あけましておめでとうございます。

2018年はiPhone対応や、PC要らずなどいろんなDJコントローラーが登場しました。僕個人としては、iPhoneやiPad対応のDJコントローラーがどんどん登場してきているなあ、というのが素直な実感。

2019年はもっと細かな仕様がますますアップデートされていくんだろうなと考えていて、今回は新年一発目の記事というわけで、ちょっと今年どんどん強まっていくだろうDJ機材まわりの潮流について、簡単に予想していこうかなと思います。

DJと音楽制作の融合

僕のメイン機材はNative InstrumentsとPioneer DJなのですが、十数年前からの傾向が一気に強まってきている気がします。Native InstrumentsはDJコントローラーでSTEMS、つまり1楽曲を4つのチャンネルとして分割してコントロールしていく仕様に対応。リアルタイムでリミックスレベルのパフォーマンスが可能になってます。

Pioneer DJはかつてRolandが目指したようなシーケンサー機材を、これまでのPioneer DJの人気シリーズと連携できるような仕様に。

そのほか、DJ中にガンガン使えるサンプラーも。

iLinkなどの同期システムも今後進化するんだろうなあと思うと、AKAIのMPCのような機材がNative Instrumentsからも登場するのではないかなと期待。

ディスプレイのリッチ化

順当な進化としては、DJコントローラーはもちろん、各種DJ機材のディスプレイがリッチになっていくことは容易に考えられます。

現状では高級な機材にしか実装されていない液晶ディスプレイですが、今後はタッチパネル式の高輝度ディスプレイの実装によって、選曲やエフェクトの選択などがディスプレイを見ながら一覧から選ぶ、という感じになっていくことは確実かなと思います。

一方で、エフェクトのパラメータといったシビアなところはフィジカル主体のノブ式がメインといった感じで、住み分けが進んでいくのではないかなと思います。

USB Type-Cによって電源ケーブルは不要に

Windowsユーザーにはまだちょっと馴染みが薄いかもしれませんが、Macユーザーにとっては馴染み深いものになりつつある、USB Type-C。USBフォーマット最新のこのコネクタは、スマートフォンデバイスはもちろんMacBookなどのデバイスへも給電可能な仕様になっていて、DJコントローラーであれば給電しながらプレイすることが可能になります。

現段階ではUSB 3接続が多いDJコントローラーですが、今後はUSB Type-C接続によって、給電しながらプレイすることが可能に。電源コードが本当に不要になる日も近いかなといったところでしょうか。

さらに書くなら、前述の「ディスプレイ実装のDJコントローラーが増える」という観点からも給電できるUSBというのは大きなメリットになっていくだろうなと思います。

楽曲メディアはサブスクリプション対応していく

2019年1月現在、楽曲データの管理といえばもっぱらPCやMacに入れるもの、その他の選択肢があるといってもUSBストレージもしくは、USBメモリスティックといったところ。

今後はBeatportのようなDJ楽曲専門のデジタルプールから、定額制のサービスが出てくることは確実、というか厳密に書くと(DJソフトウェアからBeatportのカタログを参照する機能って)既にあるんですが、僕が強調したいのは「楽曲データ自体がクラウド化するのではないか」というところ。

クラブでDJ専用の安定した回線さえ用意できれば、1曲のデータってそんなに重たくないわけで、究極言うとデータとして持ち歩く必要ってあんまり無いと僕は思うんですよね。

実際スマートフォンのDJアプリではサブスクリプション制の音楽サービスに対応しているところもあるし、Traktorのver3アップデートの記事でも書きましたが、最新のTraktorはSoundcloudのカタログを使い放題にすることもできます。

2019年内というのは難しいかもしれませんが、いずれApple MusicやSpotifyといった主要なサブスクサービスとNative InstrumentsのTraktor、Pioneer DJのrekordboxそれぞれのDJアプリケーションは連携。楽曲データはダウンロードすることなく、オンライン接続で数万曲を自由にミックスすることができるようになるでしょう。というか、そうしてくれ早く。

そうして新しいプレイスタイルが生まれていく・・・

面白くなっていくのは機材やサービスだけではなくって、本当に楽しみなのは、それによってどんな新しいDJスタイルが生まれてくるか?というところ。

もともとDJのパフォーマンスというのは、12インチレコードであったり、当時のクラブの設備や、オーディエンスのニーズに答えるものとして進化してきた。今後はそれに加えて、テクノロジーという観点からも変化のバイアスがかかっていくのではないかなと僕は期待しています。

未来にはニコニコ生放送やYouTube Liveを通じて、オーディエンスの気分に応じた楽曲がレコメンドされるようになったりするのかもしれません。そうなるとDJとは?選曲とは?という垣根がますます曖昧になって、今とは全く違うスタイルが生まれてくるのかもしれませんね。

 

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