「在宅勤務」と呼べば良いものを「リモートワーク」って言ったり、はたまた「Work From Home」って言ってみたり用語が乱立している感じを見ると、みんなまだまだ慣れていないところなのかなと感じています。実際ZOOMやMicrosoft Teamsを使ってみても、クラウドサービスよりも接続するひとの「テレカン・リテラシー」みたいなものが求められている感じはあって、安定してビデオ接続できるPCスペックとか、マイク品質とか、そういうものがこれから数ヶ月で各々準備がされていくんだろうなと思います(大抵は皆、回線のせいにするw)。
その要素のひとつになりそうなのが、音楽。僕はリモートワーク中に音楽をずっと流しているのですが、最近だとiTunesのプレイリストからYouTubeのDJライブ配信へと移行しつつあります。今日はいつもチェックしているYouTubeチャンネルをいくつかご紹介します。
Boiler Room
Boiler Roomは「Boilerroom.tv」が運営するYouTubeチャンネル。2010年から開始されたプロジェクトで、これまで様々なDJやアーティストが出演しています。Boiler Roomは大抵がパーティーを固定カメラで写したDJ mixiのものが多くって、これは実際に開催されているクローズドパーティーの様子。インビテーションを受け取ったひとだけが現地で参加できるそうです。
Boiler Roomはアーカイブ量もさることながら、有名なアーティストが多いことも強みですね。これまで名だたるDJのプレイも無料で視聴することができます。
YouTubeプレミアムに入っている方なら、ストレス無く丸ごとmixを聴くことができるので、かなりオススメです。
Cercle
Boiler Roomの後を追っていると言えるのが「Cercle」。こちらもBoiler Roomと同じくDJのミックスが中心なのですが、Boiler Roomと違うのはパーティーの場所。閉鎖的なクラブではなく、Cercleのパーティーは大抵が世界遺産に指定されているお城や美術館、絶景の見える会場などが多いです。過去にはフランスのエッフェル塔で開催されたパーティーも。
こちらのBlack Coffeeがパフォーマンスしているホールは、パリのサレ・ワグラム。1865年に建てられた大講堂。日本と違って煙草吸ってるひとがいないし、楽しそう。
その他にもお城で開催されてるものも。これは1547年に建てられたフランスのシャンボール城ですね。
絶景系でいうとバリの会場からの動画もあったり。
環境映像としてもクオリティが高いので、僕はBoiler RoomよりCercleを見ているほうが多いですね。
Artzie Music
次は個人チャンネル。Artzie Musicは2011年にスタートした個人チャンネルで、どうやら大阪のデザイン事務所から発信されているみたい(詳細知ってるかたいたら教えてください)。ジャンルとしてはFuture Funkと呼ばれたりする昭和歌謡にインスパイアされたダンスミュージックが多いですね。
このチャンネルはミックスはあんまり無いのですが、よく聴いているのはこれ。いわゆるFuture Funkミックス。
昔のVHSテープから起こしたようなアニメ映像が、なんだかノスタルジックでツボ。
Ganymede Cafe
和物のチャンネルも結構見てるんですが、最近の楽曲よりも80年代ぐらいのシティポップが多くなってきていて、なかでもGanymede Cafeはかなりツボですね。
竹内まりや 「Plastic Love」とか、八神純子「黄昏のBay City」とか、そういう系統になりますね。
ChilledCow
ChilledCowは一転して、HIPHOP系。特にLo-Fiと呼ばれるようなアナログな音をサンプリングしたものが多いですね。基本24時間ライブ配信しているようです。
↓こちらが現在24時間ライブ配信されている動画。一聴して分かりますが、チル系のサウンドなので、仕事中というよりリラックスタイム向きかもしれません。
STEEZYASFUCK
同じ系統としては「STEEZYASFUCK」も。
こちらもリラックス系のHIPHOPですね。ミックスされている楽曲が常に表示されているので、「お、これは良いかも」と思ったらチェックできるっていうところがGOOD。
僕はよく、寝る前にiPadでネットサーフィンしてるんですが、YouTubeを同時に起動してこのチャンネルを流していることが多いですね。で、眠たくなったらそのまま切って寝るみたいな。
MeditationRelaxClub – Sleep Music Mindfulness
その他にオススメなのが環境音系。昔、入院したときに部屋がうるさいので落ち着くために「雨の音」をずっとYouTubeで聴いていたのですが、これが意外と精神を安定させるのに良いようで、以来ずっと通勤途中とかにも使っていました。最近では音楽を聴くのに飽きたらこういうのを聴いていることが多いです。
よく聴いているのはこちら。雨の音って微妙に好きなものと嫌いなものがあって、僕は結構豪雨な感じが好きですね。トタン屋根に打ち付ける音が入っている動画とかも結構あるんだけど、個人的にはそういう人工物の音がしないほうが落ち着けます。
LoungeV Films – Relaxing Music and Nature Sounds
環境恩で他のものを探すとすれば、あとはスピリチュアルな感じのものも。スピってる系の動画自体は実は苦手なんですが、大抵そういうチャンネルの映像は4Kで配信されていて画質が良いので、たまに見ています。
これはドローンで撮影されたと思われる空撮映像。こういうのも良いよね。
意外にradiko大活躍・・・という説も
あとはなんと言ってもradiko。人が喋ってる声って、やっぱり安心する感じあるし、ラジオってほど良い情報量なので、仕事の邪魔にならないというのが良いです。ちなみに僕は、大阪にいた頃からプレミアム会員。TBSラジオのウィークエンドシャッフルを聴くために登録したのですが、RHYMESTERの宇多丸さんがアフターシックスジャンクションという番組を帯で担当されるようになったので、さらに使うようになりました。
人と会わなくなるっていうのは、すなわち他人の意見を聞く機会がなくなるってことなので、ネットニュースや新聞からの情報収集だとどうしても偏りがち。以前、複数の新聞をとっていたこともありますが、結局ニュースの結論(ないしは世論に伝えたい印象)を決めるのは各社バイアスがかかっているものなので、ラジオのようなコンテクストのあるメディアで、ラジオパーソナリティのような人となりのわかってるひとの意見を聴いてみるとか、そういうほうがまだ安心できる気はします。