自分の作業デスクを、もっと気軽にDJできるようにしたい!と思い立ってDJテーブルをつくることにしました。今後しばらく茶番にお付き合いいただけると幸いです。
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オフィス移転で気づいたテーブルの重要性
ちょっと前の話なんですけど、会社のオフィスが完成したばかりのオフィスビルへ引越ししました。綺麗なオフィスってやっぱり気持ちが良くて働きやすい。前のオフィスでは椅子や床が結構壊れてて、正直この会社辞めたろかなと思うぐらい汚かったんですけど、オフィスが綺麗って素晴らしいですね。
で、そんな新しいオフィスなんですけど、ミーティング用のテーブルが新調されていて、これが凄く良い。FlexiSpotというブランドのミーティングテーブルなんですけど、電動で高さが変えられるようになっています。イメージがつきにくいと思うんですが、下の動画のもっと大きな法人向けモデルのようです。
これが物凄い仕事が捗るんですよね。何せ立ったままみんなでミーティングしているので、眠たくなることもないし、集中してさっと打ち合わせして解散っ!という感じ。電動式昇降スタンディングデスクって呼ぶらしいんですけど、アメリカのシリコンバレーなんかでは個人向けとしてもポピュラーなもので、Appleではエンジニアには全員貰えるらしいです。羨ましい。
これ便利だわーと思って、毎日うぃーんって高さを上げてミーティングしていたんですけど、ふとあることに気がつきました。
これDJ用のテーブルにぴったりなんじゃね?
クラブなんかのDJブースって、ちゃんと機材を操作しやすいようにできていて、みぞおちぐらいの位置で機材を操作できるように設計されてるですけど、このテーブルでDJ機材置けたらすごいDJしやすいだろうなって仕事中に思っちゃったんですよね。しかも、そのときの気分で高さを下げることもできるから、家で仕事をしたりブログを書くときは下げて使う・・・なんて使い分けもできそう。これは買うしかないやろと。
DJテーブルを普段使いするためにDIYしたい!
ただ、こういうデスクって需要が少ないせいもあってサイズの選択肢が少ない。だったら自分でDIYしようかなと思ったわけです。
念の為に解説しておくと、DJテーブルというのはDJ機材を置いて使うことに特化したテーブルのこと。大抵高さ調節ができて、ぐらぐらしないためにスチール製のものが多いです。
安いものでは1万円台後半から、高くて3万円ぐらい。パソコンですくと兼用で使ってるDJも多いんですが、何せ既製品なので部屋のサイズ感と微妙に合わないというのが難しいところ。僕が普段、仕事を持ち帰ったりブログを書いている部屋はこんな感じなのですが、実はデスクの左側が余っていてちょっと気持ち悪さもある。ここに電動昇降式のスタンディングデスクを置きたい。
DJミキサーなんかは、デスク下の運搬ケースのなかにしまっていてたまに取り出しているのですが、いちいち引っ張り出してくるのが面倒なので、その他の機材と一緒に常設しておきたい。これはDo It Yourselfの精神で是非自作したい。
で、FlexiSpotという会社の商品を調べたら、個人向けではデスクの土台となる脚部分とデスク天板は別売になっている模様。
つまり、FlexiSpotの脚を買ってきた後に、自分で木材を買ってきて被せてしまえば、部屋のサイズにぴったりのDJテーブルが完成するのではないか?そう思ったわけです。
DJテーブル(スタンディングテーブル)に必要なものを揃える
というわけで簡単に書くと「脚はFlexiSpotの電動式昇降モデルのものを買って、木材の天板を据つける」という手順になるわけですが、僕の場合DIYなんて、ほぼほぼ未経験なので、事前に計画を立ててみました。
- 木材の調達先を検討する
- サイズ、価格を勘案してデスク天板に使う木材の種類を決める
- 天板に最適な塗装について考える
- 必要な道具を揃える
おそらく、問題なのは木材選びと塗装ですね。
都内で木材を変える場所を探す
まずは木材をどこで買うかだな、というわけでいろんな場所を調べて実際に行ってみました。廻ったお店は①東急ハンズ渋谷店、②近所のホームセンターA、③近所のホームセンターB、④スーパービバホーム豊洲店、⑤東急ハンズ新宿店の5つ。木材に特化した通販サイトなんかもかなり調べました。
結論から書くと近所のホームセンターは品揃えが微妙。都内のホームセンターって結構こじんまりしているので、2×4(ツーバイフォーと読むらしい)資材とかを買うには良いかもしれませんが、理想の木材を吟味するには向いてなさそう。
品揃えに驚愕したのはスーパービバホーム豊洲店。広さと品揃えは都内随一。工務店の方もよく使うらしく、店内は工務店のおっちゃんらしきひとも多かったです。
あと安い。パイン集成材やスギの無垢ボードなんて5000円とかで売ってるし、高級家具なんかに使われるオーク材(ナラの木のこと)も1万円以内で入手可能。
