦いに期待といったところでしょうか。

SSDによる楽曲管理で高音質化・大容量データ化

あとは楽曲管理のためのストレージ関連。これまでUSBメモリ対応のDJコントローラーを使っていたDJは、スティックタイプのUSBメモリを使って楽曲を持ち運んでいたわけですが、最近では外付けのストレージがかなり安価になっています。特にハードディスクドライブより、SSDタイプのストレージの値下がりがすごい。

1万ちょいで1TBとなると、突っ込める楽曲の数はもちろん、1曲毎のデータサイズももっと大きくできるので、mp3データでプレイしているDJはwavデータに、wavデータでプレイしているユーザーはAIFFデータでDJするようになるのは必至。特にAIFFデータは無圧縮な上に、wavデータと違ってメタデータの保存も可能なので、キューポイントなどをそのまま楽曲データに保存しておく、なんてことができるようになると思います。そこまで行くのはちょっと先かもですが。

エフェクターやサンプラーがもっと主流に

あとはプレイスタイルの話。先般DJスクールの「III FAITHS DJ SCHOOL」さんへお邪魔した際に聞きましたが、最近のクラブDJは、登場するDJが多いこともあって30分とかのショートスタイルが主流になりつつあるようです。そうなってくると、ド派手な演出をどう入れていくか?という流れになるはずなので、今後はサンプラーやエフェクターの存在感がどんどん増していくのではないかな?と思っています。Pioner DJなんかは最近ではサンプラー多いですね。

この流れでいうと楽曲制作とDJの融合。Native Instrumentsは社内プロジェクトとして「One Native構想」というのもあるそうで、今後いつになるかは不明ですが、DJ関連のソフトウェアと楽曲制作向けのソフトウェアを統合していきたいと公式に回答しています。現時点でも、僕の使っているTRAKTORにはサンプラー機能や簡単なステップシーケンサー機能は実装されているので、これからのMASCHINEソフトウェア(NI社の楽曲制作ソフト)との統合はけっこう胸熱。

今年はどれだけ当たる

というわけで去年はマグレでそこそこ当たりましたが、今年はどうでしょうか。2020年の各社の動きに期待したいところです。というわけで、今年もよろしくお願いいたします。

 

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