その次に良かったのは東急ハンズ。さすがにビバホームより品揃えは劣りますが、大きなサイズの集成材もあって便利。
買うならビバホームか東急ハンズかな、とあたりをつけたところで、購入できそうな木材を吟味することに。木材の通販サイトでそれぞれの素材の強度なんかを調べてみました。
木材の種類について
いろんな売り場をウロウロして、最終的に候補になたのはこの4つ。赤松というのはパイン集成材としてよくホームセンターでも見かけるものですね。加工もしやすいので人気。でビバホームにあったのがスギとオーク。ラジアタパインは東急ハンズの渋谷、新宿で見つけました。
今回DJテーブルとしても使うことを考えると、かなりの重量がかかることからある程度強度が欲しいなと思い、ラジアタパインを選んでみました。余談ですが木材には硬さを表す強度という指数があって、0.47とか0.38とかいろいろあるんですけど、これが大きい数字ほど硬い木材ということらしい。
本音を書くとビバホームのオーク材(厚20mm)を買いたかったのですが、FlexiSpotの脚と天板を取り付けるネジの長さが16mmで、厚み不足の不安があり、厚さ25mmのラジアタパインを東急ハンズ新宿で購入しました。
木材自体は1万円ぐらいだったのですが、部屋の大きさに合わせるためカット加工をお願いしてみました。あと、最初は新宿から手持ちで山手線に乗って帰ろうかなと考えていたのですが、さすがに面倒だなと思って配送サービスを利用。合計金額は12,830円。どこのお店も木材の配送サービスは完備してあったので、今後DIYするときも利用してみようかなと思います。
塗装について
僕はデスクを使う際、仕事やDJをしながらよくビールを飲んで酩酊したりすることもあったりするので、できれば耐水性のあるデスクにしたい。というのも今使っているデスクが既に変色しつつあり、割と汚いなあと思っていました。
調べてみると木材塗装のセオリーとしては①塗料→②仕上げ剤という順番があるらしく、②の仕上げ剤を活用することで耐水性のあるデスクをつくることができるそうです。ただ今回は自分が初心者ということもあり、あんまり面倒な手順を採用したくない。ただでさえ同じ塗料を2回とか3回とか重ね塗りしなくちゃいけないのに、色つけた後に仕上げ剤とか面倒すぎだろ、と思って探したところ、良いものが見つかりました。
アサヒペンのこの塗料は仕上げ剤ではあるんですけど、色もつけることができて100度まで熱耐性もあります。DIYの動画を公開しているYouTuberで採用率が異様に高かったため(提供案件ではなさそう)、これを採用することにしました。
あと人気だったのがBRIWAXというワックス。これも仕上げ剤のようですが、原料が蜜蝋らしく固まるというよりは油脂性の皮膜をつくるようなイメージですかね。
あとはワトコオイルというもの。これも使っているひとが多そうでした。
木材と塗装や仕上げの組み合わせに関しては、用途との相談かなと思います。あまり重たいものを載せないようなダイニングテーブルなんかであればスギの集成材で問題ないですし、スギの木を使うのであれば表面だけ仕上げして裏面は無垢状態で木を呼吸できるようにしたほうが、木材の良い香りがする部屋になるんじゃないかなと。
あとは広い塗装面を塗る時は刷毛よりもコテを使ったほうが便利という意見も見受けられたので、コテハケ。ちなみに受け皿とセットになっているものを選ぶと良いです。もちろん天板の横部分を塗るためにも刷毛は買っておきました。
その他の木工道具について
あとはその他の木工道具。今回木材はカットしてもらっているものの、角を取ってないので削って滑らかにしておく必要があります。ヤスリに関しては、仕上げ剤を塗る前や2度塗りの前にもヤスリがけが必要らしいので、細かい番目のものも必要。あと、ホームセンターのお兄さん曰く「大きな天板をヤスリがけするときに手だけで頑張るのは絶対にしんどいので、サンダーを買っておいたほうが良い」と言われました。
サンダーというのは、ヤスリをセットして使うツールで、広い面積をやすりがけする際にかかる手の負担をかなり軽減してくれます。
ただ自分の場合そこまでDIYこれからやっていくぜ!というテンションでも無いので、電動サンダーはちょっと敷居が高いかな。というわけで普通のヤスリホルダーと呼ばれている手動のものを買ってみました。
最後にヤスリ。ヤスリは大きな番号になるほど目が細かくなって滑らかにヤスリがけできるようになるわけですが、角の丸みをとるための木工用ヤスリと表面を整えるためのサンドペーパーセットを買ってみました。
届くまでにアーム類などその他の資材を検討する
デスクそのものもそうですが、ディスプレイを固定するアームやキーボードを隠して収納できるキーボードスライダーなども一緒に用意しようかなと思っているので、その記事は次の機会にまとめようかなと思います。というわけで11月の頭にはいろんなものが到着すると思うので、お楽しみに